コナコーストのキャリアはまだ浅いので、近走のみを振り返る。

コナコーストの近走

23/2/4 エルフィンS(3歳・L)

中京 芝1600m 良

着順:2着(1.34.6・0.4差)

騎手:鮫島克駿(54キロ)

道中は中団5番手を追走。

4角も5番手で直線に向くと、直線は馬場の外へ外へと進路を取って追い上げてくるが、坂の上りまではなかなか前との差は詰まらない。

しかし坂を上りきって、残り200mからは鋭い伸び。

楽逃げの勝ち馬には2馬身半及ばなかったが、混戦の2着争いは制した。

坂では伸びてこないで、坂を上って平坦になって伸びてきた感じ。

東京向きの末脚か?

23/3/4 チューリップ賞(G2)

阪神 芝1600m(外)良

着順:2着(1.34.0・ハナ差)

騎手:鮫島克駿(54キロ)

道中は中団の前、6番手の外目を追走。

4角も6番手の外で直線に向くと、直線は馬場の3分どころから懸命の追い上げを見せるが、ハナ差届かずの2着。

前走同様、エンジンのかかりが少し遅い印象はあるが、そこそこの決め手を持っていそう。

2023年 チューリップ賞(G2)のラップ分析&回顧

23/4/9 桜花賞(G1)

阪神 芝1600m(外)良

着順:2着(1.32.3・0.2差)

騎手:鮫島克駿(55キロ)

5枠9番から先団に取り付いて行って、道中は2番手追走。

4角も2番手で直線に向き、直線は馬場の内目から坂下では先頭に立ち、坂の上りでは3着馬に一旦は交わされたものの、坂を上り切ったあたりでは再度これを差し返してそのまま押し切りを計るが、外からのリバティアイランドの強襲には抗うことができず、惜しい2着。

鞍上の積極騎乗で、そこそこ流れる展開を前々で粘り切った内容は評価できる。

加えて、やはりこの馬、急坂でややもたつく印象がある。

もしかすると東京コースなら、さらにパフォーマンスを上げるかもしれない。

2023年 桜花賞(G1)のラップ分析&回顧

23/5/21 優駿牝馬(オークス)(G1)

東京 芝2400m 良

着順:7着(2.25.0・1.9差)

騎手:レーン(55キロ)

スタート直後にソーダズリングが内へ寄れて、弾かれる感じの接触がありポジションを下げてしまった。

道中は中団の後ろ13番手の内を追走。

4角も13番手で直線に向き、直線は馬群の内目に切れ込んで追い上げを計り、残り200mまでは先頭集団を窺う脚色だったが、残り200mからは勢いが鈍った。

ポジションが取れなかったのは残念だったが、最後の脚色を見るに、2400mは微妙に長いか?

2023年 優駿牝馬(オークス・G1)のラップ分析&回顧


コナコーストの脚質

道中控えて、終いの脚を生かす競馬。

終いの脚やSPの持続力はそこそこのものを持っていそうだが、エンジンのかかりが遅いような印象がある。

坂の上りではモタモタしているが、坂を上りきってからビュンと伸びるような感じ。

なので、道中の位置取りがあまり後ろになると苦しいだろう。

中団の前あたり、悪くても中団まで。

トモがしっかりしてくれば、ここら辺は改善してくるのか?

それともこういう馬なのか?


コナコーストの血統背景

父はキタサンブラック(サンデー系ブラックタイド//菊花賞、春天連覇、秋天、JC、大阪杯、有馬記念)。

母の父はキングカメハメハ(ミスプロ系キングマンボ/NHKマイルC、日本ダービー)。

母方の6代前、Sunny Valley(サニーヴァリー)を祖とする牝系は、多くの重賞勝ち馬を輩出する名門牝系。

近親にはフサイチコンコルド(東京優駿)、アンライバルド(皐月賞)、ヴィクトリー(皐月賞)など。