2023年1月29日【シルクロードS】終了時点までのデータをもとに、エイティーンガールの好走パターンを分析。

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エイティーンガールの距離適性

エイティーンガールはこれまでに芝1200m~芝1400mまでの距離のレースに使われてきた。

各距離の着度数は次の通り;

  • 芝1200m(6-4-1-17)
  • 芝1400m(0-0-0-2)

現状ではベストは千二で間違いない。

エイティーンガールの脚質

位置取りは中団、もしくは後方から、直線追い込んできて差し切るパターンがベスト。

近走では後方からの競馬が多くなっているので、上りがかかってこないと上位食い込みはむずかしい。

嵌ればその末脚は強烈だが、道中の流れが速くなると、末脚も少し鈍ってくる印象がある。

エイティーンガールのコース適正

エイティーンガールの競馬場ごとの着度数は次の通り;

  • 札幌(1-1-0-3)
  • 函館(0-0-0-1)
  • 中山(0-0-0-4)
  • 中京(0-0-0-5)
  • 京都(2-2-1-1)
  • 阪神(2-1-0-4)
  • 小倉(0-0-0-1)

直線急坂は阪神までならいいが、中京、中山だと苦戦傾向。

最後の直線は平坦の方が終いは切れる。

エイティーンガールの持ち時計(ベストタイム)

エイティーンガールの芝1200mの持ち時計は次の通り;

  • 芝1200m:1.07.8 3着(0.1差・京都)

基本的には時計が速くなると厳しい。


エイティーンガールの重馬場適正

エイティーンガールの稍重も含めた道悪競馬での実績は;

  • 稍重(0-0-0-3)
  • 重(2-0-0-2)

札幌の重馬場を制し、3勝クラスでも良馬場ではあるが、稍重明けの時計のかかる馬場で伸びてきている。

道悪は歓迎の口だろう。

エイティーンガールの鉄砲実績(休み明け)

エイティーンガールの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;

  • 10週以上(1-1-1-6)

叩いてからは;

  • 2戦目(2-2-0-4)
  • 3戦目(0-0-0-6)
  • 4戦目(3-0-0-1)
  • 5戦目(0-1-0-1)

この馬、中1週で使われると(2-2-0-0)と調子が良い。

基本的には叩き良化型なのだろう。

エイティーンガールの枠順適正

エイティーンガールの枠番別着度数は;

  • 1~4番(2-0-0-2)
  • 5~9番(2-2-0-12)
  • 10~14番(2-1-1-5)
  • 15~18番(0-1-0-0)

枠順はあまり気にしない。

エイティーンガールの季節別着度数

  • 12~2月(冬):(2-2-0-4)
  • 3~5月(春):(0-0-1-5)
  • 6~8月(夏):(1-1-0-5)
  • 9~11月(秋):(3-1-0-5)

エイティーンガールの斤量別着度数

  • 52キロ(0-1-0-0)
  • 53キロ(1-1-0-0)
  • 54キロ(4-1-0-9)
  • 55キロ(1-1-1-8)
  • 56キロ(0-0-0-2)

エイティーンガールの連対体重

  • 430~462キロ

エイティーンガールの血統背景

父はヨハネスブルグ(ND系ストームキャット)。

ヨハネスブルクは欧州、米国で走り、芝のスプリントG1を3連勝。ダートの8.5FでもG1勝ちがある。

母の父はアグネスタキオン(サンデー系/皐月賞、弥生賞、ラジオたんぱ杯3歳S)。

エイティーンガールの近走

19/10/20 桂川S(3勝・ハンデ) 18頭立て

京都 芝1200m 良

着順:2着(1.09.1 クビ差)

騎手:池添謙一(52キロ)

中団の前目で脚を溜めて、直線は外目をグイグイ伸びてくるが、ゴール前勝ち馬に差されて2着。

馬場は稍重あがりの時計のかかる状態。

52キロのハンデも効いた感じ。

19/12/15 浜松S(3勝・ハンデ) 17頭立て

中京 芝1200m 良

着順:8着(1.08.9 0.7差)

騎手:秋山真一郎(54キロ)

中団の前目からの追走。

直線は伸びを欠いて、上り時計は34.0秒。

レースの上りが33.8秒と速く、速い時計、速い上りに課題を残した格好だが、長い直線の加速力にも不安を残した。

3歳牝馬で54キロのハンデも微妙に効いたか?

19/12/28 ファイナルS(3勝) 16頭立て

阪神 芝1200m 良

着順:1着(1.09.5 -0.4差)

騎手:武豊(54キロ)

出遅れて後方から。

しかしそれが功を奏したか、後方で脚を十分に溜めたエイティーンガールが大外から強襲。上り33.3秒の脚で圧勝。

道中のラップはかなり緩く、前有利の展開を差し切った脚は評価できる。

20/2/2 シルクロードS(G3・ハンデ)

京都 芝1200m(内)良 18頭

着順:2着(1.09.0・クビ差)

騎手:四位洋文(53キロ)

馬場は良馬場だが、前開催から引き続いて馬場は荒れ馬場。

エイティーンガールは後方から直線一気の差し脚。

内が悪く外差しが効く馬場、ハンデ53キロ。

この二つの要素が大きく後押しした印象。

20/5/10 鞍馬S

京都 芝1200m 良 12頭

着順:3着(1.07.8・0.1差)

騎手:坂井瑠星(55キロ)

道中は後方から、直線は馬場の外目を追い込んで来るが3着まで。

ここ2戦、差し届かない競馬が続いている。

1200mでの自己ベストは大幅に更新しているので、このままクラス慣れしていけば、そのうち勝ち鞍もついてくるか?

20/6/21 函館スプリントS(G3)

函館 芝1200m 良

着順:7着(1.08.2・0.7差)

騎手:坂井瑠星(54キロ)

道中は後方から。

終始内々で競馬を進め、直線も内を突いて伸びてはくるが7着まで。

レースは前々での決着となったので、この馬の位置取りでは勝負にはならなかった。

20/8/16 UHB賞(ハンデ)

札幌 芝1200m 良

着順:7着(1.09.4・0.6差)

騎手:坂井瑠星(54キロ)

道中は、前走よりも前目の位置で競馬はできたが、こうなると終いの脚に影響がでてしまう。

真夏の競馬、体重もプラス10キロと条件面でも厳しかったか。

20/8/30 キーンランドC(G3)

札幌 芝1200m 重

着順:1着(1.10.6・-0.2差)

騎手:坂井瑠星(54キロ)

道中は後方。終始馬場の外目を走って脚とスタミナを温存し、直線も馬場の外目から鋭い脚で差し切った。

もともと道悪は走るタイプ。

外枠、外差し馬場など、運も味方した。

2020年 キーンランドカップ(G3)のラップ分析&回顧

20/10/4 スプリンターズS(G1)

中山 芝1200m 良

着順:11着(1.09.3・1.0差)

騎手:池添謙一(55キロ)

外枠14番から道中は後方。

4角も13番手で直線に向くが、進路が詰まって追うに追えなかった感じ。

直線急坂での末脚のキレを見たかったが叶わず。

2020年 スプリンターズS(G1)のラップ分析&回顧

21/1/31 シルクロードS(G3・ハンデ)

中京 芝1200m 良

着順:14着(1.09.2・0.9差)

騎手:坂井瑠星(0.9差)

道中は後方、直線でも弾けず。

この馬、左回りではあまりよくない。

2021年 シルクロードS(G3)のラップ分析&回顧

21/3/6 オーシャンS(G3)

中山 芝1200m 稍重

着順:15着(1.09.3・0.9差)

騎手:大野拓弥(54キロ)

いつものように後方から。

4角も後方13番手で直線に向くが、直線はまったく良い脚が出せずに終わる。

後ろからの組にはノーチャンスの展開だが、もう少し脚が出せても良いはず。

やはり直線急坂はダメか?

2021年 オーシャンS(G3)のラップ分析&回顧

21/3/28 高松宮記念(G1)

中京 芝1200m 重

着順:7着(1.09.6・0.4差)

騎手:酒井学(55キロ)

出遅れて後方から。

4角も後方17番手の外で直線に向き、直線は馬群の大外から追い上げを計るが、0.4差の7着まで。

上りメンバー最速の脚で良い追い上げは見せてはいるが、あの位置取りからだとここが精一杯。

調子は良さそう。

2021年 高松宮記念(G1)のラップ分析&回顧

21/8/15 UHB賞(ハンデ)

札幌 芝1200m 良

着順:13着(1.09.4・0.6差)

騎手:横山和生(55キロ)

出遅れて最後方から。

3角を過ぎて、外々を回して進出開始。

4角は12番手の外で直線に向き、直線も馬群の大外から脚を伸ばしてくるが、前も止まらず13着。

上りはメンバー2位の33.6の脚を出して、この馬なりの競馬はできているが、展開が向かなかった。

21/8/29 キーンランドC(G3)

札幌 芝1200m 良

着順:2着(1.09.1・頭差)

騎手:横山和生(55キロ)

道中は中団の後ろ、9番手あたりを追走。

4角は10番手から大外を回して直線。

直線は馬群の外目から鋭い末脚で追い込んでくるが、頭差及ばずの2着。

いつもより位置取りが少し前目だったことが奏功した感じ。

ペースがもう少し流れていれば、と言うレース。

2021年 キーンランドカップ(G3)のラップ分析&回顧

21/10/3 スプリンターズS(G1)

中山 芝1200m 良

着順:13着(1.08.3・1.2差)

騎手:横山和生(55キロ)

スタートで出遅れた上に、不利もあって外に弾かれた格好で道中は後方15番手。

4角も15番手の大外を回して直線に向くが、直線では2頭ほど交わすのがやっと。

不利はあったが、いずれにしてもこのクラスの力はない。

2021年 スプリンターズS(G1)のラップ分析&回顧

21/11/28 京阪杯(G3)

阪神 芝1200m(内)良

着順:1着(1.08.8・-0.1差)

騎手:秋山真一郎(55キロ)

道中は最後方で脚を溜めて、4角も13番手の外で直線。

直線は伸びる馬場の外目、馬群の大外を追い上げてきて、ゴール前できっちりと逃げ粘るファストフォースを捉え切った。

3着以内はあっても、勝つのは難しいと思っていたが、それだけ外が伸びたということ。

それに尽きる。

2021年 京阪杯(G3)のラップ分析&回顧

22/2/27 阪急杯(G3)

阪神 芝1400m(内)良

着順:10着(1.20.9・1.0差)

騎手:秋山真一郎(54キロ)

道中は最後方14番手。

4角も14番手の大外で直線に向くが、直線は伸びず。

1400mは走らない。

2022年 阪急杯(G3)のラップ分析&回顧

22/3/27 高松宮記念(G1)

中京 芝1200m 重

着順:8着(1.08.6・0.3差)

騎手:秋山真一郎(55キロ)

【レース前寸評】

適距離の1200mに戻るが、G1では少し足りないと思う。

【結果】

道中は後方、後ろから2頭目、17番手を追走。

4角も17番手で直線に向くと、直線は馬群の大外に出して追い上げてはくるが、0.3差の8着まで。

後方からの展開は向いたかたちだが、大外を回した分の差だろう。

しかし、昨年も同じような競馬で7着。

惜しい競馬とは言い難い。

2022年 高松宮記念(G1)のラップ分析&回顧

22/8/28 キーンランドC(G3)

札幌 芝1200m 良

着順:6着(1.09.6・0.5差)

騎手:武豊(55キロ)

【レース前寸評】

このレースは一作年が優勝、昨年は2着。

当然警戒は必要になるが、今年は休み明けでの参戦というのが、ここ2年とは違うローテ。

この馬、OPクラス昇格後の休み明けは(0-0-1-3)。

【結果】

道中は後方15番手から直線に賭けたが、届かずの6着。

後ろからの馬には向かない展開だけに、仕方ない。

2022年 キーンランドカップ(G3)のラップ分析&回顧

22/10/2 スプリンターズS(G1)

中山 芝1200m(外)良

着順:6着(1.08.1・0.3差)

騎手:秋山真一郎(55キロ)

【レース前寸評】

過去2回の参戦ではいずれも大敗。

ここではちょっと厳しそう。

【結果】

道中は中団やや後ろ、10番手の最内。

4角は8番手の最内で直線に向くと、直線は馬場の最内から追い上げてくるが、0.3差の6着まで。

内枠5番から、道中最内、直線も内。

内有利の馬場コンディションで展開がはまれば、単勝110倍の馬でもこれくらいは走る。

もう少し流れが緩めなら馬券圏内もあったかも。

これだから競馬は分からない。

2022年 スプリンターズS(G1)のラップ分析&回顧

22/11/27 京阪杯(G3)

阪神 芝1200m(内)良

着順:11着(1.08.3・1.1差)

騎手:秋山真一郎(56キロ)

【レース前寸評】

昨年の覇者。

展開がはまれば飛んで来る馬だが、今年は昨年勝ったこともあり、斤量は56キロを背負う。

牝馬の56キロがどう出るか?

【結果】

道中は後方13番手。

4角も13番手で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げに入るが、良い脚は出せなかった。

今回は展開も向かず、斤量も重かった感じ。

2022年 京阪杯(G3)のラップ分析&回顧

23/1/29 シルクロードS(G3・ハンデ)

中京 芝1200m 良

着順:9着(1.08.3・1.0差)

騎手:横山典弘(56キロ)

道中は中団の後ろ、10番手の最内を追走。

4角10番手の最内で直線に向き、直線は馬場の内目から追い上げに入るが、良い脚は繰り出せず。

直線急坂で斤量56キロではしんどそう。

2023年 シルクロードS(G3)のラップ分析&回顧