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3歳未勝利 東京芝2000m
1着(0.2秒差) 騎手:ボウマン 56キロ
レース内容
4枠8番からスタートしたロシュフォールはヨレながらのスタートも、体勢を立て直して中団7番手からの競馬。先頭からは4馬身。
前半3Fのタイムは37.3、これはこのクラスでは平均的なペース。
ロシュフォールは道中若干順位をあげて、4角では中団の前、6番手の内、先頭からはおよそ4馬身差で直線へ。
直線も内へ進路を取ったロシュフォールは、ジワジワと先頭に詰め寄り、残り200mでは先頭を射程圏内、残り100mでは完全に交わしきってゴール。
ペース
前後半1000m:61.4–58.9(-2.5 スロー)
走破時計
2.00.3(速い)
寸評
新馬戦ほどの出遅れがなかったので、中団にポジションを取ることができた。これが大きい。
あとは、この末脚なら、東京の長い直線なら余裕で届く。
快勝。
3歳以上500万下 新潟芝1800m
1着(0.4秒差) 騎手:ルメール 54キロ
レース内容
5枠10番からのスタートは出遅れ、おそよ2馬身ほどのロスがあったか?
位置取りは自然と後方、15番手の外からの競馬。先頭とは約7馬身差。
ペースは前半3Fが35.1。これはこのクラスでは平均的なペース。
ロシュフォールは道中目立った動きはなく、4角も後方15番手の外、先頭とは約8馬身差で直線へ。
直線では一番外から追い込みを計るロシュフォール。
残り200mで先頭に並びかけ、残り100mで並ぶ間もなく差し切ってゴール。
ペース
前後半1000m 60.2–58.5(-1.7 スロー)
走破時計
1.46.0(速い)
寸評
今回は出遅れて、位置取りがかなり後ろからの競馬となったが、4角でおよそ8馬身あった先頭との差を、新潟の長い直線で見事に差し切った。
この末脚は一級品。
ただ、スタートが悪いだけに、展開やコースの違いで順位は大きく上下する恐れもはらんでいる。
三年坂特別 3歳以上1000万下 (ハンデ) 京都芝1600m (外回り)
2着(0.1秒差)騎手:ルメール 54キロ
レース内容
8頭立ての小頭数。4枠4番から、今回はそこそこのスタート。
しかしスタートは行き脚がつかないのか、中団の後ろ、先頭とは3馬身差。(頭数が少ないので、先頭とはそれほどの差はない)
レースのペースは前半3Fが36.8で、これは少々遅いペース。
道中ロシュフォールに目立った動きはなかったが、4角は6番手の内、先頭からは5馬身ほど差が開いて直線へ。
直線は外目から追い込んでくるロシュフォールだが、なかなか先団との差が詰まらない。
ゴール前、やっと先頭に半馬身差追い付いたところがゴール。
ペース
前後半800m 49.7–46.1(-3.6 スロー)
勝馬走破時計
1.35.8(遅い)
寸評
大きな出遅れではなかったので、4角では5馬身ほどの差で直線に向けたが、京都の外回りの直線は399m。
東京とは127m、新潟の外回りとは260mも短い。
おまけに今回はスローペース。
これでは届かないのも仕方はない。
逆に0.1差まで追い詰めた脚は大したもの。
だがこういう脚質は、展開やコース次第でどうにでもなると言う良いサンプルでもある。
tvk賞 3歳以上1000万下 東京芝1800m
1着(2馬身差) 騎手:オドノヒ 55キロ
レース内容
9頭立ての小頭数。2枠2番からのスタート。今回も五分のスタートで先頭とは4馬身差の8番手からの競馬。
ペースは前半3Fが36.2。これはほぼ平均的なペース。
中盤あたりでは先頭との差はさらに広がり、8~9馬身。
4角では9番手の内、先頭とは6~7馬身差で直線へ。
直線ではいつもの末脚が爆発。
残り200mあたりではすでに先頭を捉え、並ぶ間のなく交わし去って、2馬身差つけての勝利。
ペース
前後半800m 48.6–45.5(-3.1 スロー)
走破時計
1.46.1(速い)
寸評
上がり時計は32.8。いつもながら凄い末脚。
ここ2戦は大きな出遅れがなく直線へ向いても先頭との差は5馬身前後。
しかしこれが限界。
これ以上開くと勝ちは遠ざかる。
アメジストステークス 4歳以上1600万下(ハンデ)東京芝2000m
1着(0.2秒差) 騎手:ルメール 55キロ
レース内容
1枠1番から五分に出たように見えたが、やはり位置はいつもの後方。
先頭からは8~9馬身差の後方8番手からの競馬。
ペースは前半3Fが36.0。このペースはこのコースのこのクラスの平均よりはやや速いペース。
ロシュフォールは、中盤やや順位を押し上げて、4角では7番手の内、先頭とはおよそ5馬身差で直線へ。
直線を向いて5馬身ならもう余裕の射程圏内。
残り200mでその差は2~3馬身。残り100mでは完全にとらえて交わし切った。
ペース
前後半1000m 60.6–57.7(-2.9 スロー)
走破時計
1.58.3(速い)
寸評
余裕のレース運び。
今走は中盤で順位を押し上げる場面が見られた。
これが出来れば「鬼に金棒」ではないか?
直線を向いて5馬身差なら、この馬の脚ならなんとでもなりそう。
トップハンデのプレステイキングとは斤量が1キロ軽かったが、着差は0.3開けており、そういう意味でも完勝。
新潟大賞典(G3) 4歳以上オープン(ハンデ)新潟芝2000m(外回り)
3着(0.1秒差) 騎手:ルメール 55キロ
レース内容
3枠6番からのスタート。今回もスタートは五分。しかしやはりスタートは速くない。
いつもの定位置、後方15番手、先頭とは12~13馬身で3角をカーブ。
レースのペースは前半1000mが60.8。これはこのコースのこのクラスの平均としてはやや遅いペース。
中盤ロシュフォールに大きな動きはなく、4角も15番手、先頭とは約10馬身で直線へ。
直線はいつものように追い込んでくるロシュフォールだが、先に抜け出していた15番メールドグラース、1番ミッキースワローを交わすことはできず。
ペース
前後半1000m 60.8–57.8(-3.0 スロー)
勝馬走破時計
1.58.6(平均)
寸評
1着メートルグラースとは斤量で1キロ重い。
しかし2着のミッキースワローとは2.5キロ軽い。
ミッキースワローとは着差なしのハナ差。
そう言う意味では完敗に近い。
今走は前走のような中盤での追い上げがなかったように見えたが、レース後のルメール騎手のコメントでは;
スタートを切ってからゆっくりと進めて、3~4コーナーから加速させていきました。一所懸命頑張っていますが、ラストの100m~50mで疲れました
となっている。追い上げはあった、しかし疲れた。
そうなると距離は2000mが一杯ということにもなるが・・・。
ともあれ、重賞ともなると、この馬のような脚を使う馬は他にもいる。
いくら上り32.8秒の鬼脚で追い込んできても、道中前にいたミッキースワローが32.9秒の脚で上がれば、勝てる見込みはない。
追い込みだけの戦略では、この先勝利は遠くなるかも。
ロシュフォールの見立て ①
終いの脚は一級品だが、スタートは遅い。
なので道中はどうしても後方からの競馬になる。
同じ鬼脚が道中前に位置していたら勝ち目はない。
また直線が短い競馬場でも苦戦を強いられるだろう。
アメジストSで見せた中盤での押し上げが今後も少しでも出来れば、また局面も変わってくると思うが、中盤での押し上げが効くのは1800mまで? 2000mでは終いが甘くなる?
今後のレースに注目したい。