オニャンコポンのキャリアはまだ5戦だけなので、近走のみを振り返る。
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オニャンコポンのここまでの走り
21/9/11 2歳新馬
中山 芝2000m 良
着順:1着(2.04.2・-0.3差)
騎手:菅原明良(54キロ)
7枠10番から道中は12番手追走。
かなり緩いペースの中、3~4角でペースアップ。
4角は先頭で直線に向くと、直線は坂の上りで突き抜けた。
新馬戦らしい緩い流れからの終い勝負。
時計は平凡。
平均的な勝ち上がり。
21/11/7 百日草特別(2歳1勝C)
東京 芝2000m 良
着順:1着(2.02.7・クビ差)
騎手:菅原明良(55キロ)
8頭立ての小頭数。
7枠7番から道中は2番手追走。
道中の緩い流れを経て、4角は先頭に半馬身差せまって直線。
直線は絶好の手応えで坂を迎え、坂の上りで先頭に立つと、外から追い上げて来たホウオウプレミアの強襲をクビ差凌いでゴール。
ここもまた緩い流れで時計も遅い。
2着馬にクビ差まで迫られたのでは評価できない。
21/12/28 ホープフルS(G1)
中山 芝2000m 良
着順:11着(2.01.7・1.1差)
騎手:菅原明良(55キロ)
スタートややあおったが、大きな出負けにはならずに、道中は先団4番手を追走。
しかし、3~4角で、集団が離して逃げるグランドラインとの差を詰めようとペースアップしたときに、この馬はついて行けず、4角は6番手あたりに順位を落として直線。
直線は馬群の外目から追い出しに入るが、脚色鈍く、坂の下では一杯気味。
前2走とは、道中のペースがまったく違った。
このクラスのレベルには、まだ届いていないのかもしれない。
22/1/16 京成杯(G3)
中山 芝2000m 良
着順:1着(2.01.3・-0.2差)
騎手:菅原明良(56キロ)
前半~中盤は中団のやや前、6番手の外あたりを追走。
しかし、3角手前で順位を下げて、中団の後ろ、10番手の外。
4角も中団の後ろ、10番手の外を回って直線。
直線は馬群の外目から追い上げに入り、坂の途中で先団の馬をまとめて交わしてゴール。
これまでとは違って、控える競馬で結果を出した。
前走を見ると、その方がいいのかもしれないが、いずれにしても本番の流れはこんなものではない。
前走の流れで結果を出せていないのは、やはり物足りない。
22/4/17 皐月賞(G1)
中山 芝2000m 良
着順:6着(2.00.1・0.4差)
騎手:菅原明良(57キロ)
道中は中団のやや後ろ、11番手の外。
3角も11番手の外から、4角に向けては外を回して進出開始。
4角は8番手の外で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げに入り、良い脚を使って伸びてはくるが6着まで。
道中終始外々を回りながらも最後はそこそこの脚を使っている。
位置取りがもう少し前目なら掲示板はあったかも。
いずれにしてもこの馬、そこそこ走る。
オニャンコポンの脚質
先行押し切り、もしくは道中控えて終いを生かす競馬。
「ホープフルS」では先行策で大敗を喫し、「京成杯」では控える競馬で勝ち切った。
派手さはないが地味に走る。
展開さえ向けば、上のクラスでも上位に食い込んで来る力はありそう。
オニャンコポンの血統背景
父はエイシンフラッシュ(ミスプロ系キングマンボ/日本ダービー、秋天、春天2着、有馬記念2着)。
母の父はヴィクトワールピサ(サンデー系ネオユニヴァース/皐月賞、有馬記念、ドバイワールドカップ)。
近親にサトノインプレッサ(毎日杯)。
次走、東京優駿(日本ダービー・G1)に向けて
次走は5月29日(日)、東京競馬場 芝2400mで行われる「東京優駿(日本ダービー・G1)」。
前走を見る限り、2400mの距離はまったく問題なさそう。
展開さえ向けば、上位に食い込んで来る力はある。
⇒その他、日本ダービー(G1)の出走馬を分析