サトノグランツのキャリアはまだ浅いので、近走のみを振り返る。

サトノグランツの前走

23/3/11 ゆきやなぎ賞(3歳1勝C)

阪神 芝2400m(外)良

着順:1着(2.25.9・クビ差)

騎手:坂井瑠星(56キロ)

道中4番手追走から、3角を過ぎて残り800mからスパートし始めて、4角は3番手で直線。

直線は坂下で逃げ粘るウェイビーを捉えると、あとはサヴォーナの追撃を振り切ってゴール。

道中後半は、このクラスとしてはそこそこ流れていた印象。

早めのスパートから直線坂下でしっかり先頭を捉え、後続の差し脚も振り切っている。

そこそこのSP持続力はありそう。

23/5/6 京都新聞杯(G2)

京都 芝2200m(外)良

着順:1着(2.14.1・クビ差)

騎手:川田将雅(56キロ)

道中は中団5番手の外を追走。

4角も5番手で直線に向き、直線は馬群の中ほどから逃げるリビアングラスを一目散に追うが、緩い流れだっただけに前の組も止まらない。

勝負はゴール前までもつれるが、ゴール前では前で粘る3頭をまとめて交わしてゴール。

この緩い流れを、前々での決着にさせなかった末脚は、一定の評価はできそう。

2023年 京都新聞杯(G2)のラップ分析&回顧

23/5/28 日本ダービー(G1)

東京 芝2400m 良

着順:11着(2.25.9・0.7差)

騎手:川田将雅(57キロ)

大外18番から道中は後方14~15番手。

4角も15番手の外で直線に向き、直線は馬群の大外から追い上げに入るが、良い脚は使えず。

今回の展開では後ろからはノーチャンス。

大外枠からこの流れではキツイ。

2023年 東京優駿(日本ダービー・G1)のラップ分析&回顧


サトノグランツの脚質

先行押し切り、中団に控えて終いを生かす競馬。

SPの持続力、瞬発力は双方ともそこそこ持っている感じ。


サトノグランツの血統背景

父はサトノダイヤモンド(サンデー系ディープインパクト/菊花賞、有馬記念)。

母の父はオラトリオ(ND系ダンチヒ)。

オラトリオは欧州で走り、芝のG1を3勝。距離は短距離から中距離までそつなくこなした。

サトノダイヤモンドの母系もダンチヒ系なので、血統表ではダンチヒの5×4が成立している。

他にも母系ではニジンスキーの5+5があり、長距離適性を匂わせる。