2019年12月7日【中日新聞杯】終了時点までのデータをもとに、カヴァルの好走パターンを分析。(※ダート競争は除く)
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カヴァルの距離適性
カヴァルはこれまでに芝1800m~芝2400mの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1800m(1-1-0-2)
- 芝2000m(2-2-0-4)
- 芝2400m(1-0-0-0)
芝2000mあたりで良績を上げているが、好走しているレースは全てかなりのスローペース。ペースが上がると対応できていない。
逆に、いきなりの距離延長をすんなり勝った2400mは強い競馬。時計も500万条件としては優秀だった。
まだキャリアが浅く判別し辛いが、2000mよりも2400m前後に適性があるような予感はする。
カヴァルの脚質
中団、または後方で脚を溜めて終いを生かす競馬がメイン。
スローペースで脚を溜めると、届きそうもないところからでも飛んでくる。
カヴァルのコース適正
カヴァルの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 新潟(1-1-0-1)
- 東京(2-2-0-2)
- 中山(0-0-0-1)
- 中京(1-0-0-2)
中山の1鞍を除いて全て左回りコース。
右回りは芝とダートでそれぞれ1鞍ずつ走っているが、芝は1.6差の13着。ダートは1.3差の5着。
おそらく右回りはからっきしダメなんだろう。
カヴァルの持ち時計(ベストタイム)
カヴァルの持ち時計は次の通り;
- 芝1800m:1.47.3 1着(クビ差・新潟)
- 芝2000m:1.58.4 11着(0.9差・新潟)
- 芝2400m:2.25.9 1着(-0.2差・東京)
得意の芝2000mでは、速い時計になると対応できていない。
逆に芝2400mは500万条件での時計にしてはそこそこのタイム。
カヴァルの距離適性が芝2400m前後にあるのではないかという仮定は、こんなところからも読み取れる。
カヴァルの重馬場適正
カヴァルの道悪競馬での実績は、稍重まで含めると;
- 稍重(1-1-0-0)
- 重(0-1-0-1)
重馬場での6着は中1週での競馬。
基本的に苦にしないと見ていいか。
カヴァルの鉄砲実績(休み明け)
カヴァルの10週以上(中9週)の休み明けでの成績は次の通り;
- 10週以上(2-2-0-1)
なかなか走る。
逆に、叩き2走目が;
- 2戦目(0-0-0-3)
休み明けの方が走るというデータ。
カヴァルの近走診断
19/5/5 1000万条件 8頭立て
東京 芝2000m 良
着順:1着(-0.2差)騎手:ルメール(57キロ)
8頭立てのレースを後方から。
道中超スローのペースながら、終いの脚32.7秒で差し切った。
ドスローで脚が溜まれば、切れる脚は持っている。
19/7/13 マレーシアカップ(3勝クラス)10頭立て
中京 芝2000m 稍重
着順:1着(クビ差)騎手:福永祐一(57キロ)
稍重ながらかなり緩いペースを、中団の後ろから差し切った。
ペースや馬場的には前残りの展開だが、今走も良く差し届いている。
19/9/1 新潟記念(G3)ハンデ戦 18頭立て
新潟 芝2000m 良
着順:11着(0.9差)騎手:三浦皇成(54キロ)
5枠10番で後方からの競馬。
直線で少し前が狭くなる不利はあったが、それでも54キロのハンデがありながら、着順、上り時計(34.2秒)ともに物足りない内容。
序盤のペースがそこそこ流れていただけに、今までスローでしか良績のない同馬にとってはペースに戸惑った面があったのかも。
19/12/7 中日新聞杯(G3)ハンデ戦 16頭立て
中京 芝2000m 良
着順:12着(0.7差)騎手:丸山元気(54キロ)
後方から追い上げるも見せ場なし。
ペースはスローだが、これでもダメなら、オープンクラスでは少し時間がかかりそう。