結果

2022年 2月19日(土)

第72回 ダイヤモンドS(G3・ハンデ)

東京競馬場 芝3400m 良

2月19日(土)東京競馬場の馬場状態傾向分析(芝)

着順 馬名 タイム 着差 位置取り 上がり3F
テーオーロイヤル 3.30.1 4-4-3-3(先行) 34.8
ランフォザローゼス 3.30.5 2  1/2 11-11-11-11(後方) 34.5
トーセンカンビーナ 3.30.6 1/2 13-13-11-11(後方) 34.6

レースの上り:35.5


ラップ分析

1着タイム 序盤 前半 中盤 後半 上り
今走 3.30.1 49.6 49.6 38.4 37.0 35.5
過去平均 3.32.14 50.2 51.2 38.1 37.1 35.6
-0.6 -1.6 0.3 -0.1 -0.1

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

序盤、前半のラップが速くなっているが、これは逃げたグレンガリーが離して逃げていたため。

2番手のアンティシペイトとは5~6馬身。アンティシペイトと3番手の馬とはさらに3~4馬身の差があった。

3番手以降の馬が2番手との差をつめて行くのが2周目の3角手前、残り1200m地点あたり。

4角では2番手のアンティシペイトは後続馬群に吸収されて、逃げるグレンガリーがテーオーロイヤルに並ばれるのが残り400m地点あたり。

こうして見て行くと、序盤、前半のラップは速いものの、これは逃げたグレンガリーが刻んだラップで、3番手以降の馬は、例年通りゆったりとしたペースで道中を走っていたものと思われる。

しかし、残り1200mあたりからペースアップし、ゴールまでそのペースを持続するSP持続力が求められた。

前にいた馬が上位に食い込むためには、かなりの長く良い脚を使い続ける必要があったため、テーオーロイヤルを除いた先行勢は総崩れ、2、3着には後方からの差し馬が入った。

 


回顧

1着は2番人気のテーオーロイヤル。

道中は3~4番手追走。

3角手前で動いて行き、4角ではアンティシペイトに並びかけ、坂の上りで逃げ粘るグレンガリーを交わして、あとはそのまま押し切って、ゴール前は後ろを確かめる余裕のゴール。

先行勢で上位に入ったのはこの馬一頭、しかも勝ち切った。

道中は緩いラップで追走していたとはいえ、3角手前から長く良い脚を使って、自身の上りも34.8秒なら上々。

走破時計も過去15年を遡っても二番目に速い。

一連の流れを見ても、なかなかの心肺能力を持った馬だと推測する。

テーオーロイヤルの分析

 

2着は11番人気のランフォザローゼス。

道中は後方11番手。

4角も11番手の大外で直線に向き、直線は馬群の大外から一気の追い込むも、勝ち馬には遠く及ばず。

展開から見れば勝っていてもおかしくないところだが、勝った馬が強かった。

この馬自身も、ここにきて新たな一面を示した格好。

 

3着は5番人気のトーセンカンビーナ。

スタートはいつものように出遅れて、道中は後方13番手。

4角は11番手、ランフォザローゼスのすぐ外から追い出しにかかり、ランフォザローゼスと一緒に馬群の大外を追い上げて来るが3着まで。

まあ、この馬向きの展開になったが、斤量が1キロ重い分の3着か。

トーセンカンビーナの分析

 

1番人気のレクセランスは9着。

道中は中団の後ろ、10番手あたり。

2周目の3角手前から動いて行って、3角は5番手、4角は4番手、テーオーロイヤルの直後につけて直線。

直線もテーオーロイヤルの直後から追い上げを計るが、テーオーロイヤルを交わすどころか、自身が坂の上りで一杯気味。

直線まで溜めていればまた違ったかもしれないが、人気を背負っている以上、あそこから動かざるを得ない展開。

鞍上がコメントしているように、3400mも1Fほど長いかもしれない。

レクセランスの分析

 

3番人気のヴェローチェオロは5着。

道中は中団の前、5番手の内。

4角は6番手の内で直線に向き、直線は馬場の内目から追い上げに入り、坂の頂上あたりでは2番手争いに加わっていたが、ゴール前は差し馬3頭に交わされて5着まで。

長い距離に適性があることは間違いなさそう。

あとは力関係と、コースは内回り、小回りコースがよさそう。

ヴェローチェオロの分析