2022年5月1日【天皇賞(春)】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、マカオンドールの好走パターンを分析。
Contents
マカオンドールの距離適性
マカオンドールはこれまでに芝1600m~芝3000mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1600m(0-0-0-2)
- 芝2000m(1-0-3-1)
- 芝2200m(1-2-1-1)
- 芝2400m(0-1-0-0)
- 芝2600m(1-0-0-0)
- 芝3000m(1-0-0-1)
- 芝3200m(0-0-0-1)
現状では中距離~長距離まではこなす。
マカオンドールの脚質
道中控えて終いの脚を生かす競馬。
瞬発力だけではなく、持続力、スタミナもそこそこありそうな馬。
近走では出遅れは少なくなったが、それでもまだちょくちょく出遅れる。
スタート五分でポジションさえしっかり取れれば、終いの脚は確実なので、着順は安定してくる。
ただし、抜け差すとソラを使うクセがあるので追い出すタイミングが難しい。
レースの上り時計は、速いよりもかかってくれた方が届きやすい面はあるだろう。
マカオンドールのコース適正
マカオンドールの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 札幌(未)
- 函館(未)
- 福島(未)
- 新潟(0-0-0-1)
- 東京(未)
- 中山(0-1-0-1)
- 中京(3-1-2-0)
- 京都(0-0-1-0)
- 阪神(1-1-1-4)
- 小倉(未)
データ的には直線平坦よりは直線急坂の方が良い。
これは、その方が上り時計がかかりやすいということだろう。
また、左右回りは;
- 右(1-2-2-5)
- 左(3-1-2-1)
左回りの方が得意とみていいだろう。
マカオンドールの持ち時計(ベストタイム)
マカオンドールの持ち時計は次の通り;
- 芝1600m:1.36.6 4着(阪神)
- 芝2000m:2.00.4 3着(中京)
- 芝2200m:2.11.5 3着(中京)
- 芝2400m:2.26.4 2着(阪神)
- 芝2600m:2.44.6 1着(阪神)
- 芝3000m:3.04.3 1着(中京)
- 芝3200m:3.20.2 11着(阪神)
2歳時には中京の2000mで2歳レコードを出したが(2.01.2)、それ以降は速い時計はない。
スピード勝負は向かないみたい。
マカオンドールの重馬場適正
マカオンドールの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(0-0-0-2)
- 重(1-0-1-1)
- 不良(未)
道悪は苦にしない感じ。
マカオンドールの鉄砲実績(休み明け)
マカオンドールの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(1-0-0-2)
叩いてからは;
- 2戦目(0-1-1-1)
- 3戦目(0-1-1-0)
- 4戦目(1-0-0-1)
- 5戦目~(2-1-2-0)
基本的にあまり長期休養は取らない馬。
マカオンドールのローテーション適正
- 連闘(未)
- 中1~2週(0-0-1-1)
- 中3~5週(3-2-3-2)
- 中6~8週(0-1-0-0)
マカオンドールの枠順適正
マカオンドールの馬番別着度数は;
- 1~4番(2-2-1-0)
- 5~9番(1-1-3-4)
- 10~14番(1-0-0-2)
- 15~18番(未)
マカオンドールの斤量別着度数
- 52キロ(1-0-0-0)
- 54キロ(1-2-0-3)
- 55キロ(1-0-2-2)
- 56キロ(1-1-2-0)
- 58キロ(0-0-0-1)
マカオンドールの季節別着度数
- 12~2月(冬):(1-1-0-1)
- 3~5月(春):(1-0-2-2)
- 6~8月(夏):(0-0-0-3)
- 9~11月(秋):(2-2-2-0)
マカオンドールの好走体重
3着以内の体重は;
- 482~492キロ
マカオンドールの血統背景
父はゴールドシップ(サンデー系ステイゴールド/皐月賞、菊花賞、有馬記念、宝塚記念連覇、春天)。
母の父はダルシャーン(ナスルーラ系ネヴァーベント)。
ダルシャーンは欧州で走り、芝のG1を1勝。主戦場は芝の2000~2400m。
母方の6代前のNatalma(ナタルマ)は、あのノーザンダンサーの母でもあり、ナタルマを祖とする牝系は多くの重賞ウイナーを輩出した名門牝系。
一族にはデインヒル、マキャベリアン、バゴなど、種牡馬としても成功を収めたビックネームが並ぶ。
マカオンドールの前走
22/3/20 阪神大賞典(G2)
阪神 芝3000m(内)
着順:4着(3.05.4・0.4差)
騎手:吉田隼人(55キロ)
スタートはやや出遅れて後方から。
前半、中盤は後方で脚を溜めて、3角手前の勝負どころから順位を上げて来る。
4角は中団8番手で直線に向き、直線は馬群の外目からジワジワと追い上てはくるが、3着のシルヴァーソニックにはハナ差届かず4着。
これくらいのクラスになると、やはり位置取りがカギになってくる。
22/5/1 天皇賞(春)(G1)
阪神 芝3200m(外⇒内)稍重
着順:11着(3.20.2・4.0差)
騎手:松山弘平(58キロ)
道中は中団馬群の後ろ、14番手を追走。
3角の手前あたりから動いて行って、3角は9番手、4角も9番手の外で直線に向くが、直線では脚が止まった。
今回の特殊なペースを3角手前からまくって行ったのでは、最後の直線で脚が止まるのも当然といえば当然。
力的にもまだこのクラスでは少し足りない感じ。
次走、目黒記念(G2・ハンデ)に向けて
次走は5月29日(日)、東京競馬場 芝2500mで行われる「目黒記念(G2・ハンデ)」。
ハンデは55キロ。
東京コースは初めてだが、左回りは得意。
ポジションさえ後ろになり過ぎなければ、このハンデならそこそこやれていい馬。
⇒その他、目黒記念(G2)の出走馬を分析