2020年6月14日【マーメイドS】終了時点までのデータをもとに、リュヌルージュの好走パターンを分析。

リュヌルージュの距離適性

リュヌルージュはこれまでに芝1800m~芝2400mまでの距離のレースに使われてきた。

各距離の着度数は次の通り;

  • 芝1800m(0-1-2-2)
  • 芝2000m(3-2-3-3)
  • 芝2200m(0-1-1-0)
  • 芝2400m(0-0-0-1)

ベストは2000m、その前後200mは守備範囲。

後のコース適正で詳しく書くが、1800mでも2200mでも、小回り、内回りコースなら力を出せる。

リュヌルージュの脚質

基本的には前々から押し切る競馬で持ち味を発揮するスピード持続型

また、内回り、小回り向きの末脚は持っているので、そう言うコースで上りを要する展開になれば、後ろからでも飛んで来る。

外回り向きの脚、すなわちキレッキレの末脚は持っていないので、そういう展開では後手を踏む。

リュヌルージュのコース適正

リュヌルージュの競馬場ごとの着度数は次の通り;

  • 札幌(1-0-0-0)
  • 福島(0-0-0-1)
  • 中山(0-1-0-1)
  • 京都(1-1-4-2)
  • 阪神(1-2-2-1)
  • 小倉(0-0-0-1)

京都と阪神を内外回りに分けると;

  • 京都(内):(1-1-2-2)
  • 京都(外):(0-0-2-0)
  • 阪神(内):(1-2-1-0)
  • 阪神(外):(0-0-1-1)

外回りコースも悪くはないが、勝ち負け出来ているのは内回りコース。

切れる脚が出せない分、直線の長い外回りコースでは勝ち切れないのだろう。

あと、これだけのキャリアでまだ左回りが1度もないところを見ると、左回りは苦手なのではないか。

リュヌルージュの持ち時計(ベストタイム)

リュヌルージュの芝1800~2200mでの持ち時計は次の通り;

  • 芝1800m:1.46.7 3着(0.2差・阪神)
  • 芝2000m:2.00.4 3着(0.1差・京都)
  • 芝2200m:2.14.2 2着(クビ差・京都)

小回りコースなら、そこそこのスピード勝負にも対応できそうだが、直線の長いコースでの高速決着には不向きだろう。

リュヌルージュの重馬場適正

リュヌルージュの稍重も含めた道悪競馬での実績は;

  • 稍重(0-1-2-1)
  • 重(0-0-0-1)
  • 不良(0-1-0-0)

基本的に道悪は走ると見ていいが、重馬場での4着時(2019年「大宰府特別(1000万下)」)では「緩い馬場はよくない」というコメントも出ているので、全幅の信頼は置けない。

リュヌルージュの鉄砲実績(休み明け)

リュヌルージュの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;

  • 10週以上(2-1-0-1)

休み明けは問題なさそう。

リュヌルージュの血統背景

父はモンテロッソ(ミスプロ系)、母はムーンハウリング、母の父はメジロマックイーン(パーソロン系)。

5代血統内にクロスはない。

父系からはスピード、母系からはスタミナ、パワーを受け継いだ印象。

リュヌルージュの評価

ベストの距離は芝2000mで、その前後200mは守備範囲。

とにかく内回り巧者なので、1800~2200mで内回り、小回りコースなら信頼できる。

脚質的には前目につけて押し切るスピード持続型。

ペースが遅いとそのまま押し切り、ペースが速くてもそこそこ粘る。

しかしペースが緩みすぎて切れ味勝負になると、切れる脚がない分直線の長いコースでは後手を踏む。

上り時計を要する、スタミナ、パワー勝負には強い。

リュヌルージュの近走診断

19/5/25 1000万条件

京都 芝2000(内)13頭

着順:8着(2.01.4・0.4差)

騎手:福永祐一(55キロ)

得意の京都内回りコースだが、前半1000mが62.2秒の超スロー。

レースの上りは34.0秒で、1着ドリームソルジャーの上り時計は33.2秒。

いくら内回りコースでも、ここまで顕著な瞬発力勝負はきつい。

20/2/8 稲荷特別(2勝クラス・ハンデ)

京都 芝2000m(内)12頭

着順:1着(2.01.1・クビ差)

騎手:福永祐一(54キロ)

休み明けで約8ヵ月ぶりの競馬。

道中は2番手追走。

ペースはさほど大きく緩まなかったので、レースの上りは35.4秒。

得意の京都2000mでこの展開なら走る。

着差はクビ差だが、相手はオール牡馬で、ハンデ差も人気どころとは1キロ軽いだけ。

着差以上の強さを見せた。

20/3/14 中山牝馬S(G3・ハンデ)

中山 芝1800m 不良 16頭

着順:2着(1.50.3・0.1差)

騎手:団野大成(50キロ)

雪の降りしきる不良馬場の中、8枠15番から2番手を追走。

不良馬場にしては締まったペースで4角も2番手。

直線は坂下から一旦は先頭に立つが、フェアリーポルカの末脚に屈して0.1差の2着。

レースの上りは37.8秒の消耗戦。

50キロのハンデはもちろん効いただろうが、こういう展開には強い。

20/4/25 福島牝馬S(G3)

福島 芝1800m 良 16頭

着順:8着(1.47.8・1.0差)

騎手:団野大成(54キロ)

牝馬限定重賞とは言え、別定重量ではまだこのクラスでは力不足なのだろう。

20/6/14 マーメイドS(G3・ハンデ)

阪神 芝2000m(内)稍重 16頭

着順:3着(2.01.4・0.3差)

騎手:団野大成(53キロ)

1枠1番の絶好枠から道中は中団の前。

終始内ピッタリで競馬を進め、4角も5番手の内で直線へ。

直線も内を突いて追い出して、しぶとく粘って3着を死守。

稍重ながら、ペースはそこそこ流れた。

その分上りは36.5秒かかっており、まさにリュヌルージュには打って付けの展開。

リュヌルージュの次走

次走の予定は福島競馬場、芝2000mで行われる「七夕賞(G3・ハンデ)」。

ハンデは52キロに設定された。

これは想定より1キロ軽いのではないか?

距離、コースともにベスト。梅雨時の馬場もこの馬にとっては追い風。

人気を落とすようなら面白い存在。