ハヤヤッコの芝のキャリアはまだ少ないので、近走のみを振り返る。

ハヤヤッコの近走(芝)

22/3/26 日経賞(G2)

中山 芝2500m 稍重

着順:5着(2.35.8・0.4差)

騎手:大野拓弥(56キロ)

道中は中団の前、5番手の最内を追走。

4角は7番手の最内から直線に向き、直線も馬場の内目を追い上げてはくるが、先頭集団との差は詰まらないまま。

終始最内の経済コースから、直線も内々から粘り込んだかたち。

馬場も稍重で、ドスローの展開を前々から残っただけだろう。

これを見て「芝も走る」と考えない方がいいと思う。

2022年 日経賞(G2)のラップ分析&回顧

22/5/1 天皇賞(春)(G1)

阪神 芝3200m(外⇒内)稍重

着順:15着(3.21.1・4.9差)

騎手:武豊(58キロ)

道中は後方から、4角も後方14番手で直線に向くが、直線では見せ場なし。

距離も長かっただろうが、この馬は後ろから出す脚はないだろう。

2022年 天皇賞・春(G1)のラップ分析&回顧

22/7/17 函館記念(G3・ハンデ)

函館 芝2000m 重

着順:1着(2.03.6・-0.2差)

騎手:浜中俊(57キロ)

1枠1番から道中は中団前、6番手の最内。

3~4角でやや外に出して順位を上げて行き、4角は2番手の外目で直線に向くと、直線では早々に先頭に立つと、そのまま一気に押し切ってゴール。

道中の最短コースも効いたが、ダートの重賞勝ち馬にとって、何よりもこの馬場が完全に効いた。

2022年 函館記念(G3)のラップ分析&回顧

2022/8/21 札幌記念(G2)

札幌 芝2000m 良

着順:10着(2.02.4・1.2差)

騎手:池添謙一(57キロ)

【レース前寸評】

前走は極端な馬場が勝因。

このクラスでは、良馬場でまともに戦っては勝ち目はないだろう。

【結果】

道中は後ろから2頭目、15番手を追走。

4角は13番手で直線に向き、直線はメンバー最速の36.6秒の脚で追い上げてはくるが、焼け石に水。

タフな馬場ではあったが、良馬場では相手にならない。

2022年 札幌記念(G2)のラップ分析&回顧

22/12/10 中日新聞杯(G3・ハンデ)

中京 芝2000m 良

着順:5着(1.59.5・0.1差)

騎手:浜中俊(57.5キロ)

道中は中団のやや後ろ、10番手の最内を追走。

4角も10番手の内で直線に向くと、直線は馬場の内目から追い上げに入ると、まずまずの伸びを見せて0.1差の5着。

トップハンデでそこそこの末脚は見せた。

これはちょっと意外な結果。

次走以降にも注目したい。

2022年 中日新聞杯(G3)のラップ分析&回顧

23/1/15 日経新春杯(G2・ハンデ)

中京 芝2200m 稍重

着順:6着(2.14.7・0.5差)

騎手:吉田隼人(58.5キロ)

道中は中団の前目、5番手を追走。

4角は6番手の外目で直線に向き、直線は馬場の3~4分どころから追い上げに入るが、前との差は詰まらないまま。

前走ほどの伸び脚は見せられなかったが、前走よりもまだ1キロ重いハンデの58.5キロが効いていた可能性が高い。

2023年 日経新春杯(G2)のラップ分析&回顧

23/3/12 金鯱賞(G2)

中京 芝2000m 良

着順:4着(2.00.3・0.5差)

騎手:幸英明(57キロ)

3枠3番から、出遅れてはいないが、行き脚がつかずに後方からの競馬になる。

4角も後方10番手の外で直線に向くと、直線は馬群の外目から追い上げてはくるが、0.5差の4着まで。

この馬は、あの位置取りから追い上げてくる脚はない。

もう少し前で競馬ができていれば3着はあった。

2023年 金鯱賞(G2)のラップ分析&回顧


ハヤヤッコの脚質

前々から押し切るスピード持続型だが、中団からの差し脚もある。

基本ダート馬だけに、道中ポジションを下げると、後ろから追い込んで来る鬼脚はないだろう。

スローの前残り、もしくは道悪馬場で一考レベルだと思っていたが、2022年の「中日新聞杯」ではトップハンデを背負ってまずまずの内容。

G3クラスならそこそこやれそうな雰囲気が出てきた。


ハヤヤッコの血統背景

父はキングカメハメハ(ミスプロ系キングマンボ/東京優駿、NHKマイルC)。

母の父はクロフネ(ND系ヴァイスリージェント/NHKマイルC、ジャパンカップダート)。

近親にソダシ(阪神JF、桜花賞、ヴィクトリアM)、メイケイエール(京王杯SC、チューリップ賞など)。