結果
2023年 3月12日(日)
第59回 金鯱賞(G2)
中京競馬場 芝2000m 良
着順 | 馬名 | タイム | 位置取り | 上がり3F |
① | プログノーシス | 1.57.6 | 11-10-8-5(中団) | 34.3 |
② | ドゥレッツァ | 5 | 9-8-6-5(中団) | 35.0 |
③ | ヨーホーレイク | 1 | 2-3-3-2(先行) | 35.4 |
レースの上り:34.7
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | Lap10 | |
今走 | 1.57.6 | 34.7 | 12.7 | 10.7 | 11.6 | 11.5 | 11.9 | 12.5 | 12.0 | 12.0 | 11.2 | 11.5 |
過去平均 | 1.59.50 | 34.4 | 12.7 | 11.2 | 12.7 | 12.5 | 12.1 | 12.1 | 11.8 | 11.3 | 11.3 | 11.8 |
差 | 0.3 | 0.0 | -0.5 | -1.1 | -1.0 | -0.2 | 0.4 | 0.2 | 0.7 | -0.1 | -0.3 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
レース序盤は前の4頭が競り合ってペースが上がったが、これは前4頭の刻んだラップ。
しかし前半1000mを過ぎると前の組に息が入って、逆に後続がペースを上げて前を追いかける。
そして最後の直線は、好位で機を窺っていた勝ち馬が、坂の上りで抜け出して、後続をぶっち切ってゴールした。
走破時計は、一昨年にジャックドールがこのレースで出したレコードに0.4差迫る1.57.6。
しかしこのときのジャックドールの斤量が56キロなのに対して、今回のプログノーシスは58キロを背負っている。
斤量の差を単純計算すれば、レコードに匹敵する時計だったとも言えるが、開幕週の良好な馬場だったことは留意する必要はある。
レースとしては、序盤に前4頭が飛ばしたものの、後続もレース中盤からこれを追いかけるために脚は使っている。
全体としては、中京の芝2000mらしい、ロングスパートが必要な、SPの持続力が求められるレースだったように思うが、勝ち馬に5馬身差つけられていては、2着以下の評価は少し微妙になりそう。
回顧
1着は2番人気のプログノーシス。
序盤は後方11番手。
前半1000mを過ぎたあたりで、内に開いたスペースを突いて早めに進出を開始して、3角は8番手の最内、4角は5番手の内で直線。
直線は、また内にスペースが開いて、そこからスルスルと抜けてきて坂下では早くも先頭。
坂の上りで一気に後続を突き放すと、そのまま突き抜けて5馬身差の圧勝。
残り1000mから長く良い脚が使えていた。
道中、内にスペースが開いて、経済コースを通れたのも圧勝劇に一役買った印象。
ドゥレッツァが来ないなら、このメンツでは力が違った。
⇒プログノーシスの分析
2着は1番人気のドゥレッツァ。
道中は中団のやや後ろ、9番手を追走。
3~4角では勝ち馬と並走するように前を窺い、4角は5番手で直線。
直線は、勝ち馬が内から早めに抜け出せたのに対して、ドゥレッツァは進路を求めて外へ外へ。
残り250mあたりで馬群の外に進路を取って追い上げに入ったが、そのとき勝ち馬はすでに3~4馬身前。
坂の上りから必死に勝ち馬を追うが、その差は一向に詰まらなかった。
直線入口でもたついたことと、59キロの斤量が敗因となったような感じだが、ちょっと差が開きすぎた感もある。
このクラスのこの距離で、少し不安がよぎったのも事実。
⇒ドゥレッツァの分析
3着は6番人気のヨーホーレイク。
道中3番手から、4角も3番手で直線に向いて、直線は1、2着馬には交わされたが、しっかりと粘って3着は確保。
道中先団にいて、最後まで残ったのはこの馬一頭。
序盤に先団で競り合った割には、最後までよく持ちこたえている。
今回は少し離されたが、時計、上りのかかる展開なら、重賞戦線でもうるさい一頭になるのではないか。
⇒ヨーホーレイクの分析
3番人気のヤマニンサルバムは10着。
道中は先団3番手。
4角は4番手で直線に向くが、直線は坂の上りで伸びを欠いた。
序盤の競り合いが堪えたのだろう。
まだこのクラスでは足りない感じ。