タスティエーラのキャリアはまだ浅いので、近走のみを振り返る。
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タスティエーラの近走
23/2/12 共同通信杯(G3)
東京 芝1800m 良
着順:4着(1.47.2・0.2差)
騎手:福永祐一(56キロ)
道中は中位の5番手を追走。
4角も中位の5番手で直線。
直線は馬群の外目から追い上げを計るが、0.2差の4着まで。
中位から追い上げたにしては、スパッと切れる脚は使えなかったが、キャリア1戦からの重賞挑戦にしてはまずまずの出来。
この先、切れ味勝負では後手を踏むかもしれない。
23/3/5 弥生賞(G2)
中山 芝2000m(内)良
着順:1着(2.00.4・-0.2差)
騎手:松山弘平(56キロ)
道中は好位の3~4番手の外目を追走。
ペースが上がった1000m過ぎからは3番手の外。
4角も3番手で直線に向くと、直線は早々に先頭に立ち、坂の上りでもその末脚は衰えず、後続に1馬身の差をつけて快勝。
少頭数といえども道中はつねに外目を回り、直線は早めに抜け出して快勝。
前走「共同通信杯」ではキレ負けしたが、ここでは強い内容。
その走りはおそらく中山向き。
23/4/16 皐月賞(G1)
中山 芝2000m(内)重
着順:2着(2.00.8・0.2差)
騎手:松山弘平(57キロ)
外枠14番から、道中は中団の前、5~6番手の外目を追走。
4角は4番手の外目で直線に向き、直線は坂下で先頭に立つと、坂の上りで抜け出して、そのまま押し切るかに見えたが、ゴール前でのソールオリエンスの強襲には抗えず、惜しい2着。
この馬は外枠から道中前目で競馬をして、終始外々。
直線も坂下で先頭に立って押し切りを計る強い競馬。
最後は勝ち馬のキレに屈したが、なかなかのスタミナ、底力は持っている馬だと思う。
ただこの馬も、速い時計、軽い馬場ではどうか?
23/5/28 日本ダービー(G1)
東京 芝2400m 良
着順:1着(2.25.2・クビ差)
騎手:レーン(57キロ)
道中は先団4番手を追走。
4角も4番手で直線に向き、直線は馬場の3分どころから大きく逃げるパクスオトマニカを追い、坂の上りで一気に加速し、2番手まで進出すると、坂の頂上でパクスオトマニカを捉えて交わし、最後はやや甘くなったものの、何とか後続の追撃を凌ぎきってゴール。
前有利の展開で、まんまと前々から押し切った感じ。
これまでの走りからは、「キレる」馬とは思わなかったが・・・。
勝つには勝ったが、力が抜けている感じはまだしない。
⇒2023年 東京優駿(日本ダービー・G1)のラップ分析&回顧
タスティエーラの脚質
中団の前あたり、好位につけて直線で抜け出してくる競馬。
切れ味で勝負するよりも、SPの持続力、スタミナ勝負で本領を発揮。
スタミナ、底力はかなりありそうだが、軽い馬場での高速決着ではどうか?
タスティエーラの血統背景
父はサトノクラウン(ND系トライマイベスト/香港ヴァーズ、宝塚記念)。
母の父はマンハッタンカフェ(サンデー系/菊花賞、有馬記念、春天)。