2024年3月31日【大阪杯】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、ステラヴェローチェの好走パターンを分析。(ダートを除く)
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ステラヴェローチェの距離適性
ステラヴェローチェはこれまでに芝1600m~芝2500mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1600m(2-1-0-1)
- 芝1800m(1-0-0-1)
- 芝2000m(0-0-1-1)
- 芝2200m(1-1-0-0)
- 芝2400m(0-0-1-1)
- 芝2500m(0-0-0-1)
- 芝3000m(0-0-0-1)
2400、2500mあたりまでは大丈夫だろう。
ステラヴェローチェの脚質
中団、後方に控えて終いを生かす競馬。
終いの脚は相当確実。
ただ、スタートがあまり速い方ではないので、道中の位置取りが後ろからになると、展開によっては差し届かないことも。
スローの瞬発戦よりは、淀みない流れからの末脚が生きる持続系の瞬発型。
ステラヴェローチェのコース適正
ステラヴェローチェの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 札幌(未)
- 函館(未)
- 福島(未)
- 新潟(未)
- 東京(1-0-1-2)
- 中山(0-0-1-1)
- 中京(1-1-0-0)
- 京都(未)
- 阪神(2-1-0-2)
- 小倉(未)
- ドバイ(0-0-0-1)
ステラヴェローチェの持ち時計(ベストタイム)
ステラヴェローチェの持ち時計は次の通り;
- 芝1600m:1.32.4 2着(阪神)
- 芝1800m:1.45.4 1着(阪神)
- 芝2000m:1.58.3 4着(阪神)
- 芝2200m:2.11.8 2着(中京)
- 芝2400m:2.22.7 3着(東京)
- 芝2500m:2.32.3 4着(中山)
- 芝3000m:3.05.4 4着(阪神)
特別速くもなく、特別遅くもない。
ステラヴェローチェの重馬場適正
ステラヴェローチェの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(1-0-1-0)
- 重(未)
- 不良(2-0-0-0)
道悪は問題なさそう。
ステラヴェローチェの鉄砲実績(休み明け)
ステラヴェローチェの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(3-1-0-2)
叩いてからは;
- 2戦目(0-0-0-3)
- 3戦目(0-0-1-1)
- 4戦目(0-1-1-0)
- 5戦目~(未)
ステラヴェローチェのローテーション適正
- 連闘(未)
- 中1~2週(0-1-0-0)
- 中3~5週(0-0-1-2)
- 中6~8週(0-0-1-2)
ステラヴェローチェの枠順適正
ステラヴェローチェの枠番別着度数は;
- 1~4番(2-1-1-1)
- 5~9番(2-1-0-2)
- 10~14番(0-0-1-3)
- 15~18番(未)
ステラヴェローチェの季節別着度数
- 12~2月(冬):(0-2-0-2)
- 3~5月(春):(1-0-2-2)
- 6~8月(夏):(1-0-0-0)
- 9~11月(秋):(2-0-0-2)
ステラヴェローチェの斤量別着度数
- 54キロ(1-0-0-0)
- 55キロ(1-1-0-1)
- 56キロ(1-0-0-0)
- 56.5キロ(0-0-0-1)
- 57キロ(0-1-2-3)
- 58キロ(0-0-0-1)
- 58.5キロ(1-0-0-0)
ステラヴェローチェの好走体重
3着以内の体重は;
- 488~510キロ
ステラヴェローチェの血統背景
父はバゴ(ナスルーラ系レッドゴッド)。
バゴは欧州で走り、芝のG1を5勝。主戦場は芝の1600m~2400m。
母の父はディープインパクト(サンデー系/牡馬三冠、有馬記念、宝塚記念、ジャパンカップ、天皇賞(春))。
近親にゴスホークケン(朝日杯FS)。
バゴの産駒には2019年の「秋華賞」、2020年の「宝塚記念」を勝ったクロノジェネシスがいる(母の父はクロフネ)。
ただ、クロノジェネシスの牝系が名門なのに対して、こちらは平凡。
ステラヴェローチェの近走(重賞)
20/10/10 サウジアラビアRC(G3)
東京 芝1600m 不良
着順:1着(1.39.6・-0.5差)
騎手:横山典弘(55キロ)
道中は後方で脚を溜める。
レース前半は不良馬場ながらかなりのハイラップを刻んでいた。
4角も後方9番手で直線に向くと、直線は馬場の外目から追い上げにかかり、残り200mで先頭に立つと、あとは後続を3馬身突き放してゴール。
不良馬場の前傾ラップで展開も向いた。
20/12/20 朝日杯FS(G1)
阪神 芝1600m 良
着順:2着(1.32.4・0.1差)
騎手:横山典弘(55キロ)
スタートやや出遅れて、道中は後方馬群の前目。
3角で内にもぐり込むと、あとは終始最内を追走。
直線は一瞬外に出しかけるが、進路が開かないとみてすぐさま内へ。
先に抜けだしていたグレナディアガーズを追い詰めるも3/4馬身届かず。
前も止まらない展開で、後方から追い込んだのはこの馬一頭。
良馬場でもしっかり末脚が出せた。
まだまだこれから伸び代は十分ありそう。
⇒2020年 朝日杯フューチュリティS (G1)のラップ分析&回顧
21/2/14 共同通信杯(G3)
東京 芝1800m 良
着順:5着(1.48.1・0.5差)
騎手:横山典弘(57キロ)
道中は中団。4角も中団6番手で直線。
直線は2、3着馬と一緒に伸びてはくるが5着まで。
斤量が1キロ重い分不利ではあったとは思うが、この馬、スローの瞬発力勝負では若干分が悪いのかもしれない。
21/4/18 皐月賞(G1)
中山 芝2000m 稍重
着順:1着(2.00.6・-0.5差)
騎手:横山武史(57キロ)
道中は後方13番手あたり。
道中は終始内目を通って脚を溜め、4角は、追い込み勢がみんな外目を回してくる中、この馬は内目の8番手で直線。
直線も、大外をぶん回して追い込みをかける外差し勢を尻目に、この馬は内をついてしっかり伸びた。
位置取りの差でつかんだ3着。
緩い馬場もこの馬にとっては追い風になった感じ。
21/5/30 東京優駿(G1)
東京 芝2400m 良
着順:3着(2.22.7・0.2差)
騎手:吉田隼人(57キロ)
道中は後方13~14番手で脚を溜め、4角も12番手の外で直線に向く。
直線は、馬群の外目からグイグイと追い上げてきて、ゴール前は先に抜け出していたサトノレイナス、グレートマジシャンとの3着争いを制した。
「皐月賞」は内から、今回は外から追い上げての3着。
「朝日杯FS」の2着から、結局2400mまで脚は持った。
ちょっとまだ良く分からない部分の多い馬だが、馬場を問わないこの切れ味は、世代でもトップクラスなのだろう。
⇒2021年 東京優駿(日本ダービー・G1)のラップ分析&回顧
21/9/26 神戸新聞杯(G2)
中京 芝2200m 不良
着順:1着(2.18.0・1/2馬身差)
騎手:吉田隼人(56キロ)
道中後方8~9番手から、4角も9番手の外寄りで直線に向き、直線は馬群の中ほどから追い出しにかかり、坂を上って残り200mで先に抜け出していたレッドジェネシスを射程圏に収めると、あとはレッドジェネシスをゴール前で捉え、半馬身離して勝負を決めた。
上りはメンバー最速の35.6秒。
内から伸びたレッドジェネシスを、外よりを回りながらきっちりと差し切るあたり、着差以上の強さを見せた。
実力も上位クラスだっただけに、道悪適正の高さを加味して盤石の勝利といったところか。
21/10/24 菊花賞(G1)
阪神 芝3000m(内)良
着順:4着(3.05.4・0.8差)
騎手:吉田隼人(57キロ)
7枠14番から、道中は後方の15番手。
3角を過ぎてスパートを開始して、4角では9番手の大外から直線に向いた。
直線は馬群の大外を鋭い脚で伸びてはくるが、2着争いが精一杯。
4角大外を回ったとは言え、2着争いで4着、ディヴァインラヴも差し切れないというのはちょっと物足りない。
この馬も、前走の反動があったのかもしれない。
21/12/26 有馬記念(G1)
中山 芝2500m 良
着順:4着(2.32.3・0.3差)
騎手:M・デムーロ(55キロ)
スタートは少し出遅れて、道中は中団の後ろ、10番手あたりで脚を溜める。
3~4角で進出を開始し、4角は8番手の外で直線。
直線は馬群の外目から追い上げを見せるが、0.3差の4着まで。
出遅れ云々は関係なさそう。
力は出し切った。
これが現状でのエフフォーリアとの力の差だろう。
22/1/16 日経新春杯(G2・ハンデ)
中京 芝2200m 良
着順:2着(2.11.8・0.1差)
騎手:M・デムーロ(57キロ)
道中は中団の前、8番手を追走。
4角も8番手の外で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げに入るが、後ろからはヨーホーレイクがぴったりとマーク。
坂を上りきってから馬体を併せれたが、追い比べて遅れをとった。
同じ4歳、2キロのハンデ差は大きいだろう。
(このあと「ドバイシーマクラシック(芝2410m)」で9着)
23/10/21 富士S(G2)
東京 芝1600m 良
着順:7着(1.32.4・1.0差)
騎手:M・デムーロ(57キロ)
屈腱炎のため、およそ1年7か月ぶりの実戦。
大外12番から道中は先団2番手。
4角も2番手で直線に向き、直線も坂の上りまでは前々で粘っていたが、坂を上りきって失速。
久々の競馬で、久々の千六の距離を考えるとよく頑張っていると思う。
叩いた次走、変わってくるか?
(このあと「大阪城S(L・芝1800m)」で勝利)
24/3/31 大阪杯(G1)
阪神 芝2000m(内)良
着順:4着(1.58.3・0.1差)
騎手:酒井学(58キロ)
道中は中団8番手あたり。
4角手前では10番手の内目にいたが、4角は外を回して直線に向いた。
直線は馬群の外目をから追い上げに入り、グングン伸びて中団をごぼう抜きして先頭に迫るが、0.1差迫ったところがゴール。
4角手前ではルージュエヴァイユとほぼ同じポジション。
向こうが内を突いたのに対してこちらは外。
半馬身差はその分だろう。
屈腱炎のあと、多少苦しんだが、ここにきて完全に復調してきた感じ。