チェルヴィニアの脚質

逃げ、先行、差し。

「アルテミスS(G3)」をレースレコードで勝利したものの、道中のペースが一気に上がった「桜花賞」では見せ場なしの13着。

しかし「オークス」では見事な立て直しを見せて勝利を飾った。

「桜花賞」の敗因を、ケガで順調さを欠いたローテーションに求めるならば、「オークス」での勝利は力の証しと言えるのだが、しかし、その「オークス」のレースレベルにはいささかの疑問があって、全幅の信頼を寄せるには、まだあと数戦見てみたい、というのが本音のところ。

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まあ、次もすんなり勝つようなら、その力は認めざるを得ないのだが・・・。


チェルヴィニアの血統背景

父はハービンジャー(ND系デインヒル)。

ハービンジャーは欧州で走り、2010年のキングジョージⅥ世&QES(G1)で勝利。主戦場は芝のクラシックディスタンス。

代表産駒はブラストワンピース(有馬記念)、ペルシアンナイト(マイルCS)、ノームコア(ヴィクトリアM、香港C)など。

母は2016年の「フローラS」を制して、次走「オークス」でシンハライトにクビ差の2着に入ったチェッキーノ

母の父はキングカメハメハ(ミスプロ系キングマンボ/毎日杯、NHKマイルC、日本ダービー、神戸新聞杯)。

母方の6代前、Azurine(アズリン)を祖とする牝系は、タイキシャトルなどを輩出したマイラー牝系。

近親にはタイキシャトルの他に、シンコウラブリイ(マイルCS)、ピースオブワールド(阪神JF)、ハッピーパス(京都牝馬S)、キングストレイル(セントライト記念、京成杯オータムH) など。