Contents
- 1 足立山特別 3歳以上500万下 小倉芝1800m
- 2 玄海特別 3歳以上1000万下(ハンデ)小倉芝2000m
- 3 修学院S 3歳以上1600万下(ハンデ)京都芝2000m
- 4 中山金杯(G3)(ハンデ)中山芝2000m
- 5 小倉大賞典(G3)(ハンデ)小倉芝1800m
- 6 マレーシアC 3歳以上1600万下 中京芝2000m
- 7 ストロングタイタンの見立て ①
- 8 小倉記念(G3)(ハンデ)小倉芝2000m
- 9 オクトーバーS 3歳以上オープン 東京芝2000m 重馬場
- 10 アンドロメダS 3歳以上オープン (ハンデ)京都芝2000m 重馬場
- 11 ディセンバーS 3歳以上オープン 中山芝1800m
- 12 都大路S 4歳以上オープン 京都芝1800m(外)
- 13 鳴尾記念(G3)阪神芝2000m
- 14 宝塚記念(G1)阪神芝2200m 稍重
- 15 小倉記念(G3)小倉芝2000m
- 16 中日新聞杯(G3)中京芝2000m
- 17 中山金杯(G3)中山芝2000m
- 18 ストロングタイタンの見立て ②
足立山特別 3歳以上500万下 小倉芝1800m
1着 騎手:ホワイト 54キロ
レース内容
ストロングタイタンは4枠4番からのスタート。好ダッシュで好位2番手からの競馬。
ペースは前半4Fが47.6、これはこのコース、このクラスにしてはやや速いペース。
ストロングタイタンは3角過ぎからスパートを開始して、4角は先頭で通過。後続との差は1馬身。
直線に入り、後方からの差し馬の強烈な追撃を受けるが、なんとかゴール前ハナ差こらえてゴールイン。
ペース
前後半800m 47.6–48.6(+1.0 ハイペース)
走破時計
1.48.1(遅い)
寸評
数字上では、ハイペースの先団粘り勝ちのように見えるが、このレースは6番ラブコールが大逃げを打っており、前半800mあたりではすでに10馬身以上の差があった。
そのことを考慮に入れると、2番手で追走していたストロングタイタンは、ほぼイーブンの平均ペースでゴールしたことになる。
それでもやや速めのイーブンペースを前目で押し切って抜かせなかったのは一定の評価が出来る内容。
玄海特別 3歳以上1000万下(ハンデ)小倉芝2000m
1着(0.6秒差) 騎手:川田将雅 53キロ
レース内容
5枠5番から、5分のスタートで先団3番手をキープ。
1角通過時点では、先頭とは1馬身の差。
レースのペースは前半1000mが62.3秒。これはこのコースのこのクラスのペースとしてはかなり遅いペースと言える。
ゆえにレースは前半1000mを過ぎたあたりから急速にペースが上がる。
それでもストロングタイタンは3番手をキープして4角を回る。
先頭との差は1馬身ほど。
直線に入ると残り200mであっさり先頭を交わすと、そのままグングンと差を開きゴール。
ペース
前後半1000m 62.3–57.9(-4.4 超スロー)
走破時計
2.00.2(やや遅い)
寸評
ほぼ後半1000mだけのレース。
それだけ前半は緩い。
前にいた馬の方が有利なレース展開だったのは明白。
時計もさほど速くはなく、評価はし辛い。
最後に0.6差ひき離したのは良かった。
修学院S 3歳以上1600万下(ハンデ)京都芝2000m
1着(0.1秒差) 騎手:川田将雅 54キロ
レース内容
8枠13番から好発を決めたストロングタイタンは中団7番手から。
1角通過時点では、先頭との差は7~8馬身。
レースのペースは前半1000mが58.8。これはこのコースのこのクラスのペースとしてはかなり速いペース。
ストロングタイタンは残り600mあたりからペースを速め、4角では中団の外、先頭とは4~5馬身の差で直線へ。
直線では残り200mを過ぎたあたりで先団を捉えると、そのまま追撃を振り切ってゴール。
ペース
前後半1000m 58.8–59.8(+1.0 ハイペース)
走破時計
1.58.6(速い)
寸評
ハイペースを中団から追走し、残り600mでペースを上げて、直線で鮮やかに差し切った強い内容のレース。
2走前のレースや今回のレースのように、そこそこのペースを前目で追走し、最後粘って抜かせない。
この馬の勝ちパターンの輪郭が見えたか?
中山金杯(G3)(ハンデ)中山芝2000m
9着(0.8秒差) 騎手:川田将雅 54キロ
レース内容
7枠10番からスタート良く先団に取り付き、1角では中団の前5番手につける。
先頭とはおよそ2馬身差。
道中、ペースが小刻みに変化する中、ストロングタイタンは4角でも5番手の内をキープして、先頭とは2馬身差で直線へ。
直線では若干包まれているようにも見えるが、致命的な不利とは言えない。
しかしそこからいつもの粘りはなく、ずずるずと後退して10着。
ペース
前後半1000m 60.4–60.2(-0.2 ミドル)
勝馬走破時計
2.00.6(遅い)
寸評
いつもの粘りがまったく出せなかった。
重賞初挑戦というハードルはあったが、もう少しやれたはず。
このレースのラップタイム;
12.4 – 11.0 – 12.7 – 11.8 – 12.5 – 12.0 – 11.5 – 12.0 – 12.3 – 12.4
前半でこのような不規則なペースの緩急がある。
速くなっているのは丁度下りの坂がある地点なので、少々のペースアップは仕方ないとしても、11.8は上がり過ぎではないか?
このペースにつき合っているのが;
6(2,11)-13-10-7,1,12(5,8)3,9,4
前の6頭と思われる。
NHKマイルを勝っている2番クラリティスカイ以外は、みんな馬群に沈んでいる。
前半の急速なペースアップは、最後の直線でそのツケが倍以上になって跳ね返ってくる。
今回のストロングタイタンの敗因は、そこらへんにあると考えるがどうか?
小倉大賞典(G3)(ハンデ)小倉芝1800m
5着(0.5秒差) 騎手:北村友一 54キロ
レース内容
1枠2番からの好スタートで中団の前7番手をキープ。
先頭との差は5馬身ほど。
レースのペースは前半4Fが46.2。これはちょっと速いペース。
ストロングタイタンは、道中若干順位を上げつつ、4角は6番手最内、先頭とは5~6馬身で直線へ。
直線は内を突いて伸びてくるが、最後のひと伸びがなく、5着。
ペース
前後半800m 46.2–48.2(+2.0 ハイペース)
勝馬走破時計
1.45.8(やや速い)
寸評
ストロングタイタンが得意そうなレース展開だが、惜しい5着。
しかし着実にステップアップしている感はある。
今後に注目。
マレーシアC 3歳以上1600万下 中京芝2000m
1着(クビ差) 騎手:川田将雅 57キロ
レース内容
6枠7番からスタートも良く、先団4番手をキープ。
1角を回る時点では先頭との差は3馬身ほどだが、ここから前の2頭が競り合う形で大逃げとなる。
中盤1000mではおそよ10~12馬身の差がついたが、ペース的には前半1000mが60.1。これはこのコース、このクラスとしてはちょっと速いペース。
4角では3番手に進出したストロングタイタンだが、先頭との差はまだ5~6馬身で直線へ。
直線ではジワジワとその差を詰めるストロングタイタン。
残り200mで射程圏に捉えたストロングタイタンはそのまま一気に先頭を交わし、追ってきた8番ストーンウェアとの叩きあいを制してクビ差のゴール。
ペース
前後半1000m 60.1–58.2(-1.9スロー)
走破時計
1.58.3(速い ※レコード)
寸評
前半のペースは、やり合って大きく逃げる前2頭を除くと、ストロングタイタンの1000mの通過がおよそ1秒遅れ(61.1)。
そうなるとストロングタイタンは少し速い平均ペースで追走し、後半は平均より少し速いペースで粘りきったことになる。
この展開は500万条件での「足立山特別」の時の勝利内容に酷似している。
レコードはおまけのようなものだと思うが、先団につけての粘り込みはこの馬の好走パターンだ。
ストロングタイタンの見立て ①
中団前~先団につけて、ペースがそこそこ流れても、最後の直線でそれほど失速することは少ない。
逆にペースが遅くても、最後の直線では、終いの脚を使って先頭に立つことも可能。
前目につけてしぶとい競馬がこの馬の好走パターン。
適正距離は2000m前後。
コースはどちらかと言えば小回り向き。
小倉記念(G3)(ハンデ)小倉芝2000m
8着(1.0秒差) 騎手:川田将雅 55キロ
馬番:10番 通過順位(4-4-3-2)
ペース:前後半1000m 58.3–59.3(+1.0 ハイペース)
寸評
前半1000mの58.3秒は、このコースでは平均より1.0秒も速いペース。
序盤から先頭とは3馬身差の4番手。
後半は3角が3番手、4角が2番手とペースアップ。
これでは直線の脚が残っていないのは仕方がない。
川田J騎手、ちょっとこの馬の力を買い被っているのでは?
このペース、この位置取り、このペースアップなら、3着以内でもかなり強い。
オクトーバーS 3歳以上オープン 東京芝2000m 重馬場
2着(ハナ差) 騎手:戸崎圭太 56キロ
馬番:3番 通過順位(3-3-3)
ペース:前後半1000m 61.2–59.7(-1.5 スロー)
寸評
このスローペースで前につけるとしぶといのはこの馬の真骨頂。
重馬場という条件も、良い方にレースを後押しした。
アンドロメダS 3歳以上オープン (ハンデ)京都芝2000m 重馬場
2着(0.2秒差) 騎手:デムーロ 56キロ
馬番:15番 通過順位(6-7-8-7)
ペース:前後半1000m 60.9–60.5(-0.4 ミドル)
寸評
大外枠からのスタートで先団が取れず、中団からの競馬になった。
しかし、前半1000mが60.9秒というのは、重馬場にしてはそこそこなペース。
それを見るかたちで中団から追走したのが結果的には良かった。
直線ではバテる先団をひと呑みして勝ちパターンかと思ったが、同じく外から来た8番ブラックバコに0.2差の惜敗。
大外からの発走と、ハンデ差2キロ、を考慮すれば、負けて強しの内容。
ディセンバーS 3歳以上オープン 中山芝1800m
7着(0.6秒差) 騎手:デムーロ 56キロ
馬番:12番(大外)通過順位(9-9-9-8)
ペース:前後半800m 49.0–47.3(-1.7 スロー)
寸評
大外からの発走となり、中団の後ろ9番手につけるのが精一杯。
おまけにスローペースの展開となれば、切れる脚を持たないストロングタイタンにとっては凡走パターン。
都大路S 4歳以上オープン 京都芝1800m(外)
9着(1.0秒差) 騎手:岩田康誠 56キロ
馬番:14番(大外) 通過順位(2-2)
ペース:前後半800m 46.8–45.9(ミドル)
寸評
大外枠でも好スタートを決めたストロングタイタンは2番手からの競馬になるが、これがいけなかった。
この日のペースは前半800mが46.8秒と少々速めのペース。
直線で伸びを欠いたのはこのペースが影響したと思われる。
しかし、この程度のHペースなら、先団で粘ってしのぐのがこの馬の好走パターン。
失速したのは、半年ぶりのレース、馬体重+14キロの影響があったと思われる。
鳴尾記念(G3)阪神芝2000m
1着(0.1秒差) 騎手:デムーロ 56キロ
馬番:8番 通過順位(5-5-5-4)
ペース:前後半1000m 58.2–59.0(+0.8 ミドル)
寸評
先頭とは4~5馬身の差をキープして直線を迎えるこの馬の好走パターン。
ペースも前半1000mが58.2秒と、このコースにしては速めのペース。
こうなると、直線はバテる先団をスイスイ交わしてゴール前まで粘り込む必勝パターン。
OP特別では勝ち切れなかった、G3で嬉しい勝利。
このレースは今までのこの馬のベストパフォーマンスと言えるだろう。
宝塚記念(G1)阪神芝2200m 稍重
11着(1.2秒差) 騎手:川田将雅 58キロ
馬番:5番 通過順位(3-3-3-4)
ペース:前後半1000m 59.4–60.2(+0.8 ミドル)
寸評
2200mは初めての距離。
今回は、前半平均ペースの3番手。
残り200mまではそこそこ良い勝負をしているところを見ると、距離が長いのかもしれない。
小倉記念(G3)小倉芝2000m
12着(8.3差)騎手:アヴドゥラ 57キロ
レース後のアヴドゥラ騎手のコメント;
4コーナーまで脚を溜めていましたが……。診断では心房細動だということです
最悪の事態は免れて良かった。
中日新聞杯(G3)中京芝2000m
3着(0.7秒差) 騎手:アヴドゥラ 57キロ
馬番:12番 通過順位(6-6-6-5)
ペース:前後半1000m 58.7–60.6(+1.9 ハイペース)
寸評
数字で見る字面はこの馬の好走パターン。
だが、心房細動明けの中4ヵ月。馬体重+36キロでは、3着入賞だけでも大健闘。
中山金杯(G3)中山芝2000m
15着(1.3秒差) 騎手:大野拓弥 57キロ
馬番9番 通過順位(3-3-4-7)
ペース:前後半1000m 59.9–59.3(-0.6 ミドル)
寸評
この馬が好走してもおかしくない位置取りと展開。
それが3~4角で早くも失速。
おかしい。
どこかおかしい。
ストロングタイタンの見立て ②
見立て①と大差ないが、適正距離は明らかに2000mまで。
枠は内の方が良い。
重馬場も苦にしない。
しかし、近走で「心房細動」発症。
可愛そうだが、ちょと軸にはし辛い。