2020年5月9日【メトロポリタンS】終了時点までのデータをもとに、ウラヌスチャームの好走パターンを分析。

ウラヌスチャームの距離適性

ウラヌスチャームはこれまでに、芝1600m~芝2400mの距離に使われてきた。

各距離の着度数は次の通り;

  • 芝1600m(1-0-0-2)
  • 芝1800m(1-2-0-3)
  • 芝2000m(0-1-0-1)
  • 芝2200m(1-1-0-2)
  • 芝2400m(2-0-0-2)

芝1600m(1-0-0-2)

新馬戦を超スローの中、後方11番手から32.0秒の脚で差し切っている。

その後は2戦走って大敗。末脚も出ていない。

3戦ともまだ幼さが残る2歳時のものなので、適性がないか否かは判断できない。

芝1800m(1-2-0-3)

「中山牝馬S(G3)」でハナ差の2着がある。

芝2000m(0-1-0-1)

「愛知杯(G3)」で0.2差の4着。

芝2200m(1-1-0-2)

1600万条件をこの距離で卒業。走破時計は平凡。

芝2400m(2-0-0-2)

「メトロポリタンS」での逃げ切り勝ちなどがある。

適距離の見立て

走破時計は平凡なものが多いが、この馬は基本的に後ろから行く馬なので、自分自身で動いて行ってタイムを作ることはないので、時計が平凡だからと言って適性がないとも限らない。

距離は比較的融通が効く感じで、2000m前後が守備範囲で、それ以上でも問題なさそう。

ウラヌスチャームの脚質

たまに逃げ、先行策をとることもあるが、基本的には中団の後ろ~後方に控えて末脚を生かす競馬。

しかし、差し届かない僅差の競馬も少なくない。

特にOP昇格後は、終いを生かそうとグズグズして差し届いていない。

マクリ気味に上がっていっても十分勝負はできると思うし、そうして好走しているレースもある。

終いの脚は安定しているが、脚質が脚質だけに、展開に左右されやすい。

ウラヌスチャームのコース適正

ウラヌスチャームの競馬場ごとの着度数は次の通り;

  • 札幌(0-0-0-1)
  • 新潟(1-1-0-0)
  • 東京(3-0-0-3)
  • 中山(1-3-0-2)
  • 中京(0-0-0-1)
  • 阪神(0-0-0-1)
  • 京都(0-0-0-2)

上り時計が比較的かかりやすい中山競馬場での良績が目立つ。

東京は現在までで3連勝。相性が良いのかもしれない。

中京、阪神、京都で負けていることから、「輸送競馬」が不安になるが・・・。

ウラヌスチャームの持ち時計(ベストタイム)

ウラヌスチャームの各距離ごとのベストタイムは次の通り;

  • 芝1600m:1.35.7 10着(0.8差・東京)
  • 芝1800m:1.45.1 2着(ハナ差・新潟)
  • 芝2000m:2.00.2 4着(0.2差・中京)
  • 芝2200m:2.14.1 1着(クビ差・中山)
  • 芝2400m:2.24.3 7着(0.7差・京都)

どれも突出したタイムはないが、芝1800mの1.45.1はそこそこの時計。

速い芝への対応力はありそうだが、ペースが緩い前残りではダメ。

ウラヌスチャームの重馬場適正

ウラヌスチャームの稍重も含めた道悪競馬での実績は;

  • 稍重(0-0-0-2)
  • 不良(0-0-0-1)

後ろから行くウラヌスチャームにとって、末脚を削がれる道悪は決してプラスにはならないだろう。

ウラヌスチャームの鉄砲実績(休み明け)

ウラヌスチャームの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;

  • 10週以上(2-0-0-5)

休み明けは大幅な馬体重の増減でレースに臨むことが多い。

走る場合もあるが、近走では走っていない。

連対している体重は500キロまでなので、大幅な増加には注意。

ウラヌスチャームの近走診断

19/1/26 愛知杯(G3)中京芝2000m

着順:4着(0.2差)騎手:北村友一(53キロ)

積極的に出して行って中団の前あたり。

直線は外に出して追い上げるが、わずかに届かず。

ゴール手前で勝ったワンブレスアウェイに前を若干カットされているような気もするが、どうだろう?

もしそうなら、それがなければ勝ち負け。

鞍上の北村騎手は、ポジションを取りに行った分終いが甘くなったとコメントしているが、前半1000mが62秒2のドスローでそれはないと思う。

19/3/9 中山牝馬S(G3)中山芝1800m

着順:2着(ハナ差)騎手:ミナリク(53キロ)

そこそこ流れる展開となって、この馬にとっては理想的な展開。

スタートで若干の不利があり後方からの競馬になったが、3~4角でスーッと上がって行って、直線では外から追い込んだ。

ゴール前はフロンテアクイーンとのクビの上げ下げで勝負が決した。

レースの上りが35.5秒。

展開が向いたと言えばそれまでだが、ミナリク騎手の積極的な騎乗も良かった。

19/7/28 クイーンS(G3)札幌芝1800m

着順:4着(0.2差)騎手:藤岡祐介(55キロ)

外枠12番からのスタートで、行く気なくほぼ最後方から。

藤岡騎手、今回は向正面から少しずつ動き出している様子だが4角ではまだ10番手の外。

相変わらずの大外ぶん回しで直線を向き、それなりに追い上げてくるが、0.2差の4着が精一杯。

まだまだ動き出しが中途半端な印象。

ウラヌスチャームの末脚を生かし切れていない。

19/10/6 京都大賞典(G2)京都芝2400m

着順:7着(0.8差)騎手:大野拓弥(54キロ)

例年のこのレースに比べたら明らかに速いペースで推移した。

第54回 京都大賞典のラップ分析&回顧

レースの上りも35.2秒かかっており、ウラヌスチャームにとっては願ってもない展開。

それが、近走では最悪の0.8差の7着。

今回も後ろからの競馬になったが、直線では内を突いて追い上げにかかる。

しかしいつもの伸びが今回に限っては影をひそめる。

やはり「輸送競馬」がよくないのか?

または初めての京都コースが合わなかったか?

いずれにしても、いつもとは違う敗戦。

19/11/10 エリザベス女王杯(G1)京都芝2200m

着順:11着(1.0差)騎手:マーフィー(56キロ)

超スローのペースを13番手から。

3角では少し順位を押し上げていくが、時すでに遅し。

道中10番手以下で追走した馬には絶望的な展開。

しかし、終いの脚くらいは速いところを見せて欲しかった。

前走のあと、栗東に滞在して好機を窺っていただけに、それにしては不甲斐ない競馬。

京都で2戦連続の凡走。

長距離輸送?

京都コースが苦手?

20/1/26 アメリカJCC(G2)

中山 芝 2200m 稍重 12頭

着順:7着(2.16.4・1.4差)

騎手:ミナリク(54キロ)

スタートはフワッと出て、行き脚がつかずに最後方から。

3角過ぎてマクリ気味に上がって行くが、直線は伸びてこなかった。

馬場が稍重の上に、休み明けで14キロ増の514キロはキャリアで最も重い体重。

凡走も納得の凡走か。

20/3/14 中山牝馬S(G3・ハンデ)

中山 芝1800m 不良 16頭

着順:8着(1.51.1・0.9差)

騎手:横山典弘(53キロ)

距離、コースともに得意な条件だったが、あいにくの天候と不良馬場。

この馬、もともと道悪は割引なだけに、このレースは参考外。

20/5/9 メトロポリタンS(L)

東京 芝2400m 良 11頭

着順:1着(2.25.8・-0.1差)

騎手:横山典弘(55キロ)

8枠10番から「逃げ」の手に出た。

道中はしっかりとペースを落として、上りは33.6秒でまとめて押し切った。

「出たなり」ではなく、おそらくメンバー構成を見ての「戦術」だろう。

鞍上の好騎乗。

ウラヌスチャームの次走

次走は東京競馬場 芝2500mで行われる「目黒記念(G2・ハンデ)」。

今回も、「何がなんでもハナへ」という馬がいないだけに、同じ戦術に出るか?

しかしああ言う競馬はそうそう嵌らない。

いずれにしても得意の東京コース。

前からでも後ろからでも展開が嵌れば来る。