結果
2024年 3月17日(日)
第72回 阪神大賞典(G2)
阪神 芝3000m(内)稍重
着順 | 馬名 | タイム | 位置取り | 上がり3F |
① | テーオーロイヤル | 3.06.8 | 3-3-3-3(先行) | 34.8 |
② | ワープスピード | 5 | 11-11-5-5(中団後ろ) | 35.4 |
③ | ブローザホーン | クビ | 5-5-5-5(中団前) | 35.3 |
レースの上り:35.1
ラップ分析
1着タイム | 序盤 | 中盤前 | 中盤後 | 上り | |
今走 | 3.06.8 | 50.6 | 53.1 | 48.0 | 35.1 |
過去平均 | 3.04.06 | 49.7 | 50.1 | 48.5 | 35.7 |
差 | 0.9 | 3.0 | -0.5 | -0.6 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
馬場がは稍重だったが、正午から降ったりやんだりの雨で、かなり緩めの稍重といった感じの馬場。
そんな馬場の影響もあってか、道中は序盤から中盤にかけての長い間、かなり緩めのペースが続いて行った。
これくらいのペースなら、緩めの馬場といっても、道中でスタミナを消費することはほとんどなかっただろう。
そんな緩い流れなので、基本的には道中前にいた組が有利。
それに加えて、緩めの馬場もそこそここなせて、終いの脚もそこそこ出せれば上位を狙えたレースだった。
レースのレベル的にはさほどではないとは思うが、それでも、2着馬に0.8差、5馬身離した勝ち馬は強かった。
ただこの勝ち馬、長丁場の緩い流れは得意中の得意。
本番で、道中の流れがSPの持続力に振れた場合、まだまだ不安はあるとは思う。
回顧
1着は2番人気のテーオーロイヤル。
道中は先団3番手の最内。
4角も3番手の最内で直線に向くと、直線は馬場の内目から追い上げに入り、坂下で先頭に立つと、坂の上りで突き抜けて、後続に5馬身差つける圧勝。
道中は経済コースで距離を稼ぎ、直線では早々に抜け出しての圧勝劇。
この馬が大得意とするスローの展開。
本番で締まった流れになっても同じような力が出せるか否か?
⇒テーオーロイヤルの分析
2着は6番人気のワープスピード。
前半は中団の後ろ、11番手を追走。
2周目の向正面で、開いた最内をスルスルと進出して順位を上げ、3角では5番手、4角も5番手の内、勝ち馬の直後につけて直線。
直線は馬場の3分どころから追い上げに入り、坂の上りで2番手となって先頭を追うが、その差は詰まらず2着まで。
スローの流れとは言え、2周目の向正面で早めに動いて行って2着を獲れたのだから、そこそこ力をつけてきている感じ。
レース前半でもう少し前目のポジションが取れていれば、5馬身も開けられることはなかっただろう。
3着は1番人気のブローザホーン。
道中は中団の前、5番手の内目を追走。
4角は5番手の外で直線に向いて、直線は馬群の外目から追い上げに入り、そこそこの脚で伸びてはくるが、2着にクビ差の3着まで。
レース前半は頭を振って少し力み加減だったが、最後の直線は、それが敗因と言うよりは、キレ負けしているような印象。
この馬、緩い流れでは少しパフォーマンスを落とすのかもしれない。
⇒ブローザホーンの分析
3番人気のサヴォーナは6着。
前半は中団の前、5番手を追走していたが、2周目の3角は8番手と順位を落として、4角は7番手で直線に向くが、直線では伸びずバテず。
「菊花賞」の走りと比較しても、力を出し切っているとは思えない。
この馬、緩い馬場が苦手なのかもしれない。
⇒サヴォーナの分析