2020年4月12日【紫苑S】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、ホウオウピースフルの好走パターンを分析。
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ホウオウピースフルの距離適性
ホウオウピースフルはこれまでに芝1600m~芝2400mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1600m(0-0-0-1)
- 芝1800m(1-0-0-0)
- 芝2000m(1-1-0-1)
- 芝2400m(0-0-0-1)
2000m前後、2400mくらいまでは伸びるだろうが、気性との兼ね合いもあり、走らないときは走らない。
ホウオウピースフルの脚質
前目のポジションに取り付いて、最後の直線でもスピードを持続させて押し切るSP持続型の競馬で強さを発揮。
ただ、オルフェーブル産駒特有の気性の難しさから、テンションが上がって道中力んでしまうと最後に伸びを欠く。
なので現状では、道中のペースは緩いよりも締まった方が理想的。
ホウオウピースフルのコース適正
ホウオウピースフルの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 札幌(1-0-0-0)
- 東京(1-1-0-2)
- 中山(0-0-0-1)
ホウオウピースフルの持ち時計(ベストタイム)
ホウオウピースフルの持ち時計は次の通り;
- 芝1600m:1.34.6 6着(東京)
- 芝1800m:1.54.1 1着(札幌)
- 芝2000m:1.58.7 2着(東京)
- 芝2400m:2.25.0 8着(東京)
ホウオウピースフルの重馬場適正
ホウオウピースフルの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(0-0-0-1)
- 重(未)
- 不良(未)
まだ何とも言えない。
ホウオウピースフルの鉄砲実績(休み明け)
ホウオウピースフルの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(1-1-0-2)
叩いてからは;
- 2戦目(0-0-0-1)
- 3戦目(未)
- 4戦目(未)
- 5戦目~(未)
ホウオウピースフルの枠順適正
ホウオウピースフルの枠番別着度数は;
- 1~4番(0-0-0-1)
- 5~9番(1-1-0-1)
- 10~14番(0-0-0-2)
- 15~18番(未)
内枠が良い。
ホウオウピースフルの季節別着度数
- 12~2月(冬):(0-0-0-1)
- 3~5月(春):(0-1-0-1)
- 6~8月(夏):(1-0-0-0)
- 9~11月(秋):(1-0-0-1)
ホウオウピースフルの斤量別着度数
- 54キロ(2-1-0-2)
- 55キロ(0-0-0-1)
ホウオウピースフルの連対体重
- 464~478キロ
ホウオウピースフルの血統背景
父は2011年の3冠馬オルフェーブル(サンデー系ステイゴールド)。
母の父は2004年の「NHKマイルC」「日本ダービー」を勝ったキングカメハメハ(ミスプロ系キングマンボ)。
半兄に2018年の「有馬記念」の覇者、ブラストワンピース(父はハービンジャー)。
ホウオウピースフルの近走
19/8/18 2歳新馬
札幌 芝1800m 良 11頭
着順:1着(1.54.1・-0.2差)
騎手:川田将雅(54キロ)
ペースは前半1000mが66.1秒の超超スロー。
ホウオウピースフルは道中3番手から4角は2番手。
直線早々にしっかり逃げ馬をとらえてあとは突き放すだけ。
快勝だが時計は遅く、あまりレベルの高いレースとは言えない。
19/11/3 百日草特別(2歳・1勝)
東京 芝2000m 良 5頭
着順:1着(2.01.9・-0.3差)
騎手:田辺裕信(54キロ)
ペースは中盤で13秒台のラップが2回続く中だるみのスローペース。
ホウオウピースフルは道中2~3番手、4角2番手で直線に向くと、残り200mあたりで楽な手応えで先頭に立ち、あとは後続を突き放した。
ここもクラスなりの勝ちだが、上り33.6秒の末脚は光った。
20/2/15 クイーンカップ(3歳・G3)
東京 芝1600m 良 14頭
着順:6着(1.34.6・0.6差)
騎手:田辺裕信(54キロ)
道中は先手が取れずに中団。
直線は馬場の外目から追い出してくるが、思うように差は詰まらず6着。
これまでのペースとはまったく違う速いペースに対応できなかった感じ。
慣れれば走ってくるのか?
スローペース専門か?
まだ分からない。
20/4/26 フローラS(G2)
東京 芝2000m 良 17頭
着順:2着(1.58.7・クビ差)
騎手:レーン(54キロ)
道中は先団4~5番手。
逃げたシャンドフルールがかなり速いラップを刻む展開で、ホウオウピースフルは4角5番手で直線に向く。
直線に入ると、馬群に包まれるかたちでなかなか追い出すことができない。
前が開いたのは残り300mくらいからか。
そこからは鋭い脚で伸びてくるが、先に抜け出していたウインマリリンにはクビ差届かず。
スムーズなら・・・という競馬だが、速いペースにもしっかりと対応できたのは収穫。
20/5/24 優駿牝馬(G1)
東京 芝2400m 良
着順:8着(2.25.0・0.6差)
騎手:内田博幸(55キロ)
道中は中団の前、4角は7番手で直線に向き、坂では一瞬良い伸びを見せかけるが、残り200mで失速。
レースのペースはさほど速くはなく、高めのテンションで折り合いに苦労したのかもしれない。
敗因は距離と言うより気性。
20/9/12 紫苑S(G3)
中山 芝2000m 稍重
着順:13着(2.03.1・1.0差)
騎手:池添謙一(54キロ)
序盤は中団の後ろあたりから、道中ジワジワと順位を上げて行き、3~4角は外目を回って、4角では大外を回して先団に取り付いてくる。
しかし直線に向いて、これからという時に脚色が鈍り馬群に呑み込まれた。
馬場は稍重だが、そこそこ時計のかかる馬場状態。
この馬自身、長く脚を使ったこともあり、最後の坂で一杯になった可能性もある。
また、休み明けでプラス12キロの体重の影響もあったかも。
ホウオウピースフルの次走
次走は10月18日、京都 芝2000m(内)で行われる、牝馬三冠の最後の一冠「秋華賞(G1)」。
ここ2戦は良いところがないが、潜在能力は高い馬だと思う。
そこそこ締まったペースになれば、上位食い込みも十分あり得る。