結果

第39回 ローレル競馬場賞中山牝馬S(G3・ハンデ)

中山競馬場 芝1800m(内)不良

クッション値:8.2(標準)

着順 馬名 タイム 着差 位置取り 上がり3F
ランブリングアレー 1.54.8 8-9-9-9(中団) 39.2
ロザムール 1.54.8 ハナ 1-1-1-1(逃げ) 39.9
フェアリーポルカ 1.54.9 クビ 11-10-7-3(中団) 39.5

レース上り:39.9


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Lap9
今走 1.54.8 39.9 13.1 12.1 12.5 12.5 12.4 12.3 12.7 12.8 14.4
過去平均 1.48.65 35.6 12.8 12.0 12.2 12.3 11.9 12.0 12.0 11.6 12.0
4.4 0.3 0.1 0.4 0.2 0.5 0.3 0.7 1.3 2.4

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去6走))

正真正銘の不良馬場。

JRAのクッション値はここでも「標準」。

この数値はどうやら、馬場の硬さを推し計るためだけに使った方が良さそう。

走破時計が1.54.8で、レースの上り時計は39.9秒。

昨年もこのレースは不良馬場での開催だったが、昨年の走破時計は1.50.2、上りが37.8秒。

今年の馬場がどれだけ過酷だったかは、数字を見れば一目瞭然。

少々の道悪適正では対応しきれないくらいのタフなレース。

かなりの道悪適正に加え、底力、パワーが求められたレースだろう。


回顧

1着は7番人気のランブリングアレー。

道中は中団の外を追走。

3~4角も馬群の外、4角も9番手の大外で直線。

直線は馬群の外から追い上げて、ゴール前逃げ粘るロザムールをハナ差交わしてゴール。

終始外々を回って、4角も大外を回っての直線一気の差し切り。

かなりの距離ロスはあっただろうが、それよりも、馬群の中で泥だらけになるよりは、馬にとってはストレスがなかったのかもしれない。

いずれにしても相当の道悪適正、スタミナ、パワーを示した。

ランブリングアレーの分析

 

2着は5番人気のロザムール。

6枠11番からハナを切り、ゴール前、あと一歩のところまで粘り込んだがハナ差交わされた。

やはりハナに立てば強い馬。

この馬もランブリングアレー同様、先頭であまり泥をかぶらなかったことが奏功した可能性が高い。

ゴール前、フェアリーポルカの強襲に遭っても抜かせない勝負根性は見上げたもの。

過酷な消耗戦で52キロのハンデも効いた。

ロザムールの分析

 

3着は6番人気のフェアリーポルカ。

道中は中団。

3角手前から進出を開始して、4角は3番で直線。

直線は馬場の内目から逃げるロザムールを捉えにかかるが、ゴール前で少し甘くなって3着まで。

この馬は、道悪は道悪でも、今回のような無茶苦茶な道悪は走る。

この馬を知りつくした鞍上の手綱も効いているのだろう。

フェアリーポルカの分析

 

1番人気のドナアトラエンテは9着。

しっかり先手を取って4角3番手で直線に向くが、坂の上りで力尽きた感じ。

前走は同コースの重馬場を勝ってはいるが、今回は同じ道悪でも程度が違った。

重賞初挑戦がこの馬場と言うのも不運ではあった。

ドナアトラエンテの分析

 

2番人気のサトノダムゼルは8着。

道中は中団の前目。

4角は5番手の外で直線に向くが、直線ではすでに脚は残っていなかった。

この馬も過去には道悪は走っているが、スタミナを求められる今回のような道悪は割引かも。

サトノダムゼルの分析

 

3番人気のリアアメリアは7着。

この馬は道悪は走らない。

リアアメリアの分析