2023年12月9日【中日新聞杯】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、ユニコーンライオンの好走パターンを分析。(ダート競争は除く)
Contents
- 1 ユニコーンライオンの距離適性
- 2 ユニコーンライオンの脚質
- 3 ユニコーンライオンのコース適正
- 4 ユニコーンライオンの持ち時計(ベストタイム)
- 5 ユニコーンライオンの重馬場適正
- 6 ユニコーンライオンの鉄砲実績(休み明け)
- 7 ユニコーンライオンのローテーション適正
- 8 ユニコーンライオンの枠順適正
- 9 ユニコーンライオンの季節別着度数
- 10 ユニコーンライオンの斤量別着度数
- 11 ユニコーンライオンの好走体重
- 12 ユニコーンライオンの血統背景
- 13 ユニコーンライオンの近走
- 13.1 21/6/5 鳴尾記念(G3)
- 13.2 21/6/27 宝塚記念(G1)
- 13.3 2022/8/21 札幌記念(G2)
- 13.4 22/10/10 京都大賞典(G2)
- 13.5 22/11/13 福島記念(G3・ハンデ)
- 13.6 22/11/27 ジャパンカップ(G1)
- 13.7 23/2/12 京都記念(G2)
- 13.8 23/6/25 宝塚記念(G1)
- 13.9 23/7/16 函館記念(G3・ハンデ)
- 13.10 23/8/20 札幌記念(G2)
- 13.11 23/10/21 富士S(G2)
- 13.12 2023/11/12 福島記念(G3・ハンデ)
- 13.13 23/12/8 中日新聞杯(G3・ハンデ)
ユニコーンライオンの距離適性
ユニコーンライオンはこれまでに芝1600m~芝3000mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1600m(0-1-1-3)
- 芝1800m(3-1-0-2)
- 芝2000m(3-0-0-7)
- 芝2200m(0-1-0-2)
- 芝2400m(0-0-0-3)
- 芝3000m(0-0-0-1)
適距離としては中距離。
ユニコーンライオンの脚質
逃げ、先行押し切り型。
先行力はある馬なので、流れが向けば、前々から押し切ってくる。
中団あたりから終いを伸ばすこともあるが、キレる脚があるわけではない。
好走パターンは、基本的には緩い流れからの逃げ、先行押し切り。
最後の直線は短い方がベター。
ここ数戦でそこそこ力を付けてきている印象はあるが、「鳴尾記念」、「宝塚記念」の好走は、流れが向いた感は否めない。
この先OPクラスで、締まった流れになってどうか?
ユニコーンライオンのコース適正
ユニコーンライオンの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 札幌(0-0-0-3)
- 函館(2-0-0-1)
- 福島(1-0-0-1)
- 新潟(1-0-0-0)
- 東京(0-0-0-2)
- 中山(0-0-0-1)
- 中京(1-0-0-1)
- 京都(1-2-0-2)
- 阪神(0-1-1-7)
- 小倉(未)
- 豪州(0-0-0-1)
重い、軽いで言えば、当然重い芝の方が良い。
ユニコーンライオンの持ち時計(ベストタイム)
ユニコーンライオンの持ち時計は次の通り;
- 芝1600m:1.32.7 9着(東京)
- 芝1800m:1.47.5 2着(京都)
- 芝2000m:1.59.7 11着(中京)
- 芝2200m:2.11.3 2着(阪神)
- 芝2400m:2.25.3 16着(東京)
- 芝3000m:3.08.7 15着(京都)
速い時計には向かない感じ。
ユニコーンライオンの重馬場適正
ユニコーンライオンの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(1-0-1-6)
- 重(0-0-0-1)
- 不良(未)
苦にはしないが、相手関係次第。
ユニコーンライオンの鉄砲実績(休み明け)
ユニコーンライオンの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(1-0-1-3)
叩いてからは;
- 2戦目(2-0-0-3)
- 3戦目(1-0-0-3)
- 4戦目(1-1-0-2)
- 5戦目~(0-1-0-6)
ユニコーンライオンのローテーション適正
- 連闘(未)
- 中1~2週(3-3-0-4)
- 中3~5週(1-0-0-6)
- 中6~8週(0-0-0-6)
間隔を詰めてきたときの好走が目立つ。
ユニコーンライオンの枠順適正
ユニコーンライオンの枠番別着度数は;
- 1~4番(2-1-0-9)
- 5~9番(3-1-0-4)
- 10~14番(1-1-0-1)
- 15~18番(0-0-1-5)
ユニコーンライオンの季節別着度数
- 12~2月(冬):(1-2-0-4)
- 3~5月(春):(1-0-1-4)
- 6~8月(夏):(3-1-0-5)
- 9~11月(秋):(1-0-0-6)
夏場は好きそう。
ユニコーンライオンの斤量別着度数
- 54キロ(2-0-1-0)
- 55キロ(0-0-0-2)
- 56キロ(2-2-0-5)
- 57キロ(2-0-0-6)
- 58キロ(0-1-0-2)
- 58.5キロ(0-0-0-1)
- 59キロ(0-0-0-3)
ユニコーンライオンの好走体重
3着以内の体重は;
- 510~544キロ
ユニコーンライオンの血統背景
ユニコーンライオンは外国産馬。
父はノーネイネヴァー(ND系ストームキャット)。
ノーネイネヴァーは米国で走り、芝、ダートの短距離で活躍。芝の1200mのG1で勝利を挙げている。
母の父はハイシャパラル(ND系サドラーズウェルズ)。
ハイシャパラルは欧州で走り、芝のG1を6勝。主要距離は芝の1600m~中距離、2400m。
ユニコーンライオンの近走
21/6/5 鳴尾記念(G3)
中京 芝2000m 良
着順:1着(2.00.7・-0.6差)
騎手:坂井瑠星(56キロ)
3枠3番からハナを切り、まさにマイペースの逃げで後続の追随を許さず、3馬身半突き放しての圧勝。
こんなペースで逃げることが出来たのが最大の勝因。
それ以上でもそれ以下でもない。
21/6/27 宝塚記念(G1)
阪神 芝2200m(内)良
着順:2着(2.11.3・0.4差)
騎手:坂井瑠星(58キロ)
【レース前寸評】
前走の重賞勝ちはフロック的な要素が強く、ここでも同じような走りができるかと言えば、それはいささか疑問。
【結果】
絶好枠1枠1番からハナを切り。
いわゆるマイペースの逃げで直線に向き、直線はクロノには交わされたものの、レイパパレとの追い比べは制して2着。
前走に引き続き、今回も流れが向いた感はある。
ハナ争いも、レイパパレが競りかけず楽に行けた。
最後の追い比べも、レイパパレはやはり距離に不安があったのだと思う。
力をつけていることは確かだが、この2着を強い2着だと評価するのはまだ早いと思う。
(この後、1年間の休養のあと、ダートの「プロキオンS」に使われて、5.6差の殿負け)
2022/8/21 札幌記念(G2)
札幌 芝2000m 良
着順:12着(2.03.2・2.0差)
騎手:坂井瑠星(57キロ)
【レース前寸評】
前走を見る限り、まだ状態が良いとは言い難い。「宝塚記念」の2着も、強いという印象はない。
【結果】
スタートしてハナを主張しかけたが、パンサラッサが譲らないので控えて2番手。
3~4角ではすでに手応えがかなり怪しく、4角は3番手で直線に向くが、直線では残り200mの標識を待たずして一杯気味。
状態もまだ良化していないのだろうが、このクラスでは力もまだまだ足りない印象。
22/10/10 京都大賞典(G2)
阪神 芝2400m 稍重
着順:13着(2.26.4・2.1差)
騎手:坂井瑠星(56キロ)
【レース前寸評】
先行力はある馬なので軽視はできない。
道中の流れが落ち着けば押し切ってくる。
【結果】
6枠9番からハナを主張。
前半1000mの通過は60.7秒だが、その後2Fも12秒台後半の緩いラップを踏む。
4角も先頭で直線に向き、坂下までは先頭集団で粘ってはいたが、坂の上りで失速。
この緩い流れをまったく粘れず13着。
2400mは長いのか?
22/11/13 福島記念(G3・ハンデ)
福島 芝2000m 良
着順:1着(2.00.2・-0.3差)
騎手:国分優作(57キロ)
【レース前寸評】
気持ちよく逃がせば残ってくる馬だが、他に逃げたい馬が数頭いる。
ハンデの57キロも考えれば、ここはちょっと厳しいか?
【結果】
詳細は「ラップ分析」で書いたのでここでは省略。
やはり気持ちよく逃がせばうるさい馬。
鞍上の絶妙のペース配分もよかった。
22/11/27 ジャパンカップ(G1)
東京 芝2400m 良
着順:16着(2.25.3・1.6差)
騎手:国分優作(57キロ)
【レース前寸評】
逃げ馬不在ということで、得意の中1週でブチ込んできたか?
東京コースの2400mでは、「宝塚記念」の再現はないと思う。
【結果】
5枠9番からの逃げ。
前半1000mを61.1秒といいペースで逃げていたが、4角も先頭で直線に向くも、直線では坂の上りでいっぱい。
いいペースで直線に向いたが、2400mが長いのと、瞬発戦にも向かない。
23/2/12 京都記念(G2)
阪神 芝2200m(内)良
着順:7着(2.12.1・1.2差)
騎手:坂井瑠星(57キロ)
5枠6番からハナを主張。
前半1000mの通過は59.5秒。
レース中盤でうまくタメを作って逃げ、4角も後続に1馬身の差をつけて直線に向くが、直線では坂の上りで馬群に飲み込まれた。
今回の流れならもう少し粘れてもいい馬だが、休み明けで体重が久々に540キロ台に乗っていたことも敗因のひとつか?
(※ このあと豪州遠征で「ロンジンクイーンエリザベスステークス(G1・芝2000m)」に出走も、5着)
23/6/25 宝塚記念(G1)
阪神 芝2200m(内)良
着順:15着(2.12.6・1.4差)
騎手:坂井瑠星(58キロ)
外枠15番からハナへ。
前半1000mの通過が58.9秒とかなり速め。
中盤で息を入れつつ、4角も先頭で直線に向くが、坂の途中で力尽きた。
23/7/16 函館記念(G3・ハンデ)
函館 芝2000m 稍重
着順:12着(2.02.4・12差)
騎手:国分優作(59キロ)
1枠2番からハナへ。
前半1000mの通過は60.0秒も、渋った馬場で前にはきつい流れ。
4角も先頭で直線に向くが、残り200mを過ぎて馬群に飲み込まれた。
前がきつい流れで斤量59キロはさすがにキツイ。
23/8/20 札幌記念(G2)
札幌 芝2000m 稍重
着順:15着(2.07.0・5.5差)
騎手:国分優作(58キロ)
大外15番から果敢にハナへ。
3角も先頭で直線に向くが、3~4角のペースアップには対応できず、4角は12番手で直線に向くが、直線では余力なし。
流れはさほど速くはなかったが、この馬場に脚を取られてスタミナが奪われたのだろう。
23/10/21 富士S(G2)
東京 芝1600m 良
着順:9着(1.32.7・1.3差)
騎手:坂井瑠星(57キロ)
1枠1番から道中は2番手追走。
4角も2番手で直線に向くが、直線は坂の上りで一杯気味。
久々の1600mだったが、この流れにはさすがに向かない。
2023/11/12 福島記念(G3・ハンデ)
福島 芝2000m 良
着順:15着(2.03.6・2.7差)
騎手:国分恭介(59キロ)
大外16番からハナを奪いに行ったが、テーオーシリウスが内から主張したので2番手に控える。
4角も2番手で直線に向くが、直線ではもう脚が余っていなかった感じ。
大外枠から主張して行って、道中のペースも楽なものではなかった。
トップハンデの59キロもあり、これは仕方ないだろう。
23/12/8 中日新聞杯(G3・ハンデ)
中京 芝2000m 良
着順:11着(1.59.7・0.9差)
騎手:国分優作(58.5キロ)
1枠1番からハナを主主張するが、外からホウオウビスケッツに来られて2番手に控えた。
4角も2番手で直線に向くが、直線では坂の上りで一杯かげん。
同型のホウオウビスケッツがいて、自分のペースには持ち込めなかった。
このレースがラストラン。
種牡馬入りするとのこと。