2023年6月25日【宝塚記念】終了時点までのデータをもとに、モズベッロの好走パターンを分析。
Contents
- 1 モズベッロの距離適性
- 2 モズベッロの脚質
- 3 モズベッロのコース適正
- 4 モズベッロの持ち時計(ベストタイム)
- 5 モズベッロの重馬場適正
- 6 モズベッロの鉄砲実績(休み明け)
- 7 モズベッロのローテーション適正
- 8 モズベッロの枠順適正
- 9 モズベッロの季節別着度数
- 10 モズベッロの斤量別着度数
- 11 モズベッロの好走体重
- 12 モズベッロの血統背景
- 13 モズベッロの近走
- 13.1 19/9/16 セントライト記念(G2)18頭立て
- 13.2 19/11/23 高雄特別(2勝・ハンデ)8頭立て
- 13.3 19/9/16 グレイトフルS(3勝・ハンデ)16頭立て
- 13.4 20/1/19 日経新春杯(G2)
- 13.5 20/3/28 日経賞(G2)
- 13.6 20/5/3 天皇賞・春(G1)
- 13.7 20/6/28 宝塚記念(G1)
- 13.8 20/12/27 有馬記念(G1)
- 13.9 21/1/24 アメリカJCC(G2)
- 13.10 21/2/14 京都記念(G2)
- 13.11 21/4/4 大阪杯(G1)
- 13.12 21/6/27 宝塚記念(G1)
- 13.13 21/10/10 京都大賞典(G2)
- 13.14 21/10/31 天皇賞(秋)(G1)
- 13.15 21/11/28 ジャパンカップ(G1)
- 13.16 21/12/26 有馬記念(G1)
- 13.17 23/2/26 中山記念(G2)
- 13.18 23/4/2 大阪杯(G1)
- 13.19 23/5/7 新潟大賞典(G3・ハンデ)
- 13.20 23/6/3 鳴尾記念(G3)
- 13.21 23/6/25 宝塚記念(G1)
モズベッロの距離適性
モズベッロはこれまでに芝1800m~芝3200mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1800m(1-2-0-1)
- 芝2000m(0-1-0-6)
- 芝2200m(1-0-1-6)
- 芝2400m(2-0-0-2)
- 芝2500m(0-1-0-3)
- 芝3200m(0-0-0-1)
適距離は2400m前後と思われるが、2000m前後でも嵌れば飛んでくる。
モズベッロの脚質
なんと言ってもモズベッロはスタートが悪いので、位置取りは中団~中団の後ろが多くなる。
しかし、早目の進出で順位を上げて、残り600mで先頭との差が1.0秒前後なら、3~4角、直線で脚を伸ばして追い込んで来る。
しかし、これが嵌るのはタフな展開。上り時計が36秒前後かからないと嵌らない。
ただ、タフな展開には滅法強く、そのような展開になれば、重戦車のように、より一層力を発揮する。
早い話、上りがかかってナンボの馬。
しかし齢を重ねた現在、上りがかかっても馬券圏内は厳しくなってきた。
モズベッロのコース適正
モズベッロの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 新潟(0-0-0-1)
- 東京(0-0-0-2)
- 中山(0-1-0-6)
- 中京(1-0-0-1)
- 京都(3-1-0-2)
- 阪神(0-2-1-7)
この馬、「大阪杯」2着もあるように、阪神の2000mは好きそう。
モズベッロの持ち時計(ベストタイム)
モズベッロの持ち時計は次の通り;
- 芝1800m:1.46.0 2着(0.4差・阪神)
- 芝2000m:1.58.2 12着(0.8差・阪神)
- 芝2200m:2.11.2 8着(0.8差・阪神)
- 芝2400m:2.26.4 1着(-0.5差・京都)
- 芝2500m:2.33.1 2着(0.2差・中山)
- 芝3200m:3.17.4 7着(0.9差・京都)
高速決着、高速馬場は不向き。
モズベッロの重馬場適正
モズベッロの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(0-0-1-1)
- 重(1-1-0-1)
- 不良(0-0-0-2)
凡走もあるが、その時の敗因は道悪ではないだろう。
基本的にこの馬、道悪は得意。
モズベッロの鉄砲実績(休み明け)
モズベッロの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(1-1-0-4)
叩いてからは;
- 2戦目(0-0-0-5)
- 3戦目(1-0-1-3)
- 4戦目(0-1-0-2)
- 5戦目~(0-0-0-1)
モズベッロのローテーション適正
- 連闘(未)
- 中1~2週(1-1-0-3)
- 中3~5週(2-1-0-9)
- 中6~8週(0-1-1-2)
モズベッロの枠順適正
モズベッロの枠番別着度数は;
- 1~4番(1-1-0-6)
- 5~9番(2-2-0-6)
- 10~14番(1-1-1-6)
- 15~18番(0-0-0-1)
モズベッロの季節別着度数
- 12~2月(冬):(2-0-0-7)
- 3~5月(春):(0-3-0-5)
- 6~8月(夏):(1-1-1-3)
- 9~11月(秋):(1-0-0-4)
モズベッロの斤量別着度数
- 52キロ(1-0-0-0)
- 54キロ(2-1-0-1)
- 55キロ(0-0-0-1)
- 56キロ(1-2-0-6)
- 57キロ(0-1-0-5)
- 57.5キロ(0-0-0-1)
- 58キロ(0-0-1-5)
モズベッロの好走体重
3着以内の体重は;
- 468~486キロ
モズベッロの血統背景
父は2012年のダービー馬、ディープブリランテ(サンデー系ディープインパクト/日本ダービー)。
母の父はハーランズホリデー(ND系ストームキャット)。
ハーランズホリデーは米国、ドバイで走り、ダートG1を3勝。主戦場はダートの中距離。
モズベッロの近走
19/9/16 セントライト記念(G2)18頭立て
中山 芝2200m 重
着順:17着(2.13.8 2.3差)
騎手:M・デムーロ(56キロ)
後方から全く進んで行かず見せ場無く終わる。
陣営からは「暑さに参っていた」とのコメントも出ている。
本来の走りでなかったのは確か。
度外視できるのではないか。
19/11/23 高雄特別(2勝・ハンデ)8頭立て
京都 芝2400m(外) 重
着順:1着(2.26.4 -0.5差)
騎手:松山弘平(54キロ)
珍しく出遅れずスタート。
8頭立ての5番手なので位置取り的には定位置か。
4角、直線は大外に出して逃げる先頭を追い込み、残り200mで先頭。
そのまま後続を離してゴール。
まともに走ればこのクラスでは楽勝ということ。
19/9/16 グレイトフルS(3勝・ハンデ)16頭立て
中山 芝2500m 良
着順:4着(2.35.7 0.1差)
騎手:横山武史(54キロ)
出遅れて中団の後ろ10番手から。
中盤はかなり緩んだスローペース。
3~4角で差を詰めて直線を向く。
ゴール前懸命に追い詰めるが4着まで。
スローで前が残ったレースを0.1まで追い詰める脚は見事。
出遅れさなければ勝ち負け。
20/1/19 日経新春杯(G2)
京都 芝2400m 良 14頭
着順:1着(2.26.9・-0.4差)
騎手:池添謙一(52キロ)
スタートは五分、道中は中団の6番手あたりを追走。
当日の馬場は引き続きタフな馬場で時計がかかる状態。
4角ではスッと外へ出して直線スムーズに抜け出した。
元々タフな馬場状態では強い馬。前々にポジションを取ることができれば、かなりの確率で好走する。
ハンデ52キロも効いた感じ。
20/3/28 日経賞(G2)
中山 芝2500m 良 14頭
着順:2着(2.33.1・0.2差)
騎手:池添謙一(56キロ)
スタートは五分もポジションは後方。
3~4コーナーで勝ったミッキースワローを前に見るポジションで進出開始。
4コーナーは外を回って、直線もミッキースワローと一緒に伸びてくるが2着まで。
直線でミッキースワローに多少寄られる不利もあった、自身も内にもたれる癖があるようで、「まっすぐ走れば差し切る勢い」とは鞍上のコメント。
20/5/3 天皇賞・春(G1)
京都 芝3200m(外)14頭
着順:7着(3.17.4・0.9差)
騎手:池添謙一(58キロ)
道中は先団4番手あたり。
勝ったスティッフェリオの直後で位置取りとしては良かった。
しかし直線ではイマイチ伸びきれずに7着。
3200mはちょっと長そう。
20/6/28 宝塚記念(G1)
阪神 芝2200m(内)良
着順:3着(2.15.3・1.8差)
騎手:池添謙一(58キロ)
道中は中団のやや後ろ。
3角過ぎの勝負どころではやや置かれ気味になったが、それでも直線は懸命の走りで、バテて落ちて来る馬を交わして行って3着を死守。
この馬も道悪は巧いが、過去の戦績をみても、単勝106倍はちょっと舐められた感じ。
20/12/27 有馬記念(G1)
中山 芝2500m 良
着順:15着(2.38.2・3.2差)
騎手:田辺裕信(57キロ)
大きく出遅れて道中はほぼ最後方。
4角も最後方で直線に向き、内ラチ沿いを走ってくるがすでに戦意なしの様子。
長期休養明け、調教の走りも良くなかったみたいで、今回は参考外。
21/1/24 アメリカJCC(G2)
中山 芝2200m 不良
着順:5着(2.18.3・0.4差)
騎手:北村宏司(56キロ)
道中は後方。
3~4角で順位を押し上げ、4角10番手で直線に向く。
直線も馬群の外目からジワジワと追い上げて、0.4差の5着。
まあ、この馬の競馬は出来ている。
復調気配。
⇒2021年 アメリカジョッキーCC(G2)のラップ分析&回顧
21/2/14 京都記念(G2)
阪神 芝2200m(内)良
着順:8着(2.11.2・0.8差)
騎手:三浦皇成(56キロ)
スタート出遅れて後方から。
4角も後方10番手で直線に向くが、直線では見せ場なし。
レース展開としてはそこそこ流れたが、開幕週の阪神、前が止まらない。
上りも速く、この馬の持ち味は出せないレース。
21/4/4 大阪杯(G1)
阪神 芝2000m(内)重
着順:2着(2.02.3・0.7差)
騎手:池添謙一(57キロ)
道中はいつものように後方から。
3~4角でジワジワと順位を上げて、4角は5番手の外。
直線も馬群の外目からジワジワと追い上げて、脚の上がったコントレイルを捉えての2着。
こう言う流れではやはり強い。
21/6/27 宝塚記念(G1)
阪神 芝2200m(内)
着順:8着(2.12.2・1.3差)
騎手:池添謙一(58キロ)
道中は中位の外、8~9番手。
3角を過ぎてペースアップしたところでも外々を回して食らいついて行く。
4角は4番手の外で直線に向くが、直線では伸びを欠いて8着まで。
積極的な競馬は評価できるが、いずれにしてもこの馬が好走できる展開ではなかった。
21/10/10 京都大賞典(G2)
阪神 芝2400m 良
着順:13着(2.26.7・2.2差)
騎手:池添謙一(56キロ)
3枠4番から道中は最後方近く。
4角も離れた最後方14番手で直線に向くが、直線でも良いところなし。
叩いてからということだろうが、あまりにもお粗末な競馬。
21/10/31 天皇賞(秋)(G1)
東京 芝2000m 良
着順:13着(1.59.3・13着)
騎手:池添謙一(58キロ)
道中は中団の後ろ10番手あたり。
4角は8番手の内で直線に向き、直線は馬群の中ほどから追い上げを計るが、良い脚は出せず。
レースの上りが33.6秒では、この馬の出番はない。
21/11/28 ジャパンカップ(G1)
東京 芝2400m 良
着順:13着(2.26.5・1.8差)
騎手:池添謙一(57キロ)
スタート出遅れて道中は後方13番手を追走。
4角も後方15番手で直線に向くが、直線ではいいところなし。
スローの瞬発力勝負では、この馬に出番はないが、前走も今走も、上りの脚はしっかり34秒台を出している。
調子は決して悪いわけではないと思う。
21/12/26 有馬記念(G1)
中山 芝2500m(内)良
着順:8着(2.33.5・1.5差)
騎手:池添謙一(57キロ)
出遅れて道中は後方13番手の最内を追走。
4角も13番手の内目で直線に向き、直線は馬群の大外に進路を取って追い上げを計るが、1.5差の8着まで。
直線もジリジリと伸びてはいるが、あの位置どりからでは届かない。
(このあと脚部不安で1年2ヵ月の休養)
23/2/26 中山記念(G2)
中山 芝1800m(内)良
着順:10着(1.48.1・1.0差)
騎手:大野拓弥(57キロ)
出遅れて道中は最後方から。
4角も後方12番手で直線に向くが、直線では見せ場なし。
最後もこの馬なりには伸びてはいるが、あの位置取りとこの上り時計では出番はない。
23/4/2 大阪杯(G1)
阪神 芝2000m(内)良
着順:12着(1.58.2・0.8差)
騎手:西村淳也(58キロ)
スタート出遅れて道中は後方から。
4角も後方14番手の最内で直線に向くが、直線では見せ場なし。
今回のような展開では、この馬の出番はない。
23/5/7 新潟大賞典(G3・ハンデ)
新潟 芝2000m(外)不良
着順:4着(2.05.6・1.8差)
騎手:角田大和(57.5キロ)
スタート出遅れるが、促して、道中は中団8番手の内。
4角は7番手の内目で直線に向くと、直線はカラテの直後から追い上げを計り、残り200mでは3番手争いをしていたが、ゴール前では3着馬に2馬身半の差をつけられて4着まで。
やはりこういう馬場ではそこそこ走ってはくるが、齢を重ねた現在では、往年の重戦車のような走りは、もう望めないのかも。
23/6/3 鳴尾記念(G3)
阪神 芝2000m(内)良
着順:6着(1.59.4・0.3差)
騎手:幸英明(57キロ)
珍しく5分のスタートで、道中は中団の後ろ、10番手の内を追走。
4角は12番手の最内で直線に向き、直線は馬場の内目から追い上げに入り、そこそこの脚で追い上げてはくるが、0.3差の6着まで。
珍しく出遅れがなかったので、道中のポジションがいつもよりはよかった。
それでも上りがもう少しかかってくれないと馬券圏内は厳しい。
23/6/25 宝塚記念(G1)
阪神 芝2200m(内)良
着順:14着(2.12.6・1.4差)
騎手:角田大河(58キロ)
道中は中団のやや後ろ、110番手の外を追走。
4角は12番手の中で直線に向くが、直線では見せ場は作れず。