アルナシームのキャリアはまだ4戦だけなので、近走のみを振り返る。
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アルナシームの近走
21/11/20 東京スポーツ杯2歳S(G2)
東京 芝1800m 良
着順:6着(1.47.3・1.1差)
騎手:武豊(55キロ)
出遅れて最後方からの競馬になるが、かなり掛かり気味で、向正面では制御しきれず順位をどんどん上げて行って3角では2番手、4角では先頭で直線。
直線は坂の頂上あたりまでは粘っていたが、残り200mあたりで失速気味。
しかし道中あれだけ暴走気味に上がって行ったにも関わらず、直線ではバッタリとは止まっていない。
折り合いさえつけば。
21/12/19 朝日杯FS(G1)
阪神 芝1600m(外)良
着順:4着(1.34.0・0.5差)
騎手:池添謙一(55キロ)
スタート出遅れて最後方からの競馬。
しかし二の脚で追い上げて行き、レース中盤では中団の後ろ、12番手の内あたりにポジションを上げる。
4角も12番手の内で直線に向くと、直線は馬群の最内から追い上げに入り、坂下では先頭を窺う勢いだったが、坂の上りで外差し勢に交わされて4着。
当日は外差し馬場で内は伸びない。
それでも内を突いて4着まで追い上げてくるあたり、この馬、力はある。
⇒2021年 朝日杯フューチュリティS (G1)のラップ分析&回顧
22/2/19 つばき賞(3歳1勝クラス)
阪神 芝1800m(外)良
着順:2着(1.49.8・0.2差)
騎手:福永祐一(56キロ)
枠入り不良で発走時刻を3分遅らせる。
しかしスタートは五分に出て、道中は中位の5番手あたり。
4角は4番手で直線に向くと、直線は逃げるテンダンスを懸命に追うが、その差は詰まらず。
道中は前半1000mが64.4秒のドスロー。
逃げ馬が止まらなかったのもうなずける、朝日杯4着の意地で、何とか交わせなかったものか?
アルナシームの脚質
スタートが悪く、折り合いにも課題はあるなど、まだまだ粗削り。
しかし高い能力は秘めていそうな雰囲気はある。
嵌れば走ってくるかもしれない。
アルナシームの血統背景
父はモーリス(ロベルト系/安田記念連覇、マイルCS、香港マイル、チャンピオンズマイル、秋天、香港C)。
母の父はディープインパクト(サンデー系/牡馬三冠、春天、宝塚記念、ジャパンカップ、有馬記念)。
近親にアルアイン(皐月賞、大阪杯)、シャフリヤール(毎日杯、日本ダービー)。
次走、スプリングS(G2)に向けて
次走は3月20日(日)、中山競馬場 芝1800m で行われる「スプリングS(G2)」。
嵌れば強そうだが、凡走も大いにあり得る馬。
⇒その他、スプリングS(G2)の注目馬を分析