ブレイディヴェーグのキャリアはまだ浅いので、近走のみを振り返る。

ブレイディヴェーグの前走

23/9/17 ローズS(G2)

阪神 芝1800m(外)良

着順:2着(1.43.2・0.2差)

騎手:ルメール(54キロ)

スタート出遅れて、道中は中団の後ろ、13番手を追走。

4角も13番手の外で直線に向き、直線は馬群の外目から懸命に先頭を追うが、1馬身半及ばずの2着。

速い流れでもその末脚は十分に繰り出せるところは示したが、デビューから4戦連続の出遅れ、スタートが良くならない限り本命は打ちにくい。

2023年 ローズS(G2)のラップ分析&回顧

23/11/12 エリザベス女王杯(G1)

京都 芝2200m(外)良

着順:1着(2.12.6・-0.1差)

騎手:ルメール(54キロ)

スタート出遅れるも、最内1番ゲートだったこともあり、大けがにはならず、二の足で中団の前、5番手最内のポジションを取った。

その後も逃げるアートハウスを深追いせずに、好位の5番手最内をキープ。

4角も5番手の内で直線に向くと、直線は馬場の3分どころから追い上げに入り、残り200mで先頭を射程圏に捉えると、ゴール前で突き抜けた。

今回も相変わらず出遅れたが、今回は最内枠ということで難を逃れた感じ。

併せて今回は、瞬発力だけではなく、持続力、スタミナあたりもそこそこ持っていることを示した格好。

素質はかなりいいものを持っていそうだが、あとはスタートだけ。

2023年 エリザベス女王杯(G1)のラップ分析&回顧


ブレイディヴェーグの脚質

後方で脚を溜めて、終いの脚を生かす競馬。

その末脚は確実でしかも相当強烈。

併せて、SPの持続力、スタミナもそこそこありそう。

しかしながら、スタートがここまで5戦連続の出遅れ。

「エリザベス女王杯」は最内枠に救われたが、この先古馬になって重賞戦線を戦って行くには、このスタートの改善は急務だろう。


ブレイディヴェーグの血統背景

父はロードカナロア(ミスプロ系キングマンボ/スプリンターズS連覇、高松宮記念、安田記念、香港スプリント連覇)。代表産駒はアーモンドアイ(牝馬三冠、JC、ドバイターフ、秋天連覇、ヴィクトリアM)など。

母の父はディープインパクト(サンデー系/牡馬三冠、有馬記念、宝塚記念、ジャパンカップ、天皇賞(春))。

近親にミッキークイーン(オークス、秋華賞、阪神牝馬S)。