ローシャムパークのキャリアはまだ浅いので、近走のみを振り返る。

ローシャムパークの近走

22/2/13 3歳未勝利

東京 芝1800m 良

着順:1着(1.47.3・-0.7差)

騎手:ルメール(56キロ)

序盤は3~4番手追走も、ペースが緩いと見るや、スローにはつき合わずに、向正面中間たりから、内からスルスルと先頭に立つ。

4角は後続に2馬身ほどの差をつけて直線に入り、直線では持ったままで坂を駆け上がってきて、残り200mでは後続に4馬身差。

あとはその差をキープしつつ楽勝のゴール。

序盤は緩かったが、ハナに立ってからはしっかりとしたラップを刻み、4馬身差の圧勝。

ここではモノが違った感じ。

22/4/16 山藤賞(3歳1勝クラス)

中山 芝2000m(内)稍重

着順:1着(2.00.3・-1.1差)

騎手:ルメール(56キロ)

8枠8番から序盤は中位の後ろで控えている。

そしてここでも、ペースが緩いと見るや、外からグングンと上がって行き、残り1000mあたりで先頭に立つ。

3角では後続に3馬身、4角では後続に4馬身の差をつけて直線。

直線も楽な手応えでグングンと後続との差を広げ、ここもノーステッキで、最後は7馬身差の圧勝。

稍重ながら時計もまずまず。

さらに凄いのは、道中終始内を開けて、外々走っていてこの時計。

もちろん距離はまだ伸びても大丈夫だろう。

ここにも一頭、大物感漂う新勢力。

22/9/19 セントライト記念(G2)

中山 芝2200m(外)稍重

着順:3着(2.12.3・0.5差)

騎手:ルメール(56キロ)

【レース前寸評】

ここは楽しみ。

【結果】

道中は中団の前7番手、勝ったガイアフォースの直後ぐらいを追走。

4角も7番手で、前にガイアフォースとアスクビクターを見るかたちで直線。

直線は馬群の外目から追い上げてはくるが、前の2頭との差は詰まらないまま。

坂の上りで一瞬差が詰まったように見えたが、そこからまた離された。

1枠1番ながらポジションが取れなかったのが痛かった。

終いがあまり切れないのなら、ポジションが取れないと厳しいということか?

2022年 セントライト記念(G2)のラップ分析&回顧


ローシャムパークの脚質

前々で押し切る競馬で強さを見せていたが、テンがそれほど速くはない感じ。

序盤の流れが速くなって、ポジションが取れない場合、もしかするとあっけないかも。


ローシャムパークの血統背景

父はハービンジャー(ND系デインヒル)。

ハービンジャーは欧州で走り、2010年のキングジョージⅥ世&QES(G1)で勝利。主戦場は芝のクラシックディスタンス。

代表産駒はブラストワンピース(有馬記念)、ペルシアンナイト(マイルCS)、ノームコア(ヴィクトリアM、香港C)など。

母の父はキングカメハメハ(ミスプロ系キングマンボ/東京優駿、NHKマイルC)。

母方の6代前、パロクサイドからのラインは、ダイナカールエアグルーヴへと続く名門牝系。

近親としてはルーラーシップアドマイヤグルーヴドゥラメンテオレハマッテルゼフォゲッタブルなど多士済々。