2019年5月5日【NHKマイルC】終了時点までのデータをもとに、ワイドファラオの好走パターンを分析。(ダート競争は除く)

ワイドファラオの距離適性

ワイドファラオはこれまでに芝1600mの距離のレースに使われてきた。

各距離の着度数は次の通り;

  • 芝1600m(2-2-0-1)

1600mでは安定した成績。

ただ、ダートでの成績を見ると、1600mがギリギリと言う印象も受ける。

ワイドファラオの脚質

抜群の先行力があるので逃げて良し、主張する馬がいれば控えても全然戦える。

ペースが遅ければそのまま押し切り、そこそこ締まったペースでも、前につけて粘り込むスタミナを有する。

スピード持続型。

ワイドファラオのコース適正

ワイドファラオの競馬場ごとの着度数は次の通り;

  • 東京(0-1-0-1)
  • 中山(1-0-0-0)
  • 中京(1-0-0-0)
  • 京都(0-1-0-0)

1600mではほぼ底を見せていないが、東京での9着は「NHKマイルC(G1)」。

しかしこのレースでも0.4差と健闘、枠がもう少し内なら・・・と思わせる競馬。

ワイドファラオの持ち時計(ベストタイム)

ワイドファラオの持ち時計は次の通り;

  • 芝1600m:1.32.8 9着(0.4差・東京)

これは先述の「NHKマイルC(G1)」での時計。

高速決着でもそこそこ戦える。


ワイドファラオの重馬場適正

ワイドファラオの芝での稍重も含めた道悪競馬の経験はまだない。

しかしダートでの重賞勝ちもあるように、パワーはある。

道悪、荒れた馬場でのパワー、スタミナ勝負は歓迎の口だろう。

ワイドファラオの枠順適正

ワイドファラオは1600mの距離がギリギリっぽい印象を受けている。

そのため距離ロスが生じやすい外枠はNG。

ワイドファラオの鉄砲実績(休み明け)

ワイドファラオの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;

  • 10週以上(1-1-0-0)※ダート競争含む

まったく問題ない。


ワイドファラオの評価

距離は芝では1600mしか走っていないが、案外この距離は現状ではベストではあるがギリギリでもある印象を受ける。

大型馬でもあるので、芝なら1400mあたりでも面白いかもしれない。

脚質は抜群の先行力があり、逃げても控えても前目で戦えるのが強み。

ペースが遅ければそのまま押し切り、そこそこ締まったペースでも、前につけて粘り込むスタミナを有する。

道悪、荒れた馬場でのパワー、スタミナ勝負は歓迎。

ワイドファラオの近走(芝)

19/4/6 ニュージーランドT(G2)

中山 芝1600m 良 15頭

着順:1着(1.34.2・クビ差)

騎手:内田博幸(56キロ)

1枠1番の絶好枠からハナを切り、前半800mを48.2秒のマイペースに持ち込む。

このスローペースなら直線でも脚色は衰えず、坂で後続を突き放したのち、最後はメイショウショウブの追撃をクビ差抑えて勝利。

時計的には平凡だが、見事なマイペースの逃げ切り。

「NHKマイルC(G1)」への出走権を獲得した。

19/5/5 NHKマイルカップ(G1)

東京 芝1600m 良 18頭

着順:9着(1.32.8・0.4差)

騎手:内田博幸(57キロ)

6枠12番から抜群のスタートを切るが、主張する馬にハナを譲って自らは3~4番手。

ペースは速くも遅くもない平均的なペース。

ワイドファラオは直線に向いてもそのスピードを維持し、ゴール前残り100mくらいまで先頭争いを演じた。

残り100mからは後続に呑み込まれるが、枠順がもう少し内目なら、もう少し粘れたのではないか。

 

※このあとワイドファラオはダートへ転向。

「ユニコーンS(G3)」「かしわ記念(Jpn 1)」を勝利するなど6戦して(2-1-1-10)。

そこそこの適正は示している。

次走、京成杯オータムH(G3)に向けて

次走は9月12日(日)、中山競馬場 芝1600mで行われる「京成杯オータムH(G3・ハンデ)」。

ハンデは57.5キロ。

およそ2年と2ヵ月ぶりの芝の競馬。

中山のマイルは「ニュージーランドT(G2)」での勝利がある。

走るか走らないかは、まったく見当がつかない。

 

⇒その他、2021・京成杯オータムH(G3)の出走馬を分析