2020年9月20日【ローズS】終了時点までのデータをもとに、クラヴァシュドールの好走パターンを分析。
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クラヴァシュドールの距離適性
クラヴァシュドールはこれまでに芝1600~2400mの距離のレースに使われてきた。
着度数は次の通り;
- 芝1600m(1-2-1-1)
- 芝2000m(0-0-0-1)
- 芝2400m(0-0-0-1)
おそらくベストは1600m。
クラヴァシュドールの脚質
終いのキレが持ち味だが、SPの持続力もそこそこ。
クラヴァシュドールのコース適正
クラヴァシュドールの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 東京(0-1-0-2)
- 阪神(1-1-1-1)
左右回りはどちらも経験済み。
関東圏への長距離輸送も大丈夫。
クラヴァシュドールの持ち時計(ベストタイム)
クラヴァシュドールの持ち時計は次の通り;
- 芝1600m:1.32.9 2着(東京)
- 芝2000m:2.00.5 5着(中京)
- 芝2400m:2.25.7 15着(東京)
2歳「サウジアラビアロイヤルカップ(G3・東京芝1600m)」での時計はそこそこ速い。
クラヴァシュドールの重馬場適正
クラヴァシュドールの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 重(0-0-0-1)
重馬場は「桜花賞」での4着。
馬場が敗因ではない。
クラヴァシュドールの鉄砲実績(休み明け)
クラヴァシュドールの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(0-1-0-1)
クラヴァシュドールの枠順適正
クラヴァシュドールの枠番別着度数は;
- 1~4番(0-1-0-1)
- 5~9番(1-1-0-1)
- 10~14番(0-0-1-1)
- 15~18番(未)
クラヴァシュドールの季節別着度数
- 12~2月(冬):(0-0-1-0)
- 3~5月(春):(0-1-0-2)
- 6~8月(夏):(未)
- 9~11月(秋):(1-1-0-1)
クラヴァシュドールの斤量別着度数
- 54キロ(1-2-1-1)
- 55キロ(0-0-0-2)
クラヴァシュドールの連対体重
446~450キロ
クラヴァシュドールの血統背景
父はハーツクライ(サンデー系)。
母の父はジャイアンツコーズウェイ (ND系ストームキャット)。
ジャイアンツコーズウェイは欧州で走り、G1を6勝。主戦場は芝1600m~2000m。
クラヴァシュドールの評価
2歳の「阪神JF(G1)」、3歳の「桜花賞(G1)」と、まずまずの走りは見せている。
おそらくベストは1600m。
クラヴァシュドールの近走
19/9/7 2歳新馬
阪神 芝1600m(外)良 11頭
着順:1着(1.35.4・-0.2差)
騎手:藤岡祐介(54キロ)
道中4~5番手につけて、直線は馬場の外目に出して追い出す。
グングン加速がついてゴール前は1馬身半離して快勝。
上り時計は33.1秒。
19/10/5 サウジアラビアRC(G3)
東京 芝1600m 良 9頭
着順:2着(1.32.9・0.2差)
騎手:藤岡祐介(54キロ)
道中は中団5番手。
勝ったサリオスを前に見るかたちで追走。
直線は一旦サリオスを交わして先頭に立つが、すぐに差し返されてゴール前は約1馬身の差をつけられる。
勝ったサリオスの1.32.7はレコードだが、クラヴァシュドールの時計も十分に速い。
クラヴァシュドールの上りはサリオスと同じ33.1秒。
3着馬には3馬身半の差をつけており、上位2頭が抜けていたことが分かる。
19/12/8 阪神JF(G1)
阪神 芝1600m 良 16頭
着順:3着(1.33.5・0.8差)
騎手:藤岡祐介(54キロ)
中団から競馬を進め、4角は大外を回って追い上げる。
馬場の外目をグングン伸びるが、逃げるレシステンシアは遥か彼方。
番手追走のマルターズディオサにハナ差迫るのがやっとだったが、4着馬には2馬身半つけている。
かなりのハイペースでも前が止まらない。
勝ったレシステンシアは確かに強いが、2着、3着まではレベルの高い走りをしていたと思う。
20/3/7 チューリップ賞(G2)
阪神 芝1600m 良 14頭
着順:2着(1.33.3・ハナ差)
騎手:M・デムーロ(54キロ)
1枠1番から好位4番手のイン。
レシステンシアが逃げるも、ペースはスロー。
クラヴァシュドールは4角も4番手のインで直線。
直線も最内をついて伸び、残り200mからはマルターズディオサとの追い比べ。
わずかにハナ差遅れて2着。
「阪神JF」の2、3着が、今回そのまま1、2着。
前走もハナ差だけに、この2頭に差はない。
2020/4/12 桜花賞(G1)
阪神 芝1600m(外)重 18頭
着順:4着(1.36.8・0.7差)
騎手:M・デムーロ(55キロ)
道中は中団7番手あたりを追走していたが、3角を過ぎたあたりで進路が狭くなったのか、騎手が伸びあがり手綱を引く場面があった。
ここでかなりのロスがあり、4角は13番手。
直線は最内を突いて鋭く伸びてきているだけに、このロスが致命的。
道悪だけに、直線の馬場の内外では末脚の伸びも違った可能性がある。
スムーズなら・・・と思わせる内容だが。
20/5/24 優駿牝馬(G1)
東京 芝2400m 良
着順:15着(2.25.7・1.3差)
騎手:M・デムーロ(55キロ)
内枠2馬から先行策。
道中のペースは比較的緩く、直線を向いて、一旦は先頭に立つが、残り200mで失速。
距離だろう。
20/9/20 ローズS(G2)
中京 芝2000m 良
着順:5着(2.00.5・0.6差)
騎手:M・デムーロ(54キロ)
道中は中団。
4角は7番手の外で直線。
直線は馬群の外目から追い上げにかかるが、ピリッとした脚は使えず。
ペースも緩く、中団で脚を溜めたのなら、直線でもう少し弾けてもいいはず。
2000mでも距離は微妙に長いのではないか。
クラヴァシュドールの次走
次走は10月18日、京都 芝2000m(内)で行われる、牝馬三冠の最後の一冠「秋華賞(G1)」。
2000mの距離は合わないと思う。