2020年4月19日【皐月賞】終了時点までのデータをもとに、ウインカーネリアンの好走パターンを分析。
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ウインカーネリアンの距離適性
ウインカーネリアンはこれまでに芝1800m~芝2000mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1800m(2-1-0-1)
- 芝2000m(0-1-0-2)
ベストは1800m、2000mはギリギリか?
ウインカーネリアンの脚質
「逃げ」「先行」。
前につけて力を発揮。
緩いペースなら確実に粘ってくる印象がある一方で、締まった流れの展開ではイマイチの印象。
切れる脚はない。
ウインカーネリアンのコース適正
ウインカーネリアンの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 福島(1-0-0-0)
- 新潟(0-0-0-1)
- 東京(0-1-0-1)
- 中山(1-1-0-2)
前につけてしぶといが、キレる脚はないということなので、必然的に小回り、内回りコースでの好走が目立つ。
ウインカーネリアンの持ち時計(ベストタイム)
ウインカーネリアンの持ち時計は次の通り;
- 芝1800m:1.47.6 6着(東京)
- 芝2000m:2.01.6 4着(中山)
高速馬場、高速決着には向かない。
ウインカーネリアンの重馬場適正
ウインカーネリアンの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(0-1-0-1)
- 重(0-0-0-1)
重馬場での敗戦は、馬場が敗因ではない可能性も高い(後述)。
道悪が苦手と言うふうには思えないが・・・。
ウインカーネリアンの枠順適正
前につけてしぶとい馬だけに、枠順も内が欲しいところだろう。
ウインカーネリアンの鉄砲実績(休み明け)
ウインカーネリアンの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(0-0-0-1)
ウインカーネリアンのここまでの走り
19/6/9 2歳新馬 11頭立て
東京 芝1800m 稍重
着順:2着(1.51.4 0.4差)
騎手:松岡正海(54キロ)
ドスローで上りだけの競馬。
番手で追走したウインカーネリアン。ここは押し切らないと。
着差も0.4はつけられ過ぎでは?
レースの上りが33.5秒。
切れる脚はなさそう。
19/6/29 2歳未勝利 10頭立て
福島 芝1800m 良
着順:1着(1.49.5 -0.1差)
騎手:三浦皇成(54キロ)
馬場は良だが、雨降りでタフな馬場になっていた様子。
3~4番手で追走。3角過ぎで動いて4角2番手。
直線残り100くらいで先頭に立って、そのまま押し切ってゴール。
レースの上りが35.9秒。
上りがこれくらいかかるとなんとかなる。
19/8/25 新潟2歳S(G3) 16頭立て
新潟 芝1600m 良
着順:7着(1.36.4 1.4差)
騎手:松岡正海(54キロ)
出遅れて位置取りは後ろ。
道中無理せず4角も10番手で直線へ。
後ろで脚を溜めた割には弾けず7着。
やはりこの馬、キレる脚はない。
前につけないと話にならないのか。
19/9/22 芙蓉S(2歳OP) 6頭立て
中山 芝2000m 良
着順:2着(2.03.3 0.4差)
騎手:松岡正海(54キロ)
6枠6番からハナに立つ。
道中かなりのスローでマイペースの逃げ。
それでも直線は残り200mで勝ち馬に交わされ、ゴール前では3着馬にハナ差まで詰め寄られた。
まだまだこれからの馬。
20/2/2 セントポーリア賞(3歳・1勝) 6頭立て
東京 芝1800m 良
着順:6着(1.47.6 0.4差)
騎手:松岡正海(56キロ)
7枠10番から前走同様に逃げるが、直線粘り切れず6着。
ペースはそこそこ速く、3歳OPのラップタイムとほぼ同等。
10番ゲートから、テンが速くなったことを差し引いても、ここは粘って、最低でも馬券圏内に入らないとこの先の展望は開けない。
20/3/8 弥生賞(G2)
中山 芝2000m 重 11頭
着順:8着(2.04.0・1.1差)
騎手:ミナリク
6枠6番からハナを切るが、3角入口で早々に後ろから仕掛けられてあとはジリジリと後退。
ペースも重馬場にしてはそこそこ速かった感じ。
まだまだこのクラスでは力不足。
20/3/28 3歳1勝クラス
中山 芝1800m 良 10頭
着順:1着(1.50.0・-0.4差)
騎手:三浦皇成(56キロ)
道中は2~3番手から。
ペースはスローで前有利。
直線は前で粘る2頭を坂で一気に交わしてゴール。
クラスなりの競馬。
強調材料はない。
20/4/19 皐月賞(G1)
中山 芝2000m 稍重 18頭
着順:4着(2.01.6・0.9差)
騎手:田辺裕信(57キロ)
道中は2番手追走だが、逃げたキメラヴェリテがやや離した逃げを打っている。
キメラヴェリテの刻んだラップは稍重馬場なりの平均ペース。
なので、2番手追走のウインカーネリアンとしては、さほど速いペースには感じていなかったのではないか?
言うなればスローの逃げに近い格好。
道悪さえ苦にしなければ、これくらいのペースなら0.9差の4着は妥当な線。
きついローテーションで頑張ってはいるが、展開に助けられた面は否めない。
ウインカーネリアンの次走
次走は東京芝2400mで行われる、「日本ダービー(G1)」。
コース、距離ともに、合っているとは思えない。