ソーヴァリアントのキャリアはまだ4戦だけなので、近走のみを振り返る。
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ソーヴァリアントのここまでの走り
20/10/11 2歳新馬
東京 芝2000m 稍重
着順:3着(2.04.9・0.4差)
騎手:戸崎圭太(55キロ)
スタート出遅れて後方から。
道中はほぼ最後方を追走し、4角は後方9番手で直線。
直線は馬群の外から追い上げてくるが、前の2頭も止まらず3着。
稍重の馬場状態で、後方から一気に追い上げた末脚は非凡かも。
20/11/7 2歳未勝利
東京 芝2000m 良
着順:失格(1着失格)
騎手:戸崎圭太(55キロ)
スタートは出遅れて、道中は10頭立ての7~8番手。
4角も後方8番手で直線に向き、馬場の内目を追い込んで、先に抜け出していたウインザナドゥをゴール前で交わして勝利。
今走も出遅れたが、終いは確実に速い上りを繰り出してくる。
※尚、ソーヴァリアント号は禁止薬物「カフェイン」検出により失格となった。
【期待できる能力】
- 瞬発力
21/1/10 3歳未勝利
中山 芝2200m 良
着順:2着(2.17.0・0.1差)
騎手:戸崎圭太(56キロ)
スタート出遅れて道中はほぼ最後方。
しかし残り1000mを過ぎたあたりから加速を開始して、3~4角では大外を回して進出し、4角は5番手の外で直線。
直線も馬群の外目から追い上げて、坂の上りで一旦は先頭に立つが、グローリアスサルムの外からの強襲にクビ差屈して2着。
レース展開は、前半は緩かったものの、後半残り1000mからはそこそこ締まった流れになった。
その流れをマクリ気味に上がって行ったソーヴァリアントは、終始馬群の外目を回りながら、かなりの長くいい脚を使っていたもよう。
勝ちに行って最後は差されたが、強い競馬を見せた。
【期待できる能力】
- スピード持続力
21/1/24 3歳未勝利
中山 芝2200m 不良
着順:1着(2.21.8・-0.3差)
騎手:戸崎圭太(56キロ)
今走はスタートは五分に出て、道中は2番手の追走。
不良馬場でかなりペースは緩くなったが、4角では早くも先頭に立ち、直線は馬場の良い外目をグングンと加速。
坂の上りで後続を突き放すと、そのまま押し切ってゴール。
レースの上りは37.9秒。
まだまだ未勝利戦だが、この馬、瞬発力と持続力のほかに、パワー、底力も兼備している様子。
あとはこれらの能力がどれだけ上のクラスで通用するか。
【期待される能力】
- パワー
- 底力
ソーヴァリアントの脚質
スタートがあまりうまくはないので、後ろからの競馬になることが多いが、確実な末脚を持っているので、上りが極端に速くならなければ勝負になる。
また、スピード持続力もありそうで、前からの競馬でも十分に戦える。
まだまだ未勝利戦の勝ち上がりだけだが、楽しみな一頭。
ソーヴァリアントの血統背景
父はオルフェーブル(サンデー系ステイゴールド)。
母は2008年の「桜花賞」で3着に入ったソーマジック。
母の父はシンボリクリスエス(ロベルト系)。
半姉に2020年の「秋華賞」2着馬、マジックキャッスル。
ソーヴァリアントの次走
次走は3月7日(日)、中山競馬場 芝2000mで行われる「弥生賞(G2)」。
主戦騎手の乗り替わりはマイナス要素だが、重賞でどのような走りを見せるのか? 楽しみな一頭。