ウンブライルのキャリアはまだ浅いので、近走のみを振り返る。
ウンブライルの近走
23/4/8 ニュージーランドT(G2)
中山 芝1600m(外)稍重
着順:2着(1.33.9・0.2差)
騎手:ルメール(54キロ)
外枠15番から、道中は中団9番手の外。
4角は8番手の外で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げに入り、坂の上りでグンと伸びるが、勝ち馬には1馬身半及ばず。
初ブリンカーの効果が出たのか、最後はしっかりと伸びた。
レースの上りが36秒かかっていることも、後ろから届いた要因だろう。
いかにも中山向きの走り、東京コースではどうか?
23/5/7 NHKマイルC(G1)
東京 芝1600m 稍重
着順:2着(1.33.8・アタマ差)
騎手:横山武史(55キロ)
スタート出遅れて道中は後方16番手を追走。
4角も後方16番手で直線に向き、直線は馬群の大外に進路を取って追い上げを計る。
坂を上って残り200mでも、まだ先頭との差はそこそこあったが、残り200mでこの差を詰めて、最後はアタマ差の2着。
この馬も展開がはまった口だが、最後の脚は凄まじかった。
この先、パンパンの良馬場で、速い上りでも同じ脚が使えるかどうか?
ウンブライルの脚質
道中控えて、終いを伸ばす競馬。
ここ2戦は強烈な末脚で2着に食い込んできたが、いずれのレースも上りのかかるレース展開。
この先パンパンの良馬場で、速い上りでも同じような追い込みが効くか否かがポイント。
ウンブライルの血統背景
父はロードカナロア(ミスプロ系キングマンボ/スプリンターズS連覇、高松宮記念、安田記念、香港スプリント連覇)。
母の父はファルブラヴ(ND系)。
ファルブラヴは欧州、日本、香港で走り、G1を8勝。主戦場は芝の1800~2400m。
全兄にステルヴィオ(マイルCS)。