2023年4月30日【天皇賞(春)】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、ジャスティンパレスの好走パターンを分析。
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ジャスティンパレスの距離適性
ジャスティンパレスはこれまでに芝2000m~芝3200mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝2000m(2-1-0-1)
- 芝2200m(1-0-0-0)
- 芝2400m(0-0-0-1)
- 芝2500m(0-0-0-1)
- 芝3000m(1-0-1-0)
- 芝3200m(1-0-0-0)
長距離に適性がありそう。
ジャスティンパレスの脚質
終いの脚もそこそこあるが、前々から粘り込む競馬でも好走歴あり。
比較的緩い流れの切れ味勝負で力を発揮する印象。
締まった流れ、タフな馬場状態での消耗戦になってどうか?
ジャスティンパレスのコース適正
ジャスティンパレスの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 札幌(未)
- 函館(未)
- 福島(未)
- 新潟(未)
- 東京(0-0-0-1)
- 中山(0-1-0-2)
- 中京(2-0-0-0)
- 京都(1-0-0-0)
- 阪神(2-0-1-0)
- 小倉(未)
ジャスティンパレスの持ち時計(ベストタイム)
ジャスティンパレスの持ち時計は次の通り;
- 芝2000m:2.00.5 9着(中山)
- 芝2200m:2.11.1 1着(中京)
- 芝2400m:2.23.2 9着(東京)
- 芝2500m:2.33.5 7着(中山)
- 芝3000m:3.02.5 3着(阪神)
- 芝3200m:3.16.1 1着(京都)
ジャスティンパレスの重馬場適正
ジャスティンパレスの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(1-0-0-0)
- 重(未)
- 不良(未)
まだ未知数だが、タフな馬場は少し不安。
ジャスティンパレスの鉄砲実績(休み明け)
ジャスティンパレスの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(2-0-0-1)
叩いてからは;
- 2戦目(0-0-1-1)
- 3戦目(1-0-0-1)
- 4戦目(未)
- 5戦目~(未)
ジャスティンパレスのローテーション適正
- 連闘(未)
- 中1~2週(未)
- 中3~5週(1-1-1-1)
- 中6~8週(1-0-0-1)
ジャスティンパレスの枠順適正
ジャスティンパレスの馬番別着度数は;
- 1~4番(4-0-0-0)
- 5~9番(1-1-0-1)
- 10~14番(0-0-0-2)
- 15~18番(0-0-1-0)
ジャスティンパレスの斤量別着度数
- 54キロ(1-0-0-0)
- 55キロ(1-1-0-1)
- 56キロ(1-0-0-0)
- 57キロ(1-0-1-2)
- 58キロ(1-0-0-0)
ジャスティンパレスの季節別着度数
- 12~2月(冬):(0-1-0-1)
- 3~5月(春):(2-0-0-2)
- 6~8月(夏):(未)
- 9~11月(秋):(3-0-1-0)
ジャスティンパレスの好走体重
3着以内の体重は;
- 444~472キロ
ジャスティンパレスの血統背景
父はディープインパクト(サンデー系/牡馬三冠、春天、宝塚記念、ジャパンカップ、有馬記念)。
母の父はロイヤルアンセム(ND系ヌレイエフ)。
ロイヤルアンセムは欧州で走り、芝のG1を3勝。主要距離は芝の中距離~2400m。
半兄にアイアンバローズ(ステイヤーズS2着)。
ジャスティンパレスのここまでの走り
21/9/12 2歳新馬
中京 芝2000m 良
着順:1着(2.02.3・-0.3差)
騎手:ルメール(54キロ)
5頭立ての小頭数。
道中は2番手追走。
4角は逃げるエニアグラムに並びかけて直線。
直線は早々に先頭に立ち、内から追い込んで来たアカデミーの追撃を楽々振り切って1馬身半差のゴール。
新馬戦なりの緩い流れだが、それでも新馬戦としては優秀の部類。
上りも34.3秒としっかりまとめて、上々の立ち上がりだろう。
21/11/14 黄菊賞(2歳1勝C)
阪神 芝2000m(内)良
着順:1着(2.03.3・-0.1差)
騎手:ルメール(55キロ)
1枠1番から道中は2番手追走。
道中のペースは、新馬戦よりも緩い流れ。
前半1000m通過が64.0秒。
ジャスティンパレスは4角も先頭と1馬身差の2番手で直線に向くと、楽な手応えから追い出しに入り、坂下で逃げ粘るメイショウゲキリンを射程圏に収め、坂の上りで楽々抜き去るのかと思いきや、結構手間取った感じで、ゴール前でやっと捉えて3/4馬身差のゴール。
道中のペースは前走より緩くなったが、上がり時計はさほど違わない。
右ムチで外によれるなど、まだ身体自体が緩い感じ。
21/12/28 ホープフルS(G1)
中山 芝2000m 良
着順:2着(2.00.8・0.2差)
騎手:C・デムーロ(55キロ)
道中は中団の前目、5番手を追走。2馬身ほど前には勝ったキラーアビリティ。
3~4角では気合をつけながら進出を開始して、4角も5番手で直線。
直線は2馬身ほど前のキラーアビリティを追うが、ヨレながらの追い上げでその差は詰まったり開いたりだが2着は確保。
まだまだ幼い走り、来年に期待。
22/4/17 皐月賞(G1)
中山 芝2000m 良
着順:9着(2.00.5・0.8差)
騎手:M・デムーロ(57キロ)
スタート出遅れて、道中は後ろから2頭目、17番手の外。
3角を過ぎて、外目から順位を押し上げて行き、4角は12番手の大外で直線。
直線は馬群の外目から追い上げに入るが、良い脚は出せずに9着まで。
やはり持続系の馬、後方からだと切れ味に欠ける。
22/5/29 日本ダービー(G1)
東京 芝2400m 良
着順:9着(2.23.2・1.3差)
騎手:M・デムーロ(57キロ)
【レース前短評】
一度使って上積みはあるだろう。
左回りの可能性も秘める。
ポジションさえ前目に取れれば、まだ見限れない。
【結果】
道中は中団8番手の外目。
4角も8番手の外目で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げを計り、坂の上りでは内にヨレながらも一瞬伸びかけてはいたが、坂を上りきってからは伸びを欠いた。
2400mは長いのか?
⇒2022年 東京優駿(日本ダービー・G1)のラップ分析&回顧
22/9/25 神戸新聞杯(G2)
中京 芝2200m 良
着順:1着(2.11.1・-0.6差)
騎手:鮫島克駿(56キロ)
【レース前短評】
G1の2着馬だけに、軽視は禁物。
ひと夏を越して、どれだけ成長しているかがポイント。
【結果】
道中は先団4~5番手の内を追走。
4角は3番手の内で直線に向き、直線は馬場の内目から追い上げに入り、坂の途中で逃げるリカンカブールを捉えると、あとはそのまま突き抜けてゴール。
時計もまずまずで、内容も好位抜け出しの強い競馬。
本番でひと暴れできるか?
22/10/23 菊花賞(G1)
阪神 芝3000m(内)良
着順:3着(3.02.5・0.1差)
騎手:鮫島克駿(57キロ)
【レース前寸評】
距離さえ持てば、良い勝負になりそう。
【結果】
外枠17番から、道中は中団のやや前目、6番手あたりを追走。
3~4角で進出を開始しようとしたときに、少し前が詰まって手が止まる場面があった。
直線手前で前がばらけると、一気のゴーサインに反応して、4角4番手で直線に向くと、直線は外から追い上げて来たボルドグフーシュと馬体を併せての追い比べ。
坂の上りでは前との差を詰めては行ったが、ゴール前少し甘くなって3着まで。
3~4角スムーズならば2着はあったかも。
いずれにしてもこの馬も、長丁場だと、いいスタミナと終いの脚を持っていそう。
22/12/25 有馬記念(G1)
中山 芝2500m(内)良
着順:7着(2.33.5・1.1差)
騎手:マーカンド(55キロ)
5枠10番から、道中は先団3番手の脚内を追走。
4角は5番手の最内で直線に向き、直線も馬場の最内から粘りこみを計るが、坂の上りでいまいち伸びきれずに7着どまり。
この展開ならもう少し踏ん張れる力はあるとは思うが・・・。
当日の馬場は直線で内が伸びにくい傾向はあったが、そのためか?
23/3/19 阪神大賞典(G2)
阪神 芝3000m(内)良
着順:1着(3.06.1・-0.3差)
騎手:ルメール(57キロ)
道中は先団、3番手の最内。
3角2番手、4角も2番手の最内で直線。
直線は馬場の内目から、少し進路がなくなる場面もあったが、進路が開いて坂の上りでは一気に抜け出してゴール。
スローの上り勝負。
切れ味勝負ではこの馬が上。
23/4/30 天皇賞(春)(G1)
京都 芝3200m(外)稍重
着順:1着(3.16.1・-0.4差)
騎手:ルメール(58キロ)
前半は中団8番手の内目を追走。
2周目の向正面では中団の前目、7番手。位置取りは外目のポジションを選択。
3~4角でさらに順位を上げて、4角は好位の4番手の外で直線。
直線は先に抜け出したディープボンドの直後から、早々にこれを交わして先頭。
あとは危なげなく突き抜けた。
長距離対応のスタミナがあり、瞬発力もそこそこ。
ちょっと緩めの流れになり、瞬発力を使えたのがよかった。