レッドベルオーブのキャリアはまだ3戦だけなので、近走のみを振り返る。
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レッドベルオーブのここまでの走り
20/8/8 2歳新馬
新潟 芝1600m 稍重
着順:2着(1.36.8・アタマ差)
騎手:戸崎圭太(54キロ)
道中は中団の前目。
レースのペースは序盤からそこそこ流れていた。
12番枠もあって、道中は外目外目を追走。
4角7番手で回って直線に向き、直線では馬群の外に進路を取って追い込んで来るが、先に抜け出していたストゥーティにアタマ差及ばず。
朝からの雨で馬場は重め。
道中のコース取りも若干距離ロスがあった感じ。
「踏み遅れたのが悔やまれる」とは鞍上の談話だが、緩い馬場にも不安が残る。
20/9/19 2歳未勝利
中京 芝1600m 良
着順:1着(1.33.1・-0.6差)※レコード
騎手:福永祐一(54キロ)
好スタートから道中は2番手。
4角馬なりで先頭に立ち、直線追われて、後続を3馬身半突き放してゴール。
道中は、未勝利戦としては結構なペース。
走破時計1.33.1は中京1600mの2歳レコード。
翌日の古馬3勝クラス「納屋橋S」の走破時計が1.32.8。
未勝利戦で3勝クラスに0.3差。
これは凄い。
【期待される能力】
- SP持続力
- スタミナ
20/11/14 デイリー杯2歳S(G2)
阪神 芝1600m 良
着順:1着(1.32.4・アタマ差)
騎手:福永祐一(55キロ)
道中は中団あたり。
序盤では少し頭を上げて行きたがっていた。
4角は包まれるかたちの5番手で直線に向いたが、内にわずかな進路が出来るとスッと反応して進路を確保。
あとは先に抜け出していたホウオウアマゾンとの追い比べ。
ホウオウアマゾンもゴール前まで食い下がるが、アタマ差制してゴール。
上りはメンバー最速の34.0秒。
レースは序盤は緩かったものの、中盤、後半は締まった流れ。
昨年の「阪神JF」でレシステンシアが計時した2歳レコードを0.3秒更新した。
【期待される能力】
- 瞬発力
- 勝負根性
レッドベルオーブの脚質
SP持続力、瞬発力に優れ、前からでも控えても競馬はできる。
かなりの素質を秘めてそう。
唯一の心配な点は緩い馬場か?
レッドベルオーブの血統背景
父はディープインパクト(サンデー系)。
母の父はアンブライドルズソング(ミスプロ系ファピアノ)。
アンブライドルズソングは米国で走り、「フロリダダービー」などダートG1を2勝。主戦場はダートの中距離。
ディープインパクトとアンブライドルズソングの組み合わせでは、2020年の無敗の三冠馬、コントレイルがいる。
全兄のレッドベルジュールも「デイリー杯2歳S」を勝って「朝日杯フューチュリティS」に挑んだが、3番人気に支持されながらも10着に負けた。
レッドベルオーブの次走
次走は12月20日(日)、阪神競馬場 芝1600m(外)で行われる「朝日杯フューチュリティS(G1)」。
よほどのことがない限り勝ち負けしてくるだろう。
兄の無念を晴らせるか?