2024年2月25日【中山記念】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、ラーグルフの好走パターンを分析。
Contents
- 1 ラーグルフの距離適性
- 2 ラーグルフの脚質
- 3 ラーグルフのコース適正
- 4 ラーグルフの持ち時計(ベストタイム)
- 5 ラーグルフの重馬場適正
- 6 ラーグルフの鉄砲実績(休み明け)
- 7 ラーグルフのローテーション適正
- 8 ラーグルフの枠順適正
- 9 ラーグルフの頭数別着度数
- 10 ラーグルフの斤量別着度数
- 11 ラーグルフの季節別着度数
- 12 ラーグルフの好走体重
- 13 ラーグルフの血統背景
- 14 ラーグルフのここまでの走り
- 14.1 21/7/25 2歳新馬
- 14.2 21/8/14 2歳未勝利
- 14.3 21/10/2 芙蓉S(2歳オープン)
- 14.4 21/12/28 ホープフルS(G1)
- 14.5 22/3/6 弥生賞(G2)
- 14.6 22/4/17 皐月賞(G1)
- 14.7 22/8/7 月岡温泉特別(3歳上2勝C)
- 14.8 22/9/19 セントライト記念(G2)
- 14.9 22/10/23 甲斐路S(3勝クラス・ハンデ)
- 14.10 23/1/5 中山金杯(G3・ハンデ)
- 14.11 23/2/26 中山記念(G2)
- 14.12 23/4/2 大阪杯(G1)
- 14.13 23/8/20 札幌記念(G2)
- 14.14 24/1/21 アメリカJCC(G2)
- 14.15 24/2/25 中山記念(G2)
ラーグルフの距離適性
ラーグルフはこれまでに芝1800m~芝2200mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1800m(1-1-0-2)
- 芝2000m(3-0-1-4)
- 芝2200m(0-0-0-2)
取りあえずは中距離。
ラーグルフの脚質
中団あたりで脚を溜めて終いを生かす競馬。
しかし、切れ味を生かすと言うよりも、タフな展開での持続・スタミナ系の瞬発力のような印象。
上りがかかって良いタイプ。
あまり後ろからだと届かない。
ラーグルフのコース適正
ラーグルフの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 札幌(0-0-0-1)
- 函館(未)
- 福島(未)
- 新潟(2-0-0-1)
- 東京(未)
- 中山(2-1-1-5)
- 中京(未)
- 京都(未)
- 阪神(0-0-0-1)
- 小倉(未)
長距離輸送が極端に少ない。
ラーグルフの持ち時計(ベストタイム)
ラーグルフの持ち時計は次の通り;
- 芝1800m:1.47.2 2着(中山)
- 芝2000m:1.58.2 11着(阪神)
- 芝2200m:2.12.8 5着(中山)
速い時計は苦手そうなデータ。
ラーグルフの重馬場適正
ラーグルフの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(1-0-0-3)
- 重(未)
- 不良(0-0-0-1)
未勝利戦で稍重馬場での勝利はあるが、基本的に道悪はダメ。
ラーグルフの鉄砲実績(休み明け)
ラーグルフの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(2-0-1-3)
叩いてからは;
- 2戦目(0-1-0-3)
- 3戦目(0-0-0-1)
- 4戦目(未)
- 5戦目~(未)
ラーグルフのローテーション適正
- 連闘(未)
- 中1~2週(1-0-0-0)
- 中3~5週(0-0-0-4)
- 中6~8週(1-1-0-0)
ラーグルフの枠順適正
ラーグルフの馬番別着度数は;
- 1~4番(3-0-1-1)
- 5~9番(1-0-0-3)
- 10~14番(0-1-0-3)
- 15~18番(0-0-0-1)
ラーグルフの頭数別着度数
ダノンベルーガの走りに出走頭数の多い少いは影響しているか?
- 8頭以下(未)
- 9~13頭(4-0-0-4)
- 14頭以上(1-1-1-4)
多頭数の外枠は避けたい。
ラーグルフの斤量別着度数
- 54キロ(2-0-0-1)
- 55キロ(1-0-1-0)
- 56キロ(1-1-0-2)
- 57キロ(0-0-0-3)
- 58キロ(0-0-0-2)
ラーグルフの季節別着度数
- 12~2月(冬):(1-1-1-2)
- 3~5月(春):(0-0-0-3)
- 6~8月(夏):(2-0-0-2)
- 9~11月(秋):(1-0-0-1)
ラーグルフの好走体重
3着以内の体重は;
- 482~504キロ
ラーグルフの血統背景
父はモーリス(ロベルト系/安田記念連覇、マイルCS、香港マイル、チャンピオンズマイル、秋天、香港C)。
母の父はファルブラヴ(ND系)。
ファルブラヴは欧州、日本、香港で走り、G1を8勝。主戦場は芝の1800~2400m。
ラーグルフのここまでの走り
21/7/25 2歳新馬
新潟 芝1800m 良
着順:9着(1.49.2・0.8差)
騎手:丸田恭介(54キロ)
スタート出遅れて道中は後方11番手。
4角も10番手の外で直線に向き、直線は馬群の外から追い上げを計るが、前との差は一向に詰まらないまま。
レースの上りが33.7秒なので、あの位置取りからではノーチャンス。
上りの脚もメンバー4位の33.5秒で少し物足りない。
21/8/14 2歳未勝利
新潟 芝1800m 稍重
着順:1着(1.50.0・-0.2差)
騎手:丸田恭介(54キロ)
2枠2番から五分のスタートで道中は先団4番手。
4角も4番手の内で直線に向くと、直線は進路を外に取って追い上げに入り、残り200mで先頭を射程圏に捉えると、ゴール前で内の2頭をまとめて交わしてゴール。
終いの脚は33.6秒
スローの瞬発力勝負のような展開だが、この馬自身は前走と同じような脚を出しているだけ。
稍重馬場ではあったが、終いのキレという感じの馬ではなさそう。
21/10/2 芙蓉S(2歳オープン)
中山 芝2000m 良
着順:1着(2.00.9・クビ差)
騎手:丸田恭介(55キロ)
道中は中団のやや後ろ、7番手の外。
4角では5番手の外で直線。
直線は馬群の外から追い上げに入り、坂の上りでジワジワと前との差を詰めていき、ゴール前でグランドラインをクビ差捉えてゴール。
上りの脚は35.1秒。
前半はそこそこ流れたが、中盤で緩むという展開。
21/12/28 ホープフルS(G1)
中山 芝2000m 良
着順:3着(2.01.0・0.4差)
騎手:丸田恭介(55キロ)
道中は中団の前5番手あたり、ジャスティンパレスと同じような位置取りで追走する。
3~4角でのペースアップにも手応えよく反応、このときの手応えはジャスティンパレスよりも良いくらい。
そして4角は3番手の内、絶好のポジションで直線に向く。
直線でも、馬場の内目をジワジワと伸びてはくるが、なんともキレを感じさせない伸び。
ゴール前ではジャスティンパレスに交わされての3着。
やはりこの馬、キレは期待できないが、このスピードの持続力をこの先どこまで伸ばして行けるか?
22/3/6 弥生賞(G2)
中山 芝2000m 良
着順:11着(2.01.6・1.1差)
騎手:丸田恭介(56キロ)
道中は中団7番手の外を追走。
3~4角のペースアップの場面ではついて行けない感じで、4角は後方9番手の内で直線。
直線は馬場の内目から追い上げに入るが、伸びることはできずに殿負け。
鞍上はレース後、3角からブレーキを踏まされたとコメントしているが、映像からはちょっと確認できない。
22/4/17 皐月賞(G1)
中山 芝2000m(内)良
着順:8着(2.00.3・0.6差)
騎手:丸田恭介(57キロ)
道中は中団の後ろ、13番手あたりを追走。
4角も14番手の外目で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げに入り、そこそこの脚で追い上げてはくるが、0.6差の8着まで。
道中後方に控えて、直線がこの脚では物足りない。
前々で踏ん張った方がいい馬だとは思うが・・・。
22/8/7 月岡温泉特別(3歳上2勝C)
新潟 芝2000m(外)良
着順:1着(1.58.5・-0.1差)
騎手:戸崎圭太(54キロ)
9頭立ての少頭数。
道中は中位の後ろ、6番手の最内を追走。
4角も6番手の最内で直線に向くと、直線は内ラチ沿いをスルスルと伸びてきて、残り200mで前で粘るセントカメリアに並びかけると、食い下がるセントカメリアとの叩き合いを制してゴール。
前が残る展開を、しっかり差し切ったことは評価できる。
22/9/19 セントライト記念(G2)
中山 芝2200m(外)稍重
着順:5着(2.12.8・1.0差)
騎手:戸崎圭太(56キロ)
【レース前寸評】
そこそこのポジションが取れれば、上位争いには加われそう。
【結果】
道中は中団8番手の内目を追走。
4角も8番手の内目で直線に向くが、ピリッとした脚は使えなかった。
セイウンハーデスも交わせないようではダメ。
まだ力の差はある。
22/10/23 甲斐路S(3勝クラス・ハンデ)
東京 芝2000m 良
着順:1着(1.58.0・-0.3差)
騎手:戸崎圭太(55キロ)
道中は中団5番手の外目を追走。
4角も5番手で直線に向くと、直線は進路を外目に取って追い上げに入り、離して逃げていた前の2頭をゴール前で捉えての勝利。
ニホンピロスクーロの大逃げはあったが、3番手以下の馬も道中それなりに脚は使っていた。
前の2頭を除いたレースの上りは34.5秒なので、勝ったラーグルフはそこそこ良いSP持続力を発揮していたとみるべきだろう。
23/1/5 中山金杯(G3・ハンデ)
中山 芝2000m(内)良
着順:1着(2.00.2・ハナ差)
騎手:戸崎圭太(56キロ)
道中は中団のやや前目、7番手を追走。
4角は5番手の外目で直線に向き、直線は馬場の3分どころから追い上げに入り、坂下では逃げ粘るフェーングロッテンを射程圏にとらえるが、フェーングロッテンもなかなかしぶとく勝負はゴール前までもつれたが、最後はハナ-頭差先んじたラーグルフの勝利。
この流れなら、最後はスパッと切れないと評価は難しいが、この馬にはスパッと切れる脚はない。
しかしそれだけ逃げ馬に余力があったという見方もできる。
いずれにしても「連勝」したということは評価に値する。
23/2/26 中山記念(G2)
中山 芝1800m(内)良
着順:2着(1.47.2・0.1差)
騎手:菅原明良(56キロ)
道中は中団の後ろ、11番手の外目を追走。
3角手前あたりから外を回して進出を開始して、4角は8番手の大外で直線。
直線は馬群の大外から鋭い脚で追い上げてきたが、3/4馬身届かずの2着。
3角手前から動き始めて、3~4角と大外を回してこの差し脚。
この長く良い脚は一定の評価はできると思う。
23/4/2 大阪杯(G1)
阪神 芝2000m(内)良
着順:11着(1.58.2・0.8差)
騎手:戸崎圭太(58キロ)
道中は後方14番手を追走。
4角も14番手で直線に向くが、直線では見せ場なし。
あの位置から届く脚は持っていない。
この馬の負けパターンだが、初の長距離輸送で、-10キロがどうだったのか?
23/8/20 札幌記念(G2)
札幌 芝2000m 稍重
着順:8着(2.03.7・2.2差)
騎手:戸崎圭太(58キロ)
道中は中団の後ろ、後方寄り12番手あたりの外目を追走。
3角あたりで内に潜り込んで、4角は7番手の最内で直線。
直線は馬群の中ほどをついて追い上げを計るが、バテず伸びずの8着どまり。
まだ本調子にないにしても、この馬はもっと前にポジションを取った方がいのでは?
24/1/21 アメリカJCC(G2)
中山 芝2200m(内)不良
着順:8着(2.17.0・0.4差)
騎手:三浦皇成(57キロ)
道中は中団のやや後ろ、7~8番手。
4角は10番手の大外で直線に向いて、直線は馬群の大外から追い上げを計るが、0.4差の8着まで。
最後に脚は出しているので、道中、4角の位置取りが追う少し前なら、もう少しやれただろう。
⇒2024年 アメリカジョッキーCC(G2)のラップ分析&回顧
24/2/25 中山記念(G2)
中山 芝1800m(内)稍重
着順:9着(1.49.3・1.2差)
騎手:三浦皇成(57キロ)
道中は中団の後ろ、11番手の外目を追走。
4角は9番手の大外で直線に向くが、直線で伸びずバテず。
この馬向きの展開になったが、この馬、道悪はダメ。