2020年5月17日【ヴィクトリアマイル】終了時点までのデータをもとに、ビーチサンバの好走パターンを分析。

ビーチサンバの距離適性

ビーチサンバはこれまでに芝1400m~芝2400mまでの距離のレースに使われてきた。

各距離の着度数は次の通り;

  • 芝1400m(0-0-0-1)
  • 芝1600m(1-2-1-3)
  • 芝1800m(0-1-0-0)
  • 芝2000m(0-0-0-1)
  • 芝2400m(0-0-0-1)

ベストは1600mだろうが、1600mで好走できていたのは3歳時。

古馬になった今なら、1800mあたりの方が走りやすいのかもしれない。

ビーチサンバの脚質

三歳の前半は中団からの差す競馬が主な決め手になっていたが、夏を越してからは先行して押し切る先行策も目立つ

終いを生かした競馬は、それなりの威力はあるものの、トップクラスでの瞬発力勝負ではやや見劣りする場面も多かった。

しかしスピード持続力を生かした先行策は、トップクラスの馬たちにも通用しそうだが、いかんせんスタートが悪い。

ビーチサンバのコース適正

ビーチサンバの競馬場ごとの着度数は次の通り;

  • 東京(0-2-0-2)
  • 京都(0-0-0-2)
  • 阪神(1-1-1-2)

特に、コースによる巧拙はなさそう。

ビーチサンバの持ち時計(ベストタイム)

ビーチサンバの持ち時計は次の通り;

  • 芝1600m:1.32.0 9着(1.4差・東京)
  • 芝1800m:1.44.4 2着(クビ差・阪神)
  • 芝2000m:2.00.5 5着(0.6差・京都)
  • 芝2400m:2.26.0 15着(3.2差・東京)

芝1800mの時計はレコードにクビ差の2着で、この時は先行策で押し切った競馬。

先行できさえすれば、高速時計への対応力はあると見る。

ビーチサンバの重馬場適正

ビーチサンバの稍重も含めた道悪競馬での実績は;

  • 稍重(1-0-0-1)
  • 重(0-0-0-1)

2019年の「秋華賞」は稍重でしかもハイペース。

そのレースでは逃げてレースを引っ張り、0.6差の5着に粘った。

パワー、スタミナはあると見ていい。

ビーチサンバの枠順適正

前々で競馬をするなら、枠順はやはり内側の方がベター。

ビーチサンバの鉄砲実績(休み明け)

ビーチサンバの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;

  • 10週以上(0-1-0-1)

現時点ではなんとも言えないが、まあ問題はなさそう。

ビーチサンバの血統背景

父はクロフネ(ND系ヴァイスリージェント)、母は中央で重賞を4勝したフサイチエアデール(距離は芝1400~2000)。その父はサンデーサイレンス。

全兄に朝日杯フューチュリティS(G1)他重賞3勝のフサイチリシャール。全妹にクイーンカップ(G3)を勝ったライラプスがいる。

5代血統内のクロスは;

  • レイズアテイティブ  9.38% 4+5 (母方)

血統的には、重賞の一つや二つは勝っても全然おかしくない血統。

ビーチサンバの評価

距離は芝1600がベストで、前後1Fは守備範囲だろう。

脚質は前からでも後ろからでも競馬はできるが、トップクラスと互角の戦いをするには、SP持続力を生かした先行策がベストだと思うが、スタートが悪い。

ビーチサンバの近走診断

19/5/19 オークス(G1) 東京芝2400m

着順:15着(3.2差)騎手:福永祐一(55キロ)

例年に比べていかに速いラップを刻んだ。

ビーチサンバは外枠16番からのスタートで、中団をキープしながらも終始外々を回る展開となった。

このような距離ロスの上、ペースは例年にないハイペース。

直線ですでに手応えがなくなっていたのも仕方がない。

ただ、枠順の不利を差し引いても、2400mは少し長いと思う。

19/9/15 ローズS(G2)阪神芝1800m

着順:2着(クビ差)騎手:福永祐一(54キロ)

序盤は平均的な流れだが、中盤から徐々に速くなり、終盤の加速は平均を大きく上回った。

勝ったダノンファンタッジー走破時計1.44.4はレコード。

ビーチサンバは今走では、3角手前からの早めの進出で、3角では2番手、4角では先頭に立つ。

直線では並びかけられながらも決して抜かせない勝負根性を見せていたが、ゴール前、外から追い込んで来たダノンファンタッジーに強襲されてクビ差の2着。

ラップの推移を見ても、それよりも速いラップで3角手前から動いていたビーチサンバ。

そのスピードを終始持続して、ゴール前まで踏ん張って、レコード結着でのクビ差の2着はかなり優秀。

19/10/13 秋華賞(G1)

阪神 芝1800m 良

着順:5着(2.00.5・クビ差)

手:福永祐一(54キロ)

このレースも稍重ながら、道中はかなり速いラップを刻む。

そしてそのラップを刻んだのがビーチサンバ。

1角を過ぎるとコントラチェックとのハナ争いを制して先頭に立ち、4角も先頭で直線を向くと、リードを2馬身とって突き放すかに見えたが、やはり道中の速い流れがここへきて脚に来る。

結局4頭に交わされて5着となったが、前目の位置にいて掲示板を確保したのはこの馬だけ。

SP持続力、スタミナ、そしてパワーのあるところを十分に示した。

20/2/22 京都牝馬S(G3)

京都 芝1400m(外)重 16頭

着順:5着(1.23.8・0.6差)

騎手:福永祐一(54キロ)

出遅れて後方からの競馬。

4角もほぼ最後方から直線に賭ける。

上り最速34.4秒の脚で追い込むが5着までが精一杯。

やはりこの馬は前からが良い。

出遅れがすべて。

20/4/11 阪神牝馬S(G2)

阪神 芝1600m(外)良 16頭

着順:4着(1.33.3・0.4差)

騎手:福永祐一(54キロ)

道中は中団の7番手あたり。

4角は9番手の内から直線へ。

直線も内を突いて伸びては来るが4着まで。

この位置取りからだとずっとこういう競馬が続く。

マイルのペースでは先手は取れないのか?

20/5/17 ヴィクトリアマイル(G1)

東京 芝1600m 良 18頭

着順:9着(1.32.0・1.4差)

騎手:福永祐一(55キロ)

出遅れて後方から。

直線ではそこそこ追い上げるが、この日の馬場では、後ろからではどうにもならない。

ビーチサンバの次走

次走は札幌競馬場 芝1800mで行われる「クイーンS(G3)」の予定。

夏競馬は初参戦。洋芝ももちろん初めて。

洋芝自体は合っていると思う。

要はスタートだが、滞在競馬が良い方に出ないか?

 

⇒ その他、クイーンSの出走馬を分析