2024年9月8日【京成杯OH】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、アスコリピチェーノの好走パターンを分析。
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アスコリピチェーノの距離適性
アスコリピチェーノはこれまでに芝1400m~芝1600mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1400m(1-0-0-0)
- 芝1600m(3-2-0-0)
血統的にも良いのはマイルの距離だろう。
アスコリピチェーノの脚質
道中、中団あたりで脚を溜めて、直線で終いの脚を生かしてくる競馬。
瞬発力はもとより、スピードの持続力も相当ありそう。
アスコリピチェーノのコース適正
アスコリピチェーノの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 札幌(未)
- 函館(未)
- 福島(未)
- 新潟(1-0-0-0)
- 東京(1-1-0-0)
- 中山(1-0-0-0)
- 中京(未)
- 京都(未)
- 阪神(1-1-0-0)
- 小倉(未)
アスコリピチェーノの持ち時計(ベストタイム)
アスコリピチェーノの持ち時計は次の通り;
- 芝1400m:1.22.8 1着(東京)
- 芝1600m:1.30.8 1着(中山)
スピード勝負にも対応できそう。
アスコリピチェーノの重馬場適正
アスコリピチェーノの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(未)
- 重(未)
- 不良(未)
アスコリピチェーノの血統背景
父はダイワメジャー(サンデー系/皐月賞、秋天、マイルCS連覇、安田記念)。
ダイワメジャーはセリフォス、レシステンシアなど多くのG1ウイナーを輩出しているが、その産駒の勝ち鞍は芝1600mまで。
母の父はデインヒルダンサー(ND系ダンチヒ)。
デインヒルダンサーは欧州で走り、2歳時に芝のG1を2勝。距離は芝の6~7F(約1200~1400m)。
アスコリピチェーノの近走
23/12/10 阪神JF(G1)
阪神 芝1600m(外)良
着順:1着(1.32.6・クビ差)
騎手:北村宏司(55キロ)
道中は中団馬群の中、8番手を追走。
4角も8番手の中で直線に向くと、直線は馬群の真ん中から追い上げに入り、コラソンビートと一緒に伸びてきて、坂下で逃げ粘るシカゴスティングを射程圏に捉えると、ゴール前では内から伸びてきたステレンボッシュの強襲をクビ差抑えてゴール。
中団から素晴らしい伸びを見せての快勝。
この流れを中団にポジションを取っての33.7秒の脚なら評価できる。
クラシック戦線に期待が膨らむ。
⇒2023年 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)のラップ分析&回顧
24/4/7 桜花賞(G1)
阪神 芝1600m(外)良
着順:2着(1.32.3・0.1差)
騎手:北村宏司(55キロ)
道中は中団8番手の外。
内に勝ち馬を置いてほぼ並走している感じ。
4角も8番手の大外で直線に向くが、直線の入口で少しもたついた感じで、そのため勝ち馬に押しのけられる格好になった。
直線は勝ち馬の直後から食らいついて行くが、4角でできた1馬身ほどの差が最後まで縮まらずに2着まで。
4角のもたつきについて鞍上は、手応えが苦しくなったとコメントしている。
おそらく賛否が分かれるところだろうが、馬の力に差はなかったようには見えた。
24/5/5 NHKマイルC(G1)
東京 芝1600m 良
着順:2着(1.32.8・0.4差)
騎手:ルメール(55キロ)
道中は外にジャンタルマンタルを見るかたちの5番手追走。
4角は3番手で直線に向き、外のジャンタルマンタルと並走状態で坂の上りまで来るが、前は壁、外にはジャンタルマンタルが蓋をして、ポジション的にはちょっと窮屈。
坂の上りで内を突いて、なんとか前をこじ開けようと試みるがダメ。
一旦ブレーキを引いて、何とか開いたスペースから再度追い出し。
しかしこの間にジャンタルマンタルには先に抜け出されて、懸命の追走も2馬身半及ばず。
あの不利がすべてだろう。
不利がなければ勝ち馬と接戦になっていたことは想像に難くない。
今回は運がなかっただけで、勝ち馬との力の差はないだろう。
24/9/8 京成杯OH(G3・ハンデ)
中山 芝1600m(外)良
着順:1着(1.30.8・-0.2差)
騎手:ルメール(55.5キロ)
道中は中団9番手の外を追走。
4角は8番手の大外で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げに入り、坂の上りで先頭を捉えると、そのまま突き抜けてゴール。
道中終始外目を回る距離ロスもなんのその、2、3着の牡馬とは0.5キロ軽いだけの3歳牝馬が完璧の内容。