2023年8月20日【北九州記念】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、シゲルピンクルビーの好走パターンを分析。
Contents
- 1 シゲルピンクルビーの距離適性
- 2 シゲルピンクルビーの脚質
- 3 シゲルピンクルビーのコース適正
- 4 シゲルピンクルビーの持ち時計(ベストタイム)
- 5 シゲルピンクルビーの重馬場適正
- 6 シゲルピンクルビーの鉄砲実績(休み明け)
- 7 シゲルピンクルビーのローテーション適正
- 8 シゲルピンクルビーの枠順適正
- 9 シゲルピンクルビーの斤量別着度数
- 10 シゲルピンクルビーの季節別着度数
- 11 シゲルピンクルビーの好走体重
- 12 シゲルピンクルビーの血統背景
- 13 シゲルピンクルビーの近走
- 13.1 20/12/13 阪神JF(G1)
- 13.2 21/3/14 フィリーズレビュー(G2)
- 13.3 21/4/11 桜花賞(G1)
- 13.4 21/6/13 函館スプリントS(G3)
- 13.5 21/8/22 北九州記念(G3・ハンデ)
- 13.6 21/9/12 セントウルS(G2)
- 13.7 21/11/28 京阪杯(G3)
- 13.8 22/2/19 京都牝馬S(G3)
- 13.9 22/5/8 鞍馬S
- 13.10 22/6/12 函館スプリントS(G3)
- 13.11 22/8/28 キーンランドC(G3)
- 13.12 23/1/29 シルクロードS(G3・ハンデ)
- 13.13 23/2/18 京都牝馬S(G3)
- 13.14 23/8/20 北九州記念(G3・ハンデ)
シゲルピンクルビーの距離適性
シゲルピンクルビーはこれまでに芝1200m~芝1600mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1200m(1-0-0-8)
- 芝1400m(2-0-0-2)
- 芝1600m(0-0-0-2)
「阪神JF」での直線の失速を見るに、距離は1400mまでではないか?
シゲルピンクルビーの脚質
この馬は、終いのキレで鳴らした姉のシゲルピンクダイヤとは違い、前目で押し切るSP持続型だろう。
しかし、スローのキレ味勝負、速い上り時計では後手を踏むと思っていたが、22年5月の「鞍馬S」では先団3番手から上り33.2秒で押し切った。走破時計は1.07.1。
OP特別で相手関係が手薄だったとはいえ、こんな競馬ができるのか?といった感じ。
この勝ち方が、次にもつながって行くのかと思っていたが、ことはそう簡単ではない。
何かの拍子に前目にポジションが取れれば、そのまま気分よく、ということも十分にあり得る、ムラ馬、気分屋の範疇。
シゲルピンクルビーのコース適正
シゲルピンクルビーの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 札幌(0-0-0-2)
- 函館(0-0-0-1)
- 福島(未)
- 新潟(未)
- 東京(未)
- 中山(未)
- 中京(1-0-0-2)
- 京都(未)
- 阪神(2-0-0-5)
- 小倉(0-0-0-2)
シゲルピンクルビーの持ち時計(ベストタイム)
シゲルピンクルビーの持ち時計は次の通り;
- 芝1200m:1.07.1 1着(中京)
- 芝1400m:1.20.7 1着(阪神)
- 芝1600m:1.33.5 16着(阪神)
高速決着も、走るときは走る。
シゲルピンクルビーの重馬場適正
シゲルピンクルビーの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(0-0-0-1)
- 重(未)
- 不良(未)
道悪自体苦にはしないだろうが、あとは気分次第。
シゲルピンクルビーの鉄砲実績(休み明け)
シゲルピンクルビーの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(2-0-0-5)
叩いてからは;
- 2戦目(0-0-0-4)
- 3戦目(0-0-0-1)
- 4戦目(未)
- 5戦目~(未)
シゲルピンクルビーのローテーション適正
- 連闘(未)
- 中1~2週(0-0-0-2)
- 中3~5週(0-0-0-3)
- 中6~8週(0-0-0-1)
シゲルピンクルビーの枠順適正
シゲルピンクルビーの枠番別着度数は;
- 1~4番(1-0-0-1)
- 5~9番(1-0-0-4)
- 10~14番(1-0-0-3)
- 15~18番(0-0-0-3)
前々で勝負したい馬なので、枠順も内枠がいいはず。
シゲルピンクルビーの斤量別着度数
- 50キロ(0-0-0-1)
- 52キロ(0-0-0-2)
- 53キロ(0-0-0-1)
- 54キロ(2-0-0-3)
- 55キロ(1-0-0-3)
- 56キロ(0-0-0-1)
シゲルピンクルビーの季節別着度数
- 12~2月(冬):(0-0-0-3)
- 3~5月(春):(2-0-0-1)
- 6~8月(夏):(0-0-0-5)
- 9~11月(秋):(1-0-0-2)
シゲルピンクルビーの好走体重
3着以内の体重は;
- 464~480キロ
シゲルピンクルビーの血統背景
父は安田記念、秋天 他、G1・6勝のモーリス(ロベルト系)。
母の父はハイシャパラル(ND系サドラーズウェルズ)。
ハイシャパラルは欧州、米国で走り、芝のG1を6勝。主戦場は芝の8F~12F(約1600~2400m)。
半姉にチューリップ賞2着、桜花賞2着、秋華賞3着のシゲルピンクダイヤ。
シゲルピンクルビーの近走
20/12/13 阪神JF(G1)
阪神 芝1600m(外)良
着順:17着(1.34.7・1.6差)
騎手:幸英明(54キロ)
5枠10番から、道中は先団4~8番手。
4角も4番手で直線に向くが、坂下からはまったく伸びを欠いた。
距離か?
⇒2020年 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)のラップ分析&回顧
21/3/14 フィリーズレビュー(G2)
阪神 芝1400m(内)良
着順:1着(1.20.7・-0.1差)
騎手:和田竜二(54キロ)
3枠5番から、道中は中団の前、6~7番手の内目。
4角も7番手の内で直線に向く。
直線では入り口で、馬群の外目に開いたスペースに進路を取ると、そこから鋭い伸び脚。
先に抜け出していたヨカヨカをゴール前クビさ捉えてゴール。
進路が開いたからの反応が良かった。
距離的にもこれくらいが良いのかも。
21/4/11 桜花賞(G1)
阪神 芝1600m(外)良
着順:16着(1.33.5・2.4差)
騎手:和田竜二(55キロ)
外枠15番から、序盤はに取り付いて行ったが、3~4角では早くも手応えが怪しくなる。
4角は6番手の外で直線に向くが、直線ではもう脚は残っていなかった感じ。
外枠スタートは不利ではあったが、基本的に千六は長いのだろう。
21/6/13 函館スプリントS(G3)
札幌 芝1200m 良
着順:9着(1.08.1・0.5差)
騎手:泉谷楓馬(50キロ)
道中は後方13番手からの追走になった。
4角も後方13番手で直線に向くと、直線は馬場の内目を突いて進出を計るが、途中で前が詰まって手綱を引く場面もあり、伸びきれずの9着。
位置取りが後方になったのは、ジョッキーの手腕もあるが、初めての千二の距離で、馬がテンの速さに戸惑った面もあったのではないか?
力負けと言うよりも、まだまだこれからの馬だろう。
21/8/22 北九州記念(G3・ハンデ)
小倉 芝1200m 稍重
着順:4着(1.08.4・0.2差)
騎手:和田竜二(52キロ)
道中は中団の前、6~7番手。
4角も6番手で直線に向いて、馬場の4分どころを追い上げてくるが、脚色はさらに外から追い込んだ2頭に劣った。
この馬向きの展開にはなったが、特殊な馬場で、直線外に出せていれば、着順もあと一つくらいは上に行けたかもしれない。
21/9/12 セントウルS(G2)
中京 芝1200m 良
着順:11着(1.08.0・0.8差)
騎手:和田竜二(52キロ)
大外17番から出遅れもあり、道中は中団の後ろ、10番手を追走。
4角も10番手で直線に向いたが、直線では見せ場なし。
千二の自己ベストを更新しながらも11着。
位置取りも悪く、この勝ち時計では、この馬は手も足もでない。
21/11/28 京阪杯(G3)
阪神 芝1200m(内)良
着順:5着(1.09.1・0.3差)
騎手:高倉稜(53キロ)
外枠13番から道中は先団3番手追走。
3角も3番手の外で直線に向き、直線は坂下では先頭を窺う勢いだったが、坂を上って、ゴール前あと少しのところでやや甘くなって0.3差の5着まで。
外差し馬場もあったが、上りがもう少しかかってくれれば粘り切れたか。
22/2/19 京都牝馬S(G3)
阪神 芝1400m(内)良
着順:4着(1.20.1・0.4差)
騎手:和田竜二(55キロ)
道中は中団の前、5番手を追走。
4角は4番手で直線に向き、直線は馬群の外目に進路を取って追い上げに入るが、前との差は詰まらないまま。
レースの上りが33.9秒なので、速い上りに対応しきれなかった感じ。
22/5/8 鞍馬S
中京 芝1200m 良
着順:1着(1.07.1・-0.2差)
騎手:和田竜二(55キロ)
外枠13番からスタート良く先団に取りついて、道中は3番手追走。
4角も3番手で直線に向き、直線は坂の上りで先頭を捉えると、残り200mからは食い下がるアスタールビーを振り切って抜け出すと、後続に1馬身半差をつけて快勝。
レースの上りは33.5秒。
今までこの馬が対応してこれなかった上り時計で快勝。
この強い勝ち方が、次にもつながって行くのか否か?
次走に注目。
22/6/12 函館スプリントS(G3)
函館 芝1200m 良
着順:10着(1.07.8・0.6差)
騎手:和田竜二(54キロ)
【レース前寸評】
前走のような強い競馬がここでも出来るのかどうか?
全幅の信頼は置きにくいが・・・。
【結果】
道中は3番手追走。
4角も3番手で直線。
直線では止まってはいないものの伸びても来ない。
前に行った組にはきつい展開だっただけに、これは致し方ないかもしれないが、同じく牝馬で同斤量のレイハリアが道中2番手から4着に粘っているだけに、物足りなさはある。
22/8/28 キーンランドC(G3)
札幌 芝1200m 良
着順:8着(1.09.8・0.7差)
騎手:和田竜二(54キロ)
【レース前寸評】
信頼度は低いが、前に行ける馬だけに、展開次第では食い込みもある。
【結果】
道中は中団馬群の中、6番手を追走。
4角は7番手で直線に向くが、直線では伸びを欠いて8着まで。
気分屋だけに、敗因は藪の中だが、洋芝はよくないのかもしれない。
23/1/29 シルクロードS(G3・ハンデ)
中京 芝1200m 良
着順:10着(1.08.5・1.2差)
騎手:和田竜二(55キロ)
スタート少し出遅れて、道中は中団10番手の中を追走。
4角も10番手の中ほどで直線に向いて追い上げに入るが、この位置から差してくる脚はない。
出遅れも痛いが、休み明けの+10キロも重かったのだろう。
23/2/18 京都牝馬S(G3)
阪神 芝1400m(内)良
着順:8着(1.20.9・0.5差)
騎手:高倉稜(56キロ)
道中は2番手の外目を追走。
4角も2番手で直線に向き、直線は馬場の内目から粘り込みを計るが、坂の上りで伸びを欠いた。
レースの上りが速すぎた感じはあるが、上りが速くても来るときは来るだけに、やはり読めない馬。
現状では千二の方がいいのかも。
23/8/20 北九州記念(G3・ハンデ)
小倉 芝1200m 良
着順:15着(1.08.3・1.0差)
騎手:高倉稜(55キロ)
道中は後方14番手。
4角も14番手の外で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げを計るが、見せ場は作れなかった。