アスコリピチェーノのキャリアはまだ浅いので、近走にみを振り返る。

アスコリピチェーノの前走

23/12/10 阪神JF(G1)

阪神 芝1600m(外)良

着順:1着(1.32.6・クビ差)

騎手:北村宏司(55キロ)

道中は中団馬群の中、8番手を追走。

4角も8番手の中で直線に向くと、直線は馬群の真ん中から追い上げに入り、コラソンビートと一緒に伸びてきて、坂下で逃げ粘るシカゴスティングを射程圏に捉えると、ゴール前では内から伸びてきたステレンボッシュの強襲をクビ差抑えてゴール。

中団から素晴らしい伸びを見せての快勝。

この流れを中団にポジションを取っての33.7秒の脚なら評価できる。

クラシック戦線に期待が膨らむ。

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24/4/7 桜花賞(G1)

阪神 芝1600m(外)良

着順:2着(1.32.3・0.1差)

騎手:北村宏司(55キロ)

道中は中団8番手の外。

内に勝ち馬を置いてほぼ並走している感じ。

4角も8番手の大外で直線に向くが、直線の入口で少しもたついた感じで、そのため勝ち馬に押しのけられる格好になった。

直線は勝ち馬の直後から食らいついて行くが、4角でできた1馬身ほどの差が最後まで縮まらずに2着まで。

4角のもたつきについて鞍上は、手応えが苦しくなったとコメントしている。

おそらく賛否が分かれるところだろうが、馬の力に差はなかったようには見えた。

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アスコリピチェーノの脚質

道中、中団あたりで脚を溜めて、直線で終いの脚を生かしてくる競馬。

瞬発力はもとより、スピードの持続力も相当ありそう。


アスコリピチェーノの血統背景

父はダイワメジャー(サンデー系/皐月賞、秋天、マイルCS連覇、安田記念)。

ダイワメジャーはセリフォス、レシステンシアなど多くのG1ウイナーを輩出しているが、その産駒の勝ち鞍は芝1600mまで。

母の父はデインヒルダンサー(ND系ダンチヒ)。

デインヒルダンサーは欧州で走り、2歳時に芝のG1を2勝。距離は芝の6~7F(約1200~1400m)。