2022年4月23日【福島牝馬S】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、クリノプレミアムの好走パターンを分析。(ダート競争は除く)
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クリノプレミアムの距離適性
クリノプレミアムはこれまでに芝1400m~芝1800mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1400m(0-1-1-1)
- 芝1600m(2-3-0-6)
- 芝1800m(2-1-0-0)
マイルが一番良いということでもないかもしれない。
上りのかかる展開なら、これくらいの距離ならどこでも走る。
クリノプレミアムの脚質
逃げ、先行脚質、ときどき差し。
そこそこの先行力はある馬なので、前目にポジションを取ってからの粘り込みに妙味がある。
差しに回った場合は、終いのキレはあまり期待できないので、上りの時計はそこそこかかった方がいい。
前からでも後ろからでも、レースの上りは最低でも35秒は欲しい。
クリノプレミアムのコース適正
クリノプレミアムの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 札幌(未)
- 函館(未)
- 福島(1-1-0-0)
- 新潟(1-0-0-0)
- 東京(0-4-1-2)
- 中山(2-0-0-3)
- 中京(0-0-0-1)
- 京都(未)
- 阪神(0-0-0-1)
- 小倉(未)
唯一の関西遠征「京都牝馬S」は、2.5差の16着。
クリノプレミアムの持ち時計(ベストタイム)
クリノプレミアムの持ち時計は次の通り;
- 芝1400m:1.20.8 3着(東京)
- 芝1600m:1.33.2 5着(中京)
- 芝1800m:1.46.8 1着(中山)
高速決着には向かないだろう。
クリノプレミアムの重馬場適正
クリノプレミアムの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(0-0-0-2)
- 重(未)
- 不良(0-1-0-0)
ダートの1勝クラス(良馬場)でも勝ち鞍があるので、パワーの要る道悪はそれなりにこなすだろう。
クリノプレミアムの鉄砲実績(休み明け)
クリノプレミアムの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
※ダート含む
- 10週以上(1-2-0-1)
叩いてからは;
- 2戦目(0-0-0-4)
- 3戦目(0-0-0-2)
- 4戦目(0-0-0-2)
- 5戦目~(3-1-1-0)
クリノプレミアムのローテーション適正
- 連闘(未)
- 中1~2週(2-2-1-2)
- 中3~5週(1-1-0-3)
- 中6~8週(1-0-0-0)
クリノプレミアムの枠順適正
クリノプレミアムの枠番別着度数は;
- 1~4番(1-1-0-3)
- 5~9番(1-4-1-3)
- 10~14番(1-0-0-0)
- 15~18番(1-0-0-1)
クリノプレミアムの斤量別着度数
- 52キロ(0-0-1-1)
- 53キロ(1-0-0-1)
- 54キロ(1-5-0-5)
- 55キロ(2-0-0-0)
クリノプレミアムの季節別着度数
- 12~2月(冬):(2-1-0-4)
- 3~5月(春):(0-1-0-1)
- 6~8月(夏):(2-0-1-0)
- 9~11月(秋):(0-3-0-2)
クリノプレミアムの好走体重
3着以内の体重は;
- 454~486キロ
クリノプレミアムの血統背景
父はオルフェーブル(サンデー系ステイゴールド/牡馬三冠、有馬記念、宝塚記念、凱旋門賞2着、ジャパンカップ2着)。
母の父はジャイアンツコーズウェイ(ND系ストームキャット)。
ジャイアンツコーズウェイは欧州で走り、G1を6勝。主戦場は芝1600m~2000m。
クリノプレミアムの近走
21/12/18 ターコイズS(G3・ハンデ)
中山 芝1600m 稍重
着順:12着(1.33.9・1.1差)
騎手:菅原明良(53キロ)
大外16番枠から果敢に先団に取りついて行った。
外枠からなので、道中は外々を回る距離ロス。
おまけに道中のペースはそこそこ流れた。
4角3番手の外で直線に向くが、直線半ばでも前をカットされる不利。
これだけ悪条件が重なれば1.1差の12着も仕方のないところ。
22/1/5 京都金杯(G3・ハンデ)
中京 芝1600m 良
着順:5着(1.33.2・0.3差)
騎手:江田照男(52キロ)
道中は中団7番手を追走。
4角も7番手で直線に向き、直線は馬群の中ほどから追い上げに入り、それなりの脚で伸びてはくるが、突き抜けるほどではない。
52キロの軽ハンデなりに伸びてきたような感じ。
もう少し前目のポジションならまた違ったかも。
22/2/19 京都牝馬S(G3)
阪神 芝1400m(内)良
着順:16着(1.22.2・2.5差)
騎手:江田照男(54キロ)
道中は後方14番手の内。
4角も14番手の内で直線に向くが、直線ではまったくいいところなし。
鞍上は4角でトモにアクシデントが発生したようなコメントを残している。
22/3/12 中山牝馬S(G3・ハンデ)
中山 芝1800m 良
着順:1着(1.46.8・-0.1差)
騎手:松岡正海(53キロ)
大外16番から道中は中団のやや後ろ、10番手の外目を追走。
4角は9番手の大外を回して直線。
直線は馬群の大外から脚を伸ばし、終い34.3秒の脚で差し切り勝ち。
軽ハンデの直線の位置取りがもたらした勝利。
22/4/23 福島牝馬S(G3)
福島 芝1800m 良
着順:2着(1.47.0・クビ差)
騎手:松岡正海(54キロ)
道中は中団の前、5番手の内。
3~4角では外を回して順位を押し上げ、4角では3番手の外で直線。
直線入口では早々に先頭に立ち、そのまま押し切りを計るが、ゴール前、アナザーリリックの強襲にクビ差交わされての2着。
タフな流れを前々で立ち回り、最後は勝ちに行ってのクビ差負け。
強い競馬はしている。
前走がフロックでないことを完全に証明した格好。
道中は内から外への鞍上のコース取りの妙も光った。
次走、ヴィクトリアマイル(G1)に向けて
次走は5月15日(日)、東京競馬場 芝1600mで行われる「ヴィクトリアマイル(G1)」。
近走では力をつけてきているようだが、ここはレースの質が合わない。
⇒その他、ヴィクトリアマイル(G1)の出走馬を分析