2022年5月14日【都大路S】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、ソフトフルートの好走パターンを分析。
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ソフトフルートの距離適性
ソフトフルートはこれまでに芝1800m~芝2500mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1800m(0-0-0-2)
- 芝2000m(3-0-2-7)
- 芝2200m(1-1-0-2)
- 芝2400m(0-0-1-0)
- 芝2500m(0-0-0-1)
中距離から、もう少し伸びても大丈夫そう。
ソフトフルートの脚質
先行策も取れるが、主な勝ち鞍は、中団で脚を溜めて、直線差し切る競馬。
キレッキレの脚はないので、上りはあまり速くならない方がいい。
テンの脚があまり速くはないので、テンから飛ばされると位置取りを大きく下げることになる。
そうなると、特別切れる脚があるわけではないので、差し届かずの4、5着が多くなる。
好走パターンとしては、テンが緩く、中団くらいにポジションが取れれば、あとは上りがあまり速くなりすぎない展開。
ソフトフルートのコース適正
ソフトフルートの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 新潟(0-1-0-0)
- 東京(0-0-1-1)
- 中山(0-0-0-1)
- 中京(3-0-0-2)
- 京都(1-0-1-1)
- 阪神(0-0-1-5)
- 小倉(0-0-0-1)
左右回りで見てみると;
- 右回り(1-0-2-8)
- 左回り(3-1-1-4)
左回りの方が戦いやすいと見ていいと思う。
ソフトフルートの持ち時計(ベストタイム)
ソフトフルートの持ち時計は次の通り;
- 芝1800m:1.48.6 4着(阪神)
- 芝2000m:1.58.4 10着(中京)
- 芝2200m:2.10.9 6着(阪神)
- 芝2400m:2.26.5 3着(東京)
- 芝2500m:2.38.1 5着(中山)
速い時計は向いていない。
ソフトフルートの重馬場適正
ソフトフルートの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(1-1-2-2)
- 重(0-0-0-2)
- 不良(未)
重馬場まで傷むと厳しそうだが、稍重程度なら、時計がかかってくれるだけやりやすいのではないか。
ソフトフルートの鉄砲実績(休み明け)
ソフトフルートの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(1-1-0-1)
叩いてからは;
- 2戦目(1-0-1-1)
- 3戦目(0-0-0-3)
- 4戦目(0-0-0-2)
- 5戦目~(0-0-0-1)
ソフトフルートの枠順適正
ソフトフルートの枠番別着度数は;
- 1~4番(0-1-1-7)
- 5~9番(2-0-1-3)
- 10~14番(2-0-1-1)
- 15~18番(0-0-0-1)
ソフトフルートの季節別着度数
- 12~2月(冬):(1-0-1-3)
- 3~5月(春):(2-0-0-4)
- 6~8月(夏):(0-0-1-1)
- 9~11月(秋):(1-1-1-4)
ソフトフルートの斤量別着度数
- 51キロ(0-0-1-0)
- 52キロ(2-0-0-0)
- 53キロ(0-0-0-1)
- 54キロ(1-1-1-9)
- 55キロ(1-0-1-1)
- 56キロ(0-0-0-1)
ソフトフルートの連対体重
- 466~488キロ
ソフトフルートの血統背景
父はディープインパクト(サンデー系/牡馬三冠、有馬記念、宝塚記念、ジャパンカップ、天皇賞(春))。
母の父はキングマンボ(ミスプロ系キングマンボ)。
キングマンボは言わずと知れたキングカメハメハ、エルコンドルパサーの父。
ソフトフルートの近走
21/6/20 マーメイドS(G3・ハンデ)
阪神 芝2000m(内)良
着順:8着(2.01.2・0.8差)
騎手:横山和生(54キロ)
道中は先団3~4番手。
4角は2番手で直線に向くが、坂の上りで脚色が悪くなった。
これくらいの馬場なら苦にしないはずだが、やはり右回り、阪神コースとの相性あたりが敗因か?
21/10/24 新潟牝馬S
新潟 芝2200m(内)稍重
着順:2着(2.15.5・0.2差)
騎手:岩田望来(54キロ)
小頭数7頭立ての競馬。
道中は後方6番手。
4角は6番手の外で直線に向き、直線は馬群の大外から追い上げて来るが、先に抜け出したマリアエレーナとの差は最後まで詰まらず。
勝ったマリアエレーナは3歳牝馬で斤量差は3キロ。
時計的にも内容的にも、あまり見どころのないレース。
21/11/14 エリザベス女王杯(G1)
阪神 芝2200m(内)良
着順:4着(2.12.5・クビ差)
騎手:岩田望来(56キロ)
道中は後方15番手で脚を溜めて、4角は12番手だが外へは回さず、馬群の中ほどから直線に向く。
直線では勝ったアカイイトの直後にいたため、馬群の中でも進路は開けた。
アカイイトを追うようにスルスルと伸びてきて、ゴール前大混戦の2着争いでクビ-クビ差の4着。
展開と4角で外を回さなかったコース取りがはまった感じはある。
22/1/15 愛知杯(G3・ハンデ)
中京 芝2000m 良
着順:4着(2.01.2・0.2差)
騎手:岩田望来(53キロ)
道中は後方15番手を追走。
4角は14番手の大外を回して直線。
直線では前にデゼルを見るかたちで追い上げて来るが、最後までデゼルも交わせず4着まで。
もともとキレッキレの脚を持っている馬ではない。
前走の「エリザベス女王杯」でも後方から差し届かずの4着。
同じような敗戦が続いている。
22/3/13 金鯱賞(G2)
中京 芝2000m 良
着順:10着(1.58.4・1.2差)
騎手:岩田望来(54キロ)
4枠4番から道中は最後方の14番手の内。
4角は12番手の内で直線に向き、直線は内ラチ沿いから追い上げを計るが、2~3頭交わしただけ。
レコードが出るような速い馬場は向かないのだろう。
22/5/14 都大路S(L)
中京 芝2000m 稍重
着順:2.00.7・0.2差)
騎手:岩田望来(54キロ)
7頭立ての少頭数。
道中は先団3番手の内。
4角も3番手の内で直線に向き、直線は馬場の内目から追い上げに入るが、直線の内目は小頭数ながらかなりごちゃついて、最後までスムーズには追えなかった感じ。
それでも、このクラスでも切れる脚がないのでスッと抜け出せないのだろう。
次走、マーメイドS(G3・ハンデ)に向けて
次走は6月19日(日)、阪神競馬場 芝2000m(内)で行われる「マーメイドS(G3・ハンデ)」。
ハンデは54キロ。
是が非でも逃げたいという馬がみつからないので、ペースは合うだろう。
不安要素は阪神コースとの相性(0-0-1-5)と、開幕週の阪神の馬場。
梅雨時なので、少し渋ったくらいが丁度よさそうだが。
⇒その他、マーメイドS(G3)の出走馬を分析