モリアーナのキャリアはまだ浅いので、近走のみを振り返る。
モリアーナの前走
23/9/9 紫苑S(G2)
中山 芝2000m(内)稍重
着順:1着(1.58.0・-0.1差)
騎手:横山典弘(54キロ)
道中は後方15番手の内目を追走。
3~4角で外に出して、4角は14番手の外から直線。
直線は大外に進路を取るのではなく、馬群の中ほどから馬群を縫うように伸びてきて、ゴール前、前で粘り込みを計るヒップホップソウルを半馬身交わしてゴール。
後方からの追い込みは、展開が向いた側面も当然あるが、それでも、道中の比較的速い流れから、一頭だけ終いの脚が34秒台、それも前半の末脚は評価できる。
この馬としては初めての2000mだったが、これくらいの距離で、これくらいの流れが一番合っていたのではないか?
モリアーナの脚質
先行押し切り、後方からの追い込み。
ずっと1600mを主戦場にしていたが、「紫苑S」では初めての2000mで見事な差し切り勝ちを決めた。
この馬の場合、おそらく中距離の方が走りやすそうな感じ。
そして終いの脚は、キレッキレと言うよりは、タフな流れから繰り出すパワー系の末脚。
なので、レースの上りが速くなるなら、後方からだと差し届かない場面も出てきそう。
また、スローの切れ味勝負でも後手を踏みそう。
スタミナ、パワーを要求されるレースで浮上してくるイメージ。
さらに、「紫苑S」で見せた、馬群を縫うようにしての追い上げなど、かなり器用な一面も持ち合わせている馬で、小回りコースでは力が出せそう。
モリアーナの血統背景
父はエピファネイア(ロベルト系/菊花賞、ジャパンカップ)。
母の父はダイワメジャー(サンデー系/皐月賞、秋天、マイルCS連覇、安田記念)。