2019年10月19日【富士S】終了時点までのデータをもとに、レッドオルガの好走パターンを分析。

レッドオルガの距離適性

レッドオルガはこれまでに、芝1600m、芝1800mの距離のレースに使われてきた。

それぞれの着度数は次の通り;

  • 芝1600m(5-1-2-4)
  • 芝1800m(0-0-2-1)

明らかに芝1600mがベストの距離。

1200m、1400mにも可能性を残しているが、陣営が使っていないところをみると、何か理由があるのかもしれない。

レッドオルガの脚質

レッドオルガの最大の武器は一瞬の切れ味。

中団馬群で脚を溜めて、直線もじっと我慢してタイミングを見計らい、ここぞと言うときにスパッと切れる、のが理想の形。

嵌れば強いが、そんな展開に嵌めるのが難しいといった印象。


レッドオルガのコース適正

そんなレッドオルガなので、最後の直線も短いよりは長い方が切れを生かしやすい。

競馬場ごとの着度数を見てみると;

  • 新潟(0-0-0-1)
  • 東京(2-1-3-1)
  • 中山(0-0-0-1)
  • 中京(3-0-0-0)
  • 京都(0-0-0-1)
  • 阪神(0-0-1-1)

京都、阪神はどちらも外回り。

直線が400m以下のコースは、中山での「ターコイズS(G3)」1鞍だけで、結果は0.3差の6着。

今後も、小回り、内回りのコースに出てきたときは注意が必要。

他に、左右回りの得手不得手も気になるところ。

  • 右回り(0-0-1-3)
  • 左回り(5-1-3-2)

着度数だけみれば確かに良くないが、内容はそうでもない。

近走では「阪神牝馬S(G2)」は、着順は7着だが着差は0.1差。

右回りはダメ、と決めつける必要はなさそう。

レッドオルガの持ち時計(ベストタイム)

レッドオルガの各距離ごとの持ち時計は次の通り;

  • 芝1600m:1.31.4 11着(0.9差・東京)
  • 芝1800m:1.47.8 3着(0.8差・東京)

どちらも着差が開いているが、芝1600mは19年の「ヴィクトリアマイル(G1)」でのもの。

このレースは直線で大きな不利があり、スムーズなら・・・という内容だっただけに度外視出来る。

高速馬場でも引けを取らないくらいのスピードはある。


レッドオルガの重馬場適正

レッドオルガの道悪競馬での戦績は、稍重馬場も含めると;

  • 稍重(1-0-1-0)
  • 重(0-0-1-1)

馬券圏内を外したのは1鞍だけだが、このレースは直線で前が開かず追い出しが遅れる不利もあったが、それでも0.4差まで詰めている。

レッドオルガの道悪は、基本的には問題はないだろう。

レッドオルガの近走診断

19/4/6 阪神牝馬S(G2)

阪神 芝1600m 良

着順:7着(0.1差)騎手:北村友一(54キロ)

スタートやや立ち遅れて後方からの競馬。

直線は外から伸びてはいるが、レースの上りが33.6秒では届かない。

0.1差まで詰めたことは評価できる。

19/5/12 ヴィクトリアマイル(G1)

東京 芝1600m 良

着順:11着(0.9差)騎手:北村友一(55キロ)

五分のスタートを決めて中団前目からの競馬。

直線は内を突いて伸びてこようとしたときに前が塞がり、手綱を大きく引く不利があった。

スピードに乗っていただけに、ここで大きくブレーキをかけた感じで失速。

スムーズなら抜けてきて、良い勝負をしていた可能性は高い。

19/10/19 富士S(G3)

東京 芝1600m 稍重

着順:3着(0.1差)騎手:福永祐一(54キロ)

五分のスタートで中団前から競馬を進める。

直線も馬場の真ん中から伸びてくるが、ゴール前差されて3着。

上位5頭のうち4頭が後ろからの追い込み馬。

唯一前目で粘り込んだ0.1差の3着は評価できる内容だと思う。