結果

2023年 10月21日(土)

第26回 富士S(G2)

東京競馬場 芝1600m 良

着順 馬名 タイム 位置取り 上がり3F
ナミュール 1.31.4 8-8(中団) 33.8
レッドモンレーヴ 1  1/4 10-10(中団後ろ) 33.7
ソーヴァリアント 2  1/2 8-8(中団) 34.4

レースの上り:34.7


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8
今走 1.31.4 34.7 12.0 10.8 11.2 11.2 11.5 11.4 11.7 11.6
過去平均 1.32.86 34.6 12.4 11.0 11.5 11.6 11.7 11.3 11.5 11.8
0.1 -0.4 -0.2 -0.3 -0.4 -0.2 0.1 0.2 -0.2

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

当日の馬場はどちらかと言えば高速馬場。時計の出やすい馬場コンディション。

そんな中、道中はかなり締まった流れ。

逃げたダノンタッチダウンが少し離して逃げていたとは言っても、後続の各馬も、そこそこのペースで追走していたものと思われる。

しかし、上りの3Fもペースは極端に落ちることはなく、34.7秒でまとめられていて、SPの持続力がなければ厳しい展開。

時計の出やすい馬場コンディションだったとは言え、力がなければ上位にはこれなかったのではないか?

しかし3着は勝ち馬に0.6差開けられており、評価できるのは上位2頭のみか。


回顧

1着は1番人気のナミュール。

道中は中団の後ろ、8番手の内を追走。

4角は8番手の内から外へ進路を取って、直線は馬群の中ほどからの追い上げに入り、坂の途中で先頭を射程圏に捉えると、坂を上り切って先頭、あとは外から追い込んできたレッドモンレーヴの追撃を1馬身1/4しのいでゴール。

こういう流れになるとこの馬は強い。

「チューリップ賞」以来の戴冠。

ナミュールの分析

 

2着は4番人気のレッドモンレーヴ。

道中は後方10番手を追走。

4角も10番手の大外で直線に向くと、直線は馬群の大外から追い上げに入り、良い脚で先頭のナミュールを追い上げるが、1馬身1/4届かずの2着。

58キロを背負ってのこの追い上げは見事だが、後方からの追い上げでも、ナミュールの上りと0.1秒しか違わないのがこの馬のウィークポイント。

締まった流れになると終いのキレが鈍りがち。

レッドモンレーヴの分析

 

3着は6番人気のソーヴァリアント。

道中は中団の後ろ8番手、ナミュールの外を追走。

4角も8番手の大外で直線に向き、直線は馬群の外から追い上げに入るが、ジリジリとした伸び。

伸びてはいるがキレが足りない。

この流れだと、前々から粘り込みたいところだっただろうが、そこは初めてのマイルの流れ。

千六に適性があるか否かは、この結果ではまだ分からない。

ソーヴァリアントの分析

 

2番人気のエターナルタイムは6着。

道中は中団の前、4番手を追走。

4角も4番手の中で直線に向き、直線は馬群の真ん中から追い上げに入り、坂の上りでは先頭に立つ勢いだったが、ゴール前で失速して行った。

昇級即重賞で、良い経験にはなったはず。

次走に期待。

 

3番人気のイルーシヴパンサーは4着。

道中は先団4番手。

4角4番手で直線に向いて、直線は馬場の3分どころから追い上げに入るが、バテはしないが伸びもしないといった感じで4着まで。

東京巧者、今日は積極策で挑んだが、その分、自慢のキレは見られなかった。

イルーシヴパンサーの分析