結果

2024年 11月24日(日)

第44回 ジャパンカップ(G1)

東京競馬場 芝2400m 良

着順 馬名 タイム 位置取り 上がり3F
ドウデュース 2.25.5 13-12-12-7(後方) 32.7
シンエンペラー クビ 1-1-2-2(先行) 33.1
ドゥレッツァ 同着 6-3-1-1(逃げ) 33.4

レースの上り:33.4


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Lap9 Lap10 Lap11 Lap12
今走 2.25.5 33.4 12.7 11.4 13.0 12.9 12.2 12.3 12.5 12.6 12.5 11.5 10.8 11.1
過去平均 2.22.76 35.6 12.8 11.1 12.1 11.9 11.8 11.9 11.9 11.8 11.8 11.7 12.0 11.9
-2.2 -0.1 0.3 0.9 1.0 0.4 0.4 0.6 0.8 0.7 -0.2 -1.2 -0.8

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

道中のペースは明らかに遅く、ドスローと言ってもいいような流れ。

しかしそんな流れを、道中最後方近くから、4角大外を回して直線で一気に差し切るのだから、勝ち馬の末脚はまさに異次元。

ペースが緩すぎて走破時計は平凡以下ながら、勝ち馬の末脚だけが光ったレース。

2、3着馬は明らかにスローの前残りなので、評価はし辛い。


回顧

1着は1番人気のドウデュース。

スタート5分も、行く気はなく後方待機。

残り800mを切ったあたりから徐々に外を回して進出を計り、4角は7番手の大外で直線。

直線は馬群の大外から追い上げに入り、坂の上りで先頭を捉えると、残り200mからは追いすがる2頭に最後までハナは譲らずクビ差しのいでゴールした。

さすがにペースが緩すぎたので、鞍上も残り800mから動かして行ったが、それでも最後まで末脚は衰えなかった。

前走よりも着差はつかなかったが、力強さはこちらの方が優った印象。

ドウデュースの分析

 

2着同着は8番人気のシンエンペラー。

序盤、中盤は、緩い流れを作り出しマイペースで逃げるが、向正面の入りくらいで、この緩さに業を煮やしたようにビュイック騎手騎乗のドゥレッツァにハナを奪われる。

隊列はそのまま4角から直線に入り、直線は馬場の最内から虎視眈々と前を窺い、坂の上りで先頭に並びかけての追い比べに入るが、ゴール前は勝ち馬のキレに屈してクビ差の2着。

この緩い流れを前々から、道中、4角、直線と最内の経済コースを通って、斤量も2キロ軽いとなれば、このくらいは走るだろう、という内容。

もちろん3歳馬としてはよく頑張ってはいるが、この先古馬に混じってどうかというのはまだ未知数。

シンエンペラーの見立て

 

2着同着は7番人気のドゥレッツァ。

6枠10番から、序盤は好位の6番手あたりに控えていたが、向正面に入ってハナに立ち、そのまま4角も先頭で直線。

直線も馬場の最内から粘り込みを計るが、坂の途中で勝ち馬に交わされる。

しかしそこからも必死で食い下がって追い比べを演じるが、ゴール前では勝ち馬の切れに屈した。

こういう流れはこの馬は得意。緩い流れで前目にいれば、これくらい粘れても不思議ではない。

ドゥレッツァの分析

 

2番人気のチェルヴィニアは4着。

序盤は緩い流れに少しかかり気味。

しかし中盤からは落ち着きを取り戻して、好位の6番手あたりでレースを進め、4角は4番手の外目で直線。

直線は馬群の外目から追い上げに入るが、坂の上りでは勝ち馬にあっさりと交わされる。

しかしそのあともズルズルとは行かずに、懸命に先団に食らいついて行くが、2着とは2馬身半離れた4着。

3歳牝馬としては大健闘だが、頂上決戦ではこの馬はやはり、切れ味勝負と言うよりは、持続力勝負の方が向いていそう。

チェルヴィニアの分析

 

3番人気のジャスティンパレスは5着。

道中は中団7番手のインも、序盤から中盤は緩いペースで行きたがる素振り。

4角も7番手で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げを計り、ジワジワと伸びて5着まで。

前走もそうだったように、この馬の末脚は、レースの上り33秒台では厳しいのかもしれない。

ジャスティンパレスの分析