2022年7月31日【クイーンS】終了時点までのデータをもとに、フェアリーポルカの好走パターンを分析。(ダート競争は除く)
Contents
- 1 フェアリーポルカの距離適性
- 2 フェアリーポルカの脚質
- 3 フェアリーポルカのコース適正
- 4 フェアリーポルカの持ち時計(ベストタイム)
- 5 フェアリーポルカの重馬場適正
- 6 フェアリーポルカの枠順適正
- 7 フェアリーポルカの鉄砲実績(休み明け)
- 8 フェアリーポルカの季節別着度数
- 9 フェアリーポルカの斤量別着度数
- 10 フェアリーポルカの連対体重
- 11 フェアリーポルカの血統背景
- 12 フェアリーポルカの近走
- 12.1 20/1/18 愛知杯(G3・ハンデ)
- 12.2 20/3/14 中山牝馬S(G3・ハンデ)
- 12.3 20/4/25 福島牝馬S(G3)
- 12.4 20/8/02 クイーンS(G3)
- 12.5 20/10/17 府中牝馬S(G2)
- 12.6 20/12/19 ターコイズS(G3・ハンデ)
- 12.7 21/2/21 小倉大賞典(H3・ハンデ)
- 12.8 21/3/13 中山牝馬S(G3・ハンデ)
- 12.9 21/8/1 クイーンS(G3)
- 12.10 21/11/14 福島記念(G3・ハンデ)
- 12.11 21/12/18 ターコイズS(G3・ハンデ)
- 12.12 22/3/12 中山牝馬S(G3・ハンデ)
- 12.13 22/4/23 福島牝馬S(G3)
- 12.14 22/7/17 函館記念(G3・ハンデ)
- 12.15 22/7/31 クイーンS(G3)
フェアリーポルカの距離適性
フェアリーポルカはこれまでに芝1800m~芝2400mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1600m(0-0-1-1)
- 芝1800m(3-0-1-7)
- 芝2000m(1-1-1-5)
- 芝2400m(0-0-0-1)
ベストは1800m。
1600mも1800mと同じようなパフォーマンスは見せられると思う。
逆に2000mはギリギリ。スローの前残りぐらいが精一杯ではないか。
フェアリーポルカの脚質
先行押し切り、または中団あたりで脚を溜めて、終いの脚を生かしてくる競馬で好走。
ただし近走では、終いの脚も速い脚は使えていない。
なので、現状での好走パターンは、上りの相当かかる消耗戦で、前々からしぶとく粘り込んでくるイメージ。
フェアリーポルカのコース適正
フェアリーポルカの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 札幌(0-0-0-2)
- 函館(0-0-0-2)
- 福島(1-0-0-2)
- 東京(0-0-0-3)
- 中山(1-1-2-2)
- 京都(0-0-1-1)
- 阪神(2-0-0-0)
- 小倉(0-0-0-2)
中山コースは良い。
上り時計が速くなりやすい直線の長い競馬場よりは、内回り、小回りコース、もしくは直線急坂コースなど、上り時計がかかりやすい競馬場の方が戦いやすいだろう。
フェアリーポルカの持ち時計(ベストタイム)
フェアリーポルカの持ち時計は次の通り;
- 芝1600m:1.33.3 4着(中山)
- 芝1800m:1.46.0 8着(札幌)
- 芝2000m:1.58.3 2着(中山)
- 芝2400m:2.26.3 16着(東京)
スピード決着には不向き。
フェアリーポルカの重馬場適正
フェアリーポルカの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(0-0-0-2)
- 重(0-0-0-3)
- 不良(1-0-1-0)
稍重の「秋華賞」では、鞍上は馬場を敗因に挙げていたが、その後重馬場の「愛知杯」では0.2.差の4着。不良馬場の「中山牝馬S」では勝利した。
その後重馬場の「府中牝馬S」では、鞍上はまた馬場を敗因に。
ジョッキーのコメントを総合してみると、「滑るような道悪」はダメということ。
フェアリーポルカの枠順適正
フェアリーポルカの枠番別着度数は;
- 1~4番(1-0-1-5)
- 5~9番(2-1-2-3)
- 10~14番(1-0-0-3)
- 15~18番(0-0-0-3)
内枠が良い。
フェアリーポルカの鉄砲実績(休み明け)
フェアリーポルカの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(0-1-0-6)
叩いてからは;
- 2戦目(1-0-1-5)
- 3戦目(1-0-0-1)
- 4戦目(0-0-1-0)
- 5戦目~(未))
どちらかと言えば叩き良化型。
フェアリーポルカの季節別着度数
- 12~2月(冬):(1-0-2-3)
- 3~5月(春):(3-0-1-4)
- 6~8月(夏):(0-0-0-4)
- 9~11月(秋):(0-1-0-3)
フェアリーポルカの斤量別着度数
- 52キロ(1-0-0-0)
- 53キロ(0-0-0-1)
- 54キロ(3-1-1-2)
- 55キロ(0-0-1-6)
- 56キロ(0-0-1-5)
フェアリーポルカの連対体重
- 468~506キロ
フェアリーポルカの血統背景
父はルーラーシップ(ミスプロ系キングマンボ/クイーンエリザベス2世カップ、宝塚記念2着 他)。
母の父はアグネスタキオン(サンデー系/皐月賞、弥生賞 他)。
近親に「日経賞」他重賞5勝のトゥザグローリー。「エリザベス女王杯」他重賞4勝のトゥザヴィクトリーなど。
フェアリーポルカの近走
20/1/18 愛知杯(G3・ハンデ)
小倉 芝2000m 重
着順:4着(0.2差)
騎手:和田竜二(53キロ)
今回の愛知杯は小倉開催。
当日の重馬場を考えると、ペースはそこそこ流れていたものと思われる。
レースの上りは37.0秒としっかりかかっていて、今年の小倉開催の愛知杯は重馬場適正、それに伴うスタミナとパワーが問われるレースとなった。
フェアリーポルカは中団の後ろから競馬を進め、3角過ぎから進出を開始位し、4角は7番手の外で直線へ。
直線も馬場の外目を伸びてくるが、上位馬とは差が詰まらないかった。
前走は稍重馬場で大敗したが、今回は重馬場で0.2差の4着と健闘。
やはりこの馬、力はある。
20/3/14 中山牝馬S(G3・ハンデ)
中山 芝1800m 不良 16頭
着順:1着(1.50.2・-0.1差)
騎手:和田竜二(52キロ)
当日は雪の降りしきる不良馬場。
フェアリーポルカはハンデ52キロで道中は中団の前あたりを追走。
4角は6番手で直線に向き、直線は残り200mで先頭を射程圏。
ゴール前はリュヌルージュとの激しい追い比べを制してゴール。
レースの上りは37.8秒、ラスト200mは13.3秒というとてつもない消耗戦。
不良馬場でも道中のラップは緩まず、相当タフなレースだったことが分かる。
ハンデの恩恵があったとは言え、この馬、相当のスタミナとパワーを持ってそう。
20/4/25 福島牝馬S(G3)
福島 芝1800m 良 16頭
着順:1着(1.46.8・-0.1差)
騎手:和田竜二(54キロ)
外枠14番から道中は中団の後ろ。
3~4角で順位を上げて、4角は9番手の内で先頭は射程圏。
直線も馬場の内に開いたスペースからしっかりと伸びた。
外枠からでもしっかりと結果を残した。
まさに充実期。
20/8/02 クイーンS(G3)
札幌 芝1800m 良
着順:6着(1.46.1・0.2差)
騎手:和田竜二(55キロ)
道中は勝ったレッドアネモスと同じような位置取りでこちらは外。
勝負どころでは外を回して直線に向き、先頭を完全に射程圏に収めたが、そこから伸びあぐねての0.2差。
前走からの斤量2キロ増がこたえた感じ。
20/10/17 府中牝馬S(G2)
東京 芝1800m 重
着順:8着(1.49.9・1.4差)
騎手:和田竜二(54キロ)
道中は先頭からはかなり離れた3~4番手。
4角は3番手で直線に向くが、坂のあたりから置かれはじめ、最後はシンガリ負け。
鞍上はスリッピーな馬場を敗因に挙げた。
20/12/19 ターコイズS(G3・ハンデ)
中山 芝1600m 良
着順:3着(1.34.8・0.2差)
騎手:和田竜二(56キロ)
道中は中団、2着のアンドラステのうしろあたり。
4角で1、2着馬が内目に進路をとったのに対して、この馬は外。
最後の着差はその差。
初めての1600mだったが、やはりこの馬、中山は走る。
21/2/21 小倉大賞典(H3・ハンデ)
小倉 芝1800m 良
着順:8着(1.46.0・0.5差)
騎手:和田竜二(55キロ)
道中は先団4~5番手。
4角4番手の外で直線。
直線は2着のボッケリーニのすぐ前で追い出していたが、残り200mを過ぎたあたりから脚色が怪しくなった。
この馬向きの展開ではあったが、ちょっと時計が速すぎたか?
21/3/13 中山牝馬S(G3・ハンデ)
中山 芝1800m 不良
着順:3着(1.54.9・0.1差)
騎手:和田竜二(55キロ)
道中は中団。
3角手前から進出を開始して、4角は3番手で直線。
直線は馬場の内目から逃げるロザムールを捉えにかかるが、ゴール前で少し甘くなって3着まで。
この馬は、道悪は道悪でも、今回のような無茶苦茶な道悪は走る。
この馬を知りつくした鞍上の手綱も効いているのだろう。
21/8/1 クイーンS(G3)
函館 芝1800m 良
着順:4着(1.48.0・0.2差)
騎手:三浦皇成(56キロ)
道中は中団の前、4番手の内。
その後3~4角で順位を上げて、4角は2番手で直線。
直線は逃げ粘りを計るローザノワールに馬体を併せて追い比べ、これを制して先頭に立つが、ゴール前外からきた3頭に交わされて4着。
まあこの馬の展開だったが惜しい競馬。
馬場も外差しが有利だったような感じ。
21/11/14 福島記念(G3・ハンデ)
福島 芝2000m 良
着順:7着(2.00.5・1.3差)
騎手:三浦皇成(55キロ)
外枠15番から、道中はパンサラッサが離して逃げる展開の5番手追走。
4角も5番手で直線に向くが、逃げるパンサラッサは6~7馬身先を走る。
この馬自身はバテず伸びずで7着まで。
この馬向きの展開だけに、もう少し頑張れるはずだが、久々の2000mに加えてかなりの乱ペース。休み明けの-12キロも堪えたか?
21/12/18 ターコイズS(G3・ハンデ)
中山 芝1600m 稍重
着順:4着(1.33.3・0.5差)
騎手:三浦皇成(56キロ)
道中は中団の後ろ、9番手。
4角も9番手の内目で直線に向き、直線は進路を外に取って追い出しを計るが、外の馬にフタをされて出すところがなくなった。
進路が出来てからはそこそこの伸びはみせているだけに、惜しい競馬となった。
22/3/12 中山牝馬S(G3・ハンデ)
中山 芝1800m 良
着順:14着(1.47.5・0.7差)
騎手:三浦皇成(56キロ)
道中は中団のやや後ろ、8~9番手。
4角は9番手の内で直線に向き、直線は馬場の内目から追い上げに入るが、進路が塞がり伸びあぐねた。
進路があっても、この馬の現状では終いを伸ばす競馬では苦しいだろう。
22/4/23 福島牝馬S(G3)
福島 芝1800m 良
着順:8着(1.47.7・0.7差)
騎手:三浦皇成(55キロ)
道中は後方14番手。
4角も14番手で直線に向き、直線ではそこそこ追い込んではくるが、8着まで。
前日の雨の影響で、良馬場ではあるが馬場は緩かった感じ。
鞍上のコメントは「終始のめっていた」とのことなので、馬場が影響した感じ。
いずれにしても、あの位置取りから追い込んで来られる脚は、現状では期待できない。
22/7/17 函館記念(G3・ハンデ)
函館 芝2000m 重
着順:12着(2.08.1・4.5差)
騎手:武豊(55キロ)
道中は中団の前、6番手を追走。
3角は5番手で回ってくるが、3~4角では手応えがかなり怪しい。
4角は8番手で直線に向くが、直線では追い上げる脚は残っていなかった。
道悪と言うより、二千の距離で55キロのハンデでは厳しい。
22/7/31 クイーンS(G3)
札幌 芝1800m 良
着順:7着(1.48.1・0.3差)
騎手:吉田隼人(56キロ)
【レース前寸評】
千八はベストだが、相当極端な展開にならない限りここでは厳しそう。
【結果】
道中は中団のやや後ろ、9番手の最内。
4角は11番手の最内で直線に向き、直線は馬場の最内から追い上げてはくるが、届かず。
道中最短コースで直線も内が開いてはいたが、今のこの馬に速い上りは期待できない。
※レース中に鼻出血を発症していたようす。