結果
2024年 5月19日(日)
第85回 優駿牝馬(オークス)(G1)
東京競馬場 芝2400m 良
着順 | 馬名 | タイム | 位置取り | 上がり3F |
① | チェルヴィニア | 2.24.0 | 12-9-9-10(中団) | 34.0 |
② | ステレンボッシュ | 1/2 | 9-9-9-12(中団) | 34.0 |
③ | ライトバック | 1 3/4 | 15-14-13-15(後方) | 34.1 |
レースの上り:35.1
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | Lap10 | Lap11 | Lap12 | |
今走 | 2.24.0 | 35.1 | 12.4 | 10.8 | 11.5 | 11.5 | 11.5 | 12.1 | 12.8 | 12.9 | 13.4 | 12.2 | 11.5 | 11.4 |
過去平均 | 2.23.74 | 34.9 | 12.4 | 10.9 | 11.9 | 12.3 | 12.3 | 12.4 | 12.4 | 12.3 | 11.9 | 11.4 | 11.6 | 11.9 |
差 | 0.2 | 0.0 | -0.1 | -0.4 | -0.8 | -0.8 | -0.3 | 0.4 | 0.6 | 1.5 | 0.8 | -0.1 | -0.5 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
前半、中盤がかなり速いが、これはハナを競った2頭による大逃げのラップ。
この大逃げは4角を回って直線入口ではほぼ吸収されているので、あまり深く考える必要はない。
後続の馬はだいたい例年通り、道中12秒前半のラップで追走していたものと思われるが、問題はどの段階でペースを上げて先頭を追い始めたか?
上がりの400mが11.5-11.4とかなり速いラップで、なおかつ最後までスピードを落とさずに加速を続けているところをみれば、後続のスパートした地点はそんなに早くないと思われる。
通常逃げ馬が大逃げを打つと、それに引っ張られて走破時計も幾分か速くなる傾向にあるが、今回はそれもない。
今回の大逃げはあきらかに暴走に近かったため、後続も焦る必要がなかったのだろう。
道中前で競り合った2頭を除外して考えると、今年のオークスは緩い流れからの末脚勝負といったところだろう。
しかし、それにしては上位馬の上り時計が物足りない。
今年のオークスは、さほどレベルが高いとは言えないのかもしれない。
回顧
1着は2番人気のチェルヴィニア。
道中は中団9番手の外目を追走。
4角は10番手の外を回して直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げにを計り、坂の途中からムチを飛ばしてゴーサインを出し、坂の頂上では先に抜け出したステレンボッシュを射程圏に捉えると、ゴール前でこれを差し切ってのゴール。
道中外目で、4角も外を回して追い上げて、最後はきっちり差し切るあたり、着差は半馬身だが、完勝といった感じ。
前走13着からの見事な立て直しだが、今後も上位に君臨するような「強さ」は、まだあまり感じない。
⇒チェルヴィニアの見立て
2着は1番人気のステレンボッシュ。
道中は中団9番手の内目を追走。
4角は12番手の内で直線に向き、直線は馬群の内目から追い上げに入り、坂を上り切ったあたりで一頭抜け出してくるが、ゴール前、チェルヴィニアの外からの末脚に半馬身差屈した。
道中内目の追走で、4角も内を回っているだけに、最後は交わされてはダメ。
「桜花賞」では「NHKマイルC」で牡馬と対等に渡り合ったアスコリピチェーノを下しているだけに、2400mはちょっと長かったのかもしれない。
⇒ステレンボッシュの分析
3着は3番人気のライトバック。
道中は後方13番手あたり。
4角は勝ち馬を前に見るかたちの15番手の外で直線。
直線も勝ち馬の直後から追い上げを計り、坂の途中で内に開いた進路目がけてゴーサインを出して、勝ち馬と同じように伸びてはくるが、ゴール前で甘くなった。
しかし前で粘り込みを計っていた2頭は僅差で交わして3着入線。
この馬も2400mはちょっと長いような印象。
⇒ライトバックの見立て