2020年5月31日【日本ダービー】終了時点までのデータをもとに、マイラプソディの好走パターンを分析。
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マイラプソディの距離適性
マイラプソディはこれまでに芝1800m~芝2400mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1800m(1-0-0-1)
- 芝2000m(2-0-0-1)
- 芝2400m(0-0-0-1)
2000m前後は問題なさそう。
マイラプソディの脚質
終いのキレも強烈だが、長く良い脚を持続できるSP持続力にも優れている。
マイラプソディのコース適正
マイラプソディの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 東京(0-0-0-2)
- 中山(0-0-0-1)
- 中京(1-0-0-0)
- 京都(1-0-0-0)
- 阪神(1-0-0-0)
関東圏への長距離輸送で力が出せていないのは偶然か?
マイラプソディの持ち時計(ベストタイム)
マイラプソディの持ち時計は次の通り;
- 芝1800m:1.47.7 1着(阪神)
- 芝2000m:2.01.5 1着(京都)
- 芝2400m:2.25.2 9着(東京)
突出した時計はないが、時計的な面に関してはまだまだこれからだろう。
マイラプソディの重馬場適正
マイラプソディの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(1-0-0-2)
稍重で勝っているのは「新馬戦」。
前半1000mが65.7秒の超超スローペースでの勝利なのでこれは参考外。
基本的にこの馬、緩い馬場は苦手ではないか?
でなければ、「共同通信杯」「皐月賞」での凡走の説明がつかない。
マイラプソディの鉄砲実績(休み明け)
マイラプソディの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(2-0-0-1)
マイラプソディの枠順適正
マイラプソディの枠番別着度数は;
- 1~4番(1-0-0-0)
- 5~9番(2-0-0-1)
- 10~14番(0-0-0-2)
- 15~18番(未)
マイラプソディの季節別着度数
- 12~2月(冬):(0-0-0-1)
- 3~5月(春):(0-0-0-2)
- 6~8月(夏):(1-0-0-0)
- 9~11月(秋):(2-0-0-0)
マイラプソディの斤量別着度数
- 54キロ(2-0-0-0)
- 55キロ(1-0-0-0)
- 57キロ(0-0-0-3)
マイラプソディの連対体重
- 500~510キロ
マイラプソディの血統背景
父は2005年の「有馬記念」の勝馬ハーツクライ。
母の父はソルトレイク(ND系ヴァイスリージェント)。
ソルトレイクは米国で走り、ダートの団距離で活躍。
マイラプソディの評価
強い勝ち方をする一方で、あっりと負けてしまう凡走も目立つ。
凡走の原因は「道悪」にあると見ているが、それも確かな根拠はない。
強さと弱さの表裏一体。
「早熟」の可能性も捨てきれない。
マイラプソディのこれまでの走り
19/7/7 2歳新馬 10頭立て
中京 芝2000m 稍重
着順:1着(2.06.0 -0.1差)
騎手:武豊(54キロ)
稍重とは言え超スローの展開。
後方から直線伸びて勝利。
このレースだけでは、特に見どころはない。
19/9/14 野路菊S(2歳OP)5頭立て
阪神 芝1800m 良
着順:1着(1.47.4 -0.8差)
騎手:武豊(54キロ)
5頭立ての4番手から、4角は先頭に並びかけ、直線入口では先頭。
あとはグングン伸びて後続を一気に離してゴール。
序盤は緩かったが、中盤、上りとそれなりに流れた。
それでもレースの上りは33.5秒と速く、マイラプソディの上りは33.4秒。
瞬発力を示したレース。
19/11/23 京都2歳S(G3)9頭立て
京都 芝2000m 良
着順:1着(2.01.5 -0.3差)
騎手:武豊(55キロ)
序盤は後方の7番手あたり。
しかし向う正面中ほどではすでに進出を開始。
3角5番手、4角3番手とマクリ気味で直線へ。
直線では残り200mで先頭に並びかけると、そこからは並ぶ間もなく交わし去って、最後は手綱を緩める余裕のゴール。
ペースは序盤、中盤と締まった流れで、上りは時計は36.4秒かかる消耗戦。
この展開をマクッて行って、直線余裕でゴールしたマイラプソディ。
スピード持続力、スタミナはかなりのもの。
20/2/16 共同通信杯(G3)
東京 芝1800m 稍重 9頭
着順:4着(1.50.3・0.7差)
騎手:武豊(57キロ)
道中は後方6~7番手。
4角は外を回して直線に入るが、まったく伸びてこないで4着まで。
稍重と言ってもペースは超スロー。
後ろからではきつい展開とは言える。
敗因は展開の他にも;
- 初めての関東遠征(長距離輸送)
- 1頭だけ別定重量57キロ
などが考えられるが、それにしてもちょっと敗けすぎ。
20/4/19 皐月賞(G1)
中山 芝2000m 稍重 18頭
着順:13着(2.02.2・1.5差)
騎手:武豊(57キロ)
道中は後方から、勝負どころの3角から順位を上げて4角は9番手の外。
しかし直線に向いても伸びて来ない。
前走に続いて「稍重」の馬場。
敗因はこれか?
20/5/31 東京優駿(G1)
東京 芝2400m 良
着順:9着(2.25.2・1.1差)
騎手:横山典弘(57キロ)
序盤は後方にいたが、あまりのスローペースに業を煮やしたのか、マクッて行って1000mを過ぎたころには先頭に立つ。
そこからも決して緩くはないペースでラップを刻み、4角も先頭で直線。
直線は残り200mまでは何とか粘るが、さすがにそこからは失速気味。
しかし最後も大きく失速しているわけではなく、大胆な積極策を考えると、よく粘っている方だと思う。
あのまま後方にいて、「座して死を待つ」よりは、よほど身のあるレース内容。
マイラプソディの次走
次走は9月27日、中京競馬場の芝2200mで行われる、「神戸新聞杯(G2)」。
2歳戦以降結果が出ていないが、前走を見る限り、「早熟」ということもないだろう。
コントレイルを除いては、そう力の差はないのでは。