ダノンエアズロックの脚質

先行押し切り、好位からの差し。

「弥生賞」の敗因がのちに見つかった骨折の影響で、「ダービー」の敗因を入れ込みと見るなら、まだまだ深追いはできそうだが、ここまでの結果だけを見るならば、緩い流れからのチョイ差しだけの馬、と見ることもできる。

ここまでの勝利では、その末脚のキレが目立っているが、血統背景からはそんな終いのキレを強調できる因子はみつからない。

ということは、これまでの勝利は、ただ単に、レベルの低いレースでの好走、という見方もできる。

「アイビーS」でレガレイラを破っていることが、過大評価に拍車をかけているのかもしれない。


ダノンエアズロックの血統背景

父はモーリス(ロベルト系/安田記念連覇、マイルCS、香港マイル、チャンピオンズマイル、秋天、香港C)。

代表産駒はジャックドールジェラルディーナピクシーナイト

母の父はファストネットロック(ND系デインヒル)。

ファストネットロックは豪州で走り、芝のG1を2勝。主戦場は芝の短距離。

半姉にはプリモシーン(フェアリーS、関谷記念、東京新聞杯)。


ダノンエアズロックの前走

24/11/30 チャレンジC(G3)

京都 芝2000m(内)良

着順:7着(1.59.4・1.2差)

騎手:ムーア(55キロ)

道中は中団の前、好位の4~5番手。

4角は4番手の外目で直線に向き、直線は馬場の3~4分どころから追い上げに入るが、直線では粘りを欠いた。

外枠から道中外目を回る距離ロスはあったが、それよりも、タフな流れを前目で踏ん張ったスタミナのロスの方が大きかった感じ。

ただ、斤量の55キロを考えると、最後はもう少し踏ん張れてもいい。

今回は1番人気を背負ったが、次走あたりが正念場になりそう。

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