結果
2023年 5月21日(日)
第84回 優駿牝馬(オークス)(G1)
東京競馬場 芝2400m 良
着順 | 馬名 | タイム | 位置取り | 上がり3F |
① | リバティアイランド | 2.23.1 | 6-6-6-6(中団前) | 34.0 |
② | ハーパー | 6 | 8-8-8-8(中団) | 34.8 |
③ | ドゥーラ | クビ | 14-13-14-14(後方) | 34.1 |
レースの上り:35.1秒
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | Lap10 | Lap11 | Lap12 | |
今走 | 2.23.1 | 35.1 | 12.3 | 10.5 | 12.3 | 12.6 | 12.3 | 12.0 | 12.0 | 12.0 | 12.0 | 12.0 | 11.6 | 11.5 |
過去平均 | 2.23.88 | 34.8 | 12.5 | 11.0 | 11.9 | 12.2 | 12.2 | 12.4 | 12.5 | 12.3 | 12.0 | 11.5 | 11.5 | 11.9 |
差 | 0.3 | -0.2 | -0.5 | 0.4 | 0.4 | 0.1 | -0.4 | -0.5 | -0.3 | 0.0 | 0.5 | 0.1 | -0.4 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
道中のラップは、前半で一度緩い区間はあるものの、それでも残り1400mからは一貫して12.00秒を超えないラップで推移。
走破時計も2分23秒1と優秀で、レースの上りも35台に乗ってはいるが、普通なら、道中のタイトな流れを考えると、36秒台に乗っていても不思議ではない流れ。
加えて、勝ち馬は最後の200mを11.5秒で駆け抜けており、まだまだ余力十分の勝ち方のようにも見える。
それでいて後続には6馬身の差をつける圧勝。
この馬のSPの持続力と瞬発力は、ちょっとこの世代ではずば抜けていると言わざるを得ない。
「ダービー」に出ていても、そこそこ良い勝負になったのではないか?
一方で2着以下は、まだまだ団栗の背比べのような印象。
回顧
1着は1番人気のリバティアイランド。
道中は中団の前目、6番手の内目を追走。
4角も6番手で直線に向くと、直線は進路をスッと外目に取ってまだ馬なり。
残り400mから坂を上って、馬なりで先頭との差を詰めて行くと、残り200m手前で鞭を一発、二発。
これで先に抜け出したドゥーラを並ぶ間もなく交わし去ると、あとは突き抜けてゴール。
直線で使った鞭はおそらく2発だけ。
メイチで追っていれば、後続との差はまだまだ開いたかもしれない。
現状ではこの世代で、牝馬で太刀打ちできる馬はいないだろう。
⇒リバティアイランドの分析
2着は2番人気のハーパー。
道中は中団8番手。
前にリバティアイランドを見るポジションで追走。
4角も8番手で直線に向き、前にリバティアイランドを置いて勝機を窺うが、手応えが明らかに違う。
坂の上りでその差をグングンと開けられるが、この馬なりには伸びてきて2着は確保。
勝ち馬との力の差は歴然。
6馬身離されてしまっては、この2着はあまり評価できない。
ひと夏超して、成長力を示せるか?
⇒ハーパーの分析
3着は15番人気のドゥーラ。
道中は後方14番手あたり。
4角も14番手の外で直線に向くと、直線は馬群の大外に進路を取って追い上げに入り、ゴール前でラヴェルを交わして3着に入った。
勝ち馬を抜いて考えたなら、レースの上りは36.1秒なわけで、上りのかかる展開で、後方からの追い上げがはまった格好。
単勝15番人気馬が、展開の利で3着。
3番人気のコナコーストは7着。
スタート直後にソーダズリングが内へ寄れて、弾かれる感じの接触がありポジションを下げてしまった。
道中は中団の後ろ13番手の内を追走。
4角も13番手で直線に向き、直線は馬群の内目に切れ込んで追い上げを計り、残り200mまでは先頭集団を窺う脚色だったが、残り200mからは勢いが鈍った。
ポジションが取れなかったのは残念だったが、最後の脚色を見るに、2400mは微妙に長いか?
⇒コナコーストの分析