結果

2021年 12月12日(日)

第73回 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)

阪神競馬場 芝1600m(外)良

12月12日(日)阪神競馬場の馬場状態傾向分析(芝)

着順 馬名 タイム 着差 位置取り 上がり3F
サークルオブライフ 1.33.8 11-10(中団) 33.9
ラブリイユアアイズ 1.33.9 1/2 6-6(中団前) 34.2
ウォーターナビレラ 1.34.0 1/2 3-3(先行) 34.5

レースの上り:34.8


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8
今走 1.33.8 34.8 12.2 10.4 11.5 12.3 12.6 12.1 10.9 11.8
過去平均 1.33.64 34.8 12.3 10.9 11.5 12.1 12.1 11.4 11.4 12.0
0.0 -0.1 -0.5 0.0 0.2 0.5 0.7 -0.5 -0.2

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

序盤は複数の馬がハナを主張していた関係で、そこそこ速いラップで推移。

しかしダークペイジがハナを奪い、トーホウラビアンの2番手が確定すると、スッとペースは落ち着いてくる。

Lap4、Lap5と緩い流れで推移しているが、先頭から2番手までが2~3馬身。2番手から3番手までが同じく2~3馬身離れていたので、3番手以降の馬にとっては、ペースはかなり緩めの追走となっていたものと思われる。

残り3Fを切って、各馬それぞれ仕掛けていくわけだが、Lap6ではまだ逃げるダークペイジが粘っているのでラップ的にはまだそれほど加速はしていないが、ウォーターナビレラが先頭に立った残り2Fあたりからは、ラップ的にも10.9秒と速いラップを刻んでいる。

このラップの出方を見ても、道中3番手以降の馬のレース中盤のペースが、いかに緩かったかが分かる。

結局最後は外差しのサークルオブライフがまとめて交わしてゴールするのだが、レース全体としてはスローの瞬発力勝負。

加えて、外差しが有利な馬場だったことも書き添えておく。


回顧

1着は3番人気のサークルオブライフ。

道中は中団の外、11番手を追走し、4角も10番手の外で直線に向いた。

直線は馬群の大外からジワジワと差を詰めてきて、坂の上りでまとめて交わしてゴール。

力のある馬が、外差し馬場の恩恵を受けてさらにパワーアップして快勝。

ナミュールの出遅れがなければ、瞬発力勝負の結果はどちらに転んでいたかは分からないが、とりあえず力のあるところは示した。

サークルオブライフの分析

 

2着は8番人気のラブリイユアアイズ。

道中は中団の前、6番手を追走。

4角も6番手で直線に向くと、直線は馬群の真ん中からムチを飛ばして追い込んでくる。

坂下では先に抜け出していたウォーターナビレラを交わす勢いで追い上げてくるが、ウォーターナビレラを交わすと同時に外からサークルオブライフに交わされての2着。

最後は切れ味の差が出た感じだが、前目につけるとやはりしぶとい。

ラブリイユアアイズの分析

 

3着は4番人気のウォーターナビレラ。

道中は先団の先頭、3番手追走。

4角も3番手で直線に向くと、直線では早々に先頭に立って押し切りを計るが、坂の上りで内からラブリイユアアイズ、外からサークルオブライフに交わされて3着まで。

自身の競馬はできたと思うが、力的にはもう一歩足りなかったか。

年を越しての成長に期待。

ウォーターナビレラの分析

 

1番人気のナミュールは4着。

スタートで大きく出遅れて最後方からの競馬になった。

すぐに二の脚を使って後方に何とか取りついて、道中は17番手の内。

4角も17番手の内で直線に向くと、直線は馬場の最内、内ラチ沿いを懸命に追って来るが4着まで。

しかし大きく出遅れてリカバリーの脚も使い、直線は馬場の悪い最内を通って追い上げてきて、3着のウォーターナビレラにクビ差の4着。

出遅れが響いたことは言うまでもないが、力のあるところは十分に示した。

ナミュールの分析

 

2番人気のステルナティーアは7着。

道中は中団の前、6番手を追走。

4角は中団9番手で直線。

直線は馬群の真ん中から追い出しを計るが、良い脚は出せず。

馬体重の-10キロ(432キロ)は、調教後が434キロなので、輸送減りではないだろう。

向正面でぶつけられてふらつく場面は見られたが、それが直接の敗因とも思えない。

結局まだ力が足りない、というのが正直な感想。

ステルナティーアの分析