2024年2月11日【京都記念】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、アフリカンゴールドの好走パターンを分析。

アフリカンゴールドの距離適性

アフリカンゴールドはこれまでに芝1800m~芝3600mまでの距離のレースに使われてきた。

各距離の着度数は次の通り;

  • 芝1800m(0-0-0-1)
  • 芝2000m(0-1-0-11)
  • 芝2200m(2-1-0-6)
  • 芝2400m(3-1-0-6)
  • 芝2500m(0-0-1-3)
  • 芝3000m(0-0-0-2)
  • 芝3200m(0-0-0-1)
  • 芝3600m(0-0-0-1)

基本的に2200~2400mがよさそう。

2500mからは少し長いが、道中のペースさえ緩ければ持つ。

アフリカンゴールドの脚質

逃げ、先行脚質。

ペースが落ち付くと前々で粘り込んでくる。

目安としては、前半1000mの通過が61秒を切る流れの場合は(1-0-0-14)。

一方で、前半1000mの通過が61秒以上で(4-3-1-10)。

アフリカンゴールドのコース適正

アフリカンゴールドの競馬場ごとの着度数は次の通り;

  • 札幌(0-0-0-1)
  • 函館(未)
  • 福島(未)
  • 新潟(未)
  • 東京(1-0-1-6)
  • 中山(0-0-0-1)
  • 中京(1-1-0-6)
  • 京都(1-2-0-8)
  • 阪神(2-0-0-9)
  • 小倉(未)

現状では、コースによる巧拙はあまり認められない。

アフリカンゴールドの持ち時計(ベストタイム)

アフリカンゴールドの持ち時計は次の通り;

  • 芝1800m:1.46.9 10着(阪神)
  • 芝2000m:1.59.0 7着(阪神)
  • 芝2200m:2.11.9 1着(阪神)
  • 芝2400m:2.25.4 2着(京都)
  • 芝2500m:2.30.3 8着(東京)
  • 芝3000m:3.07.8 12着(京都)
  • 芝3600m:3.47.7 11着(中山)

速い時計の決着には縁がない。

アフリカンゴールドの重馬場適正

アフリカンゴールドの稍重も含めた道悪競馬での実績は;

  • 稍重(1-0-0-8)
  • 重(0-0-0-2)
  • 不良(未)

荒れた馬場の道悪は苦手そうだが、キレイな馬場なら問題なさそう。


アフリカンゴールドの鉄砲実績(休み明け)

アフリカンゴールドの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;

  • 10週以上(3-0-0-13)

叩いてからは;

  • 2戦目(0-2-1-8)
  • 3戦目(1-1-0-3)
  • 4戦目(0-0-0-3)
  • 5戦目~(1-0-0-1)

アフリカンゴールドのローテーション適正

  • 連闘(未)
  • 中1~2週(0-1-0-3)
  • 中3~5週(1-1-1-11)
  • 中6~8週(1-1-0-2)

アフリカンゴールドの枠順適正

アフリカンゴールドの馬番別着度数は;

  • 1~4番(1-2-1-11)
  • 5~9番(2-1-0-8)
  • 10~14番(2-0-0-10)
  • 15~18番(0-0-0-2)

アフリカンゴールドの斤量別着度数

  • 52キロ(0-0-0-1)
  • 53キロ(1-0-0-0)
  • 54キロ(1-1-0-1)
  • 55キロ(0-0-1-6)
  • 56キロ(3-2-0-4)
  • 57キロ(0-0-0-9)
  • 58キロ(0-0-0-7)

アフリカンゴールドの季節別着度数

  • 12~2月(冬):(1-1-0-11)
  • 3~5月(春):(1-2-0-8)
  • 6~8月(夏):(1-0-0-5)
  • 9~11月(秋):(2-0-1-7)

アフリカンゴールドの好走体重

3着以内の体重は;

  • 460~468キロ

アフリカンゴールドの血統背景

父はステイゴールド(サンデー系/香港ヴァーズ、春天2着、秋天2着、宝塚記念2着)。

母の父はゴーンウエスト(ミスプロ系)。

ゴーンウエストは米国で走り、ダートG1を1勝。主要距離はダートの短距離、マイル、中距離。

アフリカンゴールドの近走

22/2/13 京都記念(G2)

阪神 芝2200m(内)稍重

着順:1着(2.11.9・-0.2差)

騎手:国分恭介(56キロ)

7枠11番からハナを切ってまんまと逃げ切った。

前々走も17番人気で2番手追走からの2着。

こういう展開なら警戒すべき一頭になったが、もうないだろう。

2022年 京都記念(G2)のラップ分析&回顧

22/4/3 大阪杯(G1)

阪神 芝2000m(内)

着順:7着(1.59.0・0.6差)

騎手:国分恭介(57キロ)

外枠15番から道中は2番手追走。

4角も2番手で直線に向き、直線も坂下までは3着争いに加り、その後もズルズルとは行かず7着を確保。

前目から粘り込む競馬が板に付いて来た感じ。

今回は上りが35.8秒かかったのもよかったのだろう。

2022年 大阪杯(G1)のラップ分析&回顧

22/6/26 宝塚記念(G1)

阪神 芝2200m(内)良

着順:16着(2.12.4・2.7差)

騎手:国分恭介(58キロ)

スタートは出遅れるが、内枠を利して道中は先団3~4番手の内を追走。

4角は5番手の内で直線に向くが、直線ではもう脚は残っていなかった感じ。

全体的に前有利の展開ではあったが、この馬にとっては道中のペースが速すぎた。

2022年 宝塚記念(G1)のラップ分析&回顧

22/10/10 京都大賞典(G2)

阪神 芝2400m 稍重

着順:12着(2.26.1・1.8差)

騎手:国分恭介(57キロ)

【レース前寸評】

道中のペースが緩めば、前々で残ってくる馬。

【結果】

道中は先団2~3番手を追走。

4角も2番手で直線に向くが、直線ではまったく粘れず。

このドスローの流れなら、もう少し粘れてもいい気はするが・・・。

2022年 京都大賞典(G2)のラップ分析&回顧

22/11/6 アルゼンチン共和国杯(G2・ハンデ)

東京 芝2500m 良

着順:10着(2.31.9・0.8差)

騎手:マーカンド(57キロ)

【レース前寸評】

緩い流れなら、前々で残ってくることは可能。

【結果】

外枠14番から道中は2番手追走。

4角も2番手で直線に向き、坂の上りまではなんとか粘っていたが、坂を上りきって力尽きた感じ。

この馬にとっては、ペースアップのタイミングがちょと速かったのだろう。

2022年 アルゼンチン共和国杯(G2)のラップ分析&回顧

23/1/15 日経新春杯(G2・ハンデ)

中京 芝2200m 稍重

着順:9着(2.15.0・0.8差)

騎手:国分恭介(58キロ)

外枠13番からハナを切る。

稍重の馬場ながら、前半1000mの通過が62.1秒のかなり緩いペースに落とし込んだ。

4角も先頭で直線に向くが、直線では坂を上り切ったあたりで失速していった。

マイペースの逃げではあったが、道悪はよくないし、斤量の58キロも重かったのだろう。

2023年 日経新春杯(G2)のラップ分析&回顧

23/2/12 京都記念(G2)

阪神 芝2200m(内)良

着順:9着(2.12.3・1.4差)

騎手:国分恭介(58キロ)

スタート五分も先手は取れずに、道中は中団8番手を追走。

3~4角ではさらに順位を落として、4角は12番手で直線に向くが、直線で脚は出せず。

この馬は前にいないと厳しい。

2023年 京都記念(G2)のラップ分析&回顧

23/3/19 阪神大賞典(G2)

阪神 芝3000m(内)良

着順:4着(3.06.5・0.4差)

騎手:国分恭介(57キロ)

3枠3番からハナへ。

前半1000mの通過が64.9秒の超スローペースに落とし込んで気分よく逃げる。

4角も先頭で直線に向くと、直線も馬場の最内を粘りに粘り、坂の途中まではまだ先頭。

しかし、ゴール前では3頭に交わされて4着まで。

3着馬にはクビ差。

この流れを作ったからには、3着までには粘りたかっただろう。

2023年 阪神大賞典(G2)のラップ分析&回顧

23/4/30 天皇賞(春)(G1)

京都 芝3200m(外)稍重

着順:競争中止

騎手:国分恭介(58キロ)

大外17番ゲートから、内で主張するタイトルホルダーを制してハナに立つが、1周目の1角ではタイトルホルダーに早々にハナを奪い返されると、そこからズルズルと後退し、そのまま2周目の向正面で競争を中止した。

心房細動があったらしい。

2023年 天皇賞・春(G1)のラップ分析&回顧

23/8/20 札幌記念(G2)

札幌 芝2000m 稍重

着順:12着(2.05.1・3.6差)

騎手:国分恭介(58キロ)

道中は2番手を追走。

3角も2番手で通過するが、ここからのペースアップに対応できず、4角は10番手の内で直線に向くが、直線では余力なし。

道悪、そしてこの距離も向かない。

2023年 札幌記念(G2)のラップ分析&回顧

23/10/9 京都大賞典(G2)

京都 芝2400m(外)重

着順:5着(2.25.5・0.2差)

騎手:国分恭介(57キロ)

7枠12番からハナを切る。

前半1000mの通過が61.6秒と、この馬の勝ちパターンのペースで軽快に逃げ、4角も先頭で直線。

直線も残り100mあたりまで先頭で引っ張る頑張りを見せるが、ゴール前で4頭に交わされて5着まで。

勝ちパターンの逃げは打てたが、あと一息。

2023年 京都大賞典(G2)のラップ分析&回顧

23/11/5 アルゼンチン共和国杯(G2・ハンデ)

東京 芝2500m 良

着順:8着(2.30.3・0.4差)

騎手:国分恭介(58キロ)

3枠6番からハナへ。

道中そこそこのラップを刻んで、4角も先頭で直線。

直線は坂の途中でマイネルウィルトスに交わされたあとも、坂の頂上まではなんとか先頭に食らいついていたが、ゴール前で甘くなった。

58キロを背負って0.4差なら上出来。

前走に引き続き調子はよさそう。

今後展開さえハマれば穴をあけてきそう。

2023年 アルゼンチン共和国杯(G2)のラップ分析&回顧

23/12/2 ステイヤーズS(G2)

中山 芝3600m 良

着順:11着(3.47.7・2.3差)

騎手:国分恭介(57キロ)

序盤は逃げるアイアンバローズと競るかたちの2番手追走。

しかし2周目の手前あたりでアイアンバローズが少し上げたときには着いて行かず、そこからは離れた2番手。

2周目向正面から上げて行ってアイアンバローズを追い始め、3~4角ではアイアンバローズと差のない2番手。

4角も2番手で直線に向くが、直線ではもう脚は残っていなかった感じ。

2周目の手前で離されたときに着いて行けていればまた状況は違ったか?

いくらなんでも向正面からのスパートでは最後まで持たない。

2023年 ステイヤーズS(G2)のラップ分析&回顧

24/2/11 京都記念(G2)

京都 芝2200m(外)良

着順:10着(2.13.2・1.1差)

騎手:国分恭介(57キロ)

大外12番から、内でハナを主張するバビットを抑えて先頭に立つ。

後続を3馬身ほど離して逃げるが、前半1000mの通過が59.7秒なので、この馬にしてみればかなり速いペース。

4角も先頭で直線に向くが、直線入口でバビットに交わされると、残り200mを切ってからは後続の馬群に飲み込まれて行った。

大外枠が痛かった。

レースの序盤で、バビットを制したあたりで勢いがつきすぎて、ペースが速くなったのでは?

2024年 京都記念(G2)のラップ分析&回顧