2023年2月26日【阪急杯】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、ホウオウアマゾンの好走パターンを分析。(ダート競争は除く)
Contents
- 1 ホウオウアマゾンの距離適性
- 2 ホウオウアマゾンの脚質
- 3 ホウオウアマゾンのコース適正
- 4 ホウオウアマゾンの持ち時計(ベストタイム)
- 5 ホウオウアマゾンの重馬場適正
- 6 ホウオウアマゾンの鉄砲実績(休み明け)
- 7 ホウオウアマゾンのローテーション適正
- 8 ホウオウアマゾンの枠順適正
- 9 ホウオウアマゾンの季節別着度数
- 10 ホウオウアマゾンの斤量別着度数
- 11 ホウオウアマゾンの好走体重
- 12 ホウオウアマゾンの血統背景
- 13 ホウオウアマゾンのここまでの走り
- 13.1 20/6/14 2歳新馬
- 13.2 20/7/4 2歳未勝利
- 13.3 20/9/19 野路菊S(2歳・OP)
- 13.4 20/11/14 デイリー杯2歳S(G2)
- 13.5 20/12/20 朝日杯FS(G1)
- 13.6 21/4/17 アーリントンC(G3)
- 13.7 21/5/9 NHKマイルC(G1)
- 13.8 21/10/30 スワンS(G2)
- 13.9 21/11/21 マイルCS(G1)
- 13.10 21/12/25 阪神C(G2)
- 13.11 22/2/6 東京新聞杯(G3)
- 13.12 22/4/24 マイラーズC(G2)
- 13.13 22/6/5 安田記念(G1)
- 13.14 22/10/29 スワンS(G2)
- 13.15 22/11/20 マイルCS(G1)
- 13.16 23/2/26 阪急杯(G3)
ホウオウアマゾンの距離適性
ホウオウアマゾンはこれまでに芝1400~1600mの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1400m(0-1-2-1)
- 芝1600m(3-3-0-6)
マイルの距離では安定感あり。
ホウオウアマゾンの脚質
前々から押し切って行く競馬。
先行力があり、容易に先手が取れるのが強みのSP持続型。
切れ味は期待できないので、ペースが緩んで末脚勝負になると厳しい。
基本的に道中のペースは流れた方がよく、上りがかかって良いタイプだろう。
ホウオウアマゾンのコース適正
ホウオウアマゾンの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 札幌(未)
- 函館(未)
- 福島(未)
- 新潟(未)
- 東京(0-0-0-3)
- 中山(未)
- 中京(1-0-0-0)
- 京都(未)
- 阪神(2-4-2-4)
- 小倉(未)
阪神巧者といっても、使っているコースがほぼ阪神コース。
しかし得意なことは間違いないだろう。
関東への長距離輸送は2度使っているが、どちらも大きく負けている。
阪神コースへの偏った使い方はこのあたりが原因かもしれない。
長距離輸送には要注意。
ホウオウアマゾンの持ち時計(ベストタイム)
ホウオウアマゾンの持ち時計は次の通り;
- 芝1400m:1.19.9 3着(阪神)
- 芝1600m:1.32.4 2着(阪神)
基本的に速い時計の決着は厳しい。
ホウオウアマゾンの重馬場適正
ホウオウアマゾンの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(0-2-0-0)
- 重(2-0-0-0)
- 不良(未)
道悪は問題にしない。
ホウオウアマゾンの鉄砲実績(休み明け)
ホウオウアマゾンの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(2-1-1-1)
叩いてからは;
- 2戦目(0-1-1-4)
- 3戦目(0-1-0-1)
- 4戦目(0-0-0-1)
- 5戦目~(未)
ホウオウアマゾンのローテーション適正
- 連闘(未)
- 中1~2週(1-0-0-3)
- 中3~5週(0-1-1-3)
- 中6~8週(0-1-0-0)
ホウオウアマゾンの枠順適正
ホウオウアマゾンの枠番別着度数は;
- 1~4番(2-3-0-2)
- 5~9番(1-1-1-1)
- 10~14番(0-0-0-4)
- 15~18番(0-0-1-0)
先行脚質だけに、枠順は内目が欲しいところだろう。
ホウオウアマゾンの季節別着度数
- 12~2月(冬):(0-1-1-2)
- 3~5月(春):(1-1-0-1)
- 6~8月(夏):(1-1-0-1)
- 9~11月(秋):(1-1-1-3)
ホウオウアマゾンの斤量別着度数
- 54キロ(2-1-1-0)
- 55キロ(0-1-0-1)
- 56キロ(1-2-0-2)
- 57キロ(0-0-1-3)
- 58キロ(0-0-0-1)
ホウオウアマゾンの好走体重
3着以内の体重は;
- 486~514キロ
ホウオウアマゾンの血統背景
父はキングカメハメハ(ミスプロ系キングマンボ/NHKマイルC、日本ダービー)。
母は2010年の「京都牝馬S(G3・芝1600m)」を勝ったヒカルアマランサス。
母の父は2001年、無敗で「皐月賞」を制したアグネスタキオン(サンデー系)。
ホウオウアマゾンのここまでの走り
20/6/14 2歳新馬
阪神 芝1600m(外)稍重
着順:2着(1.37.8・0.7差)
騎手:川須栄彦(54キロ)
道中は3番手。
4角も3番手で直線に向き、先に抜け出していたフラーズダルムを追うが、その差は詰まらず。
2着でも4馬身差は開けられすぎ。
20/7/4 2歳未勝利
阪神 芝1600m(外)重
着順:1着(1.36.1・-0.2差)
騎手:川田将雅(54キロ)
スタート良く道中は2番手。
4角も2番手で直線に向き、残り300mで先頭に立つと、そのまま押し切ってゴール。
重馬場ながら、走破時計も上り時計も前走を上回った。
【期待される能力】
- 道悪適正
20/9/19 野路菊S(2歳・OP)
中京 芝1600m 良
着順:1着(1.35.4・-0.3差)
騎手:松山弘平(54キロ)
小頭数の1枠1番からハナへ。
道中はスローのマイペース。
4角も先頭で直線に向くと、残り200mで後続との差は2馬身ほど。
そして最後までその差を保ったままゴール。
自身の上がりは34.1秒。
中京の急坂でまずまずの末脚を披露した。
20/11/14 デイリー杯2歳S(G2)
阪神 芝1600m(外)良
着順:2着(1.32.4・アタマ差)
騎手:松山弘平(55キロ)
1枠1番からハナを切るかに見えたが、外からスーパーウーパーが主張してきたために控えて2番手。
道中はスーパーウーパーがハイラップを刻んで締まった流れ。
4角2番手で直線に向くと、直線入口では早々に先頭に立つが、内から追い上げて来たレッドベルオーブ交わされかける。
しかし簡単には抜かせないホウオウアマゾンは残り200mから併せ馬の状態で応戦。
激しい叩き合いの末、ゴール前はアタマ差出られて2着。
最後はアタマ差交わされたとは言え、レコード結着のアタマ差。
道中のハイラップを2番手で追走していたことを考えると負けて強しの内容。
【期待される能力】
- SP持続力
20/12/20 朝日杯FS(G1)
阪神 芝1600m(外)良
着順:9着(1.33.0・0.7差)
騎手:松山弘平(55キロ)
道中は中団の前、6番手。
いつもよりポジションを下げていたが、初めて経験する外枠の影響か?
4角も6番手で直線に向くが、直線は伸びずバテずで9着。
この馬も前走はレコードタイムに着差なしの2着。
反動が出た可能性はある。
⇒2020年 朝日杯フューチュリティS (G1)のラップ分析&回顧
21/4/17 アーリントンC(G3)
阪神 芝1600m(外)重
着順:1着(1.34.2・-0.2差)
騎手:川田将雅(56キロ)
道中2番手から、4角は2番手から、抜群の手応えで直線。
直線では残り300mあたりで先頭に立つと、坂の上りでグンと伸び、後続を突き放してゴール。
休養を挟んでしっかりと立て直して来た。
ここでは力が違った感じ。
21/5/9 NHKマイルC(G1)
東京 芝1600m 良
着順:9着(1.32.6・1.0差)
騎手:武豊(57キロ)
7枠13番から道中は2番手追走。
4角も2番手の内で直線に向き、直線は坂の途中までは良い感じで伸びてきていたが、坂を上りきって止まってしまった。
前走は重馬場の「アーリントンC」から中2週。馬体重を調教後から14キロ減らしていた。
ローテの影響はあったと思う。
21/10/30 スワンS(G2)
阪神 芝1400m(内)良
着順:3着(1.20.9・0.2差)
騎手:坂井瑠星(54キロ)
3枠6番からハナを切り、道中は若干緩めのラップを刻んで直線へ。
直線も坂下までは粘っていたが、坂の途中で勝ち馬に交わされると、ゴール前ではサウンドキアラにも交わされて3着。
初めての距離で、しかも休み明けの+22キロ。
まあ良く走った方だとは思うが、この距離に適性があるか否かはまだ分からない。
21/11/21 マイルCS(G1)
阪神 芝1600m(外)良
着順:5着(1.33.0・0.4差)
騎手:坂井瑠星(56キロ)
1枠1番の絶好枠からハナを切る。
道中は緩めのマイペース。
4角は後続に1馬身ほどの差をつけて直線。
直線は坂下までは粘っていたが、坂の上りで人気どころの末脚に切れ負け。
しかしゴール前はサリオスを差し返す勝負根性を見せた。
この程度の逃げでは人気どころの末脚は封じ込めない。
21/12/25 阪神C(G2)
阪神 芝1400m(内)良
着順:2着(1.20.6・0.3差)
騎手:坂井瑠星(56キロ)
道中は中団の前あたり、6番手の内。
4角は5番手の内で直線に向き、直線は馬場の内目を伸びて来る。
坂の上りで逃げ粘るファストフォースを捉えにかかるが、ゴール前、大外から突っ込んできたグレナディアガーズに一気に交わされて2着。
この日のレース後半は、内が伸びにくく外差しが効きやすい馬場になっていた。
2着でも大健闘と言っていいだろう。
22/2/6 東京新聞杯(G3)
東京 芝1600m 良
着順:12着(1.33.8・1.5差)
騎手:坂井瑠星(57キロ)
道中は中団の前、5番手の外を追走。
4角も5番手の外で直線に向くが、直線では坂の途中で失速。
当日は-2キロでレースを迎えたが、やはりこの馬、長距離輸送は鬼門。
22/4/24 マイラーズC(G2)
阪神 芝1600m(外)稍重
着順:2着(1.33.4・0.1差)
騎手:坂井瑠星(56キロ)
道中2番手追走から、4角も2番手で直線に向き、直線は進路を馬場の外目に取って逃げ粘るベステンダンクを懸命に追い、ゴール前で差し切ったかに思えたところで、外からソウルラッシュに交わされた。
しかし、最後までファルコニアには抜かせない勝負根性はさすが。
総じて、前々のポジションで強い競馬は見せた。
良馬場なら、という競馬。
⇒2022年 読売マイラーズカップ(G2)のラップ分析&回顧
22/6/5 安田記念(G1)
東京 芝1600m 良
着順:12着(1.32.8・0.5差)
騎手:坂井瑠星(58キロ)
【レース前寸評】
長距離輸送が課題の馬だが、今回は土曜輸送ではなく、1日早めた金曜輸送にするらしい。
あとは速い時計にどれだけ対応してこられるか?
【結果】
3枠5番からハナへ。
4角も先頭で直線に向くと、直線は馬場の内ラチ沿いから粘り込みを計るが、坂を上りきったあたりで後続に呑み込まれた。
緩いラップを刻んでうまく逃げたが、粘り切れなかった。
最後の直線、各馬馬場の内目は避けたが、この馬は内ラチ沿いを選択。
そこら辺の不利もあったか?
22/10/29 スワンS(G2)
阪神 芝1400m(内)良
着順:10着(1.20.7 ・0.9差)
騎手:C・デムーロ(56キロ)
【レース前寸評】
得意の阪神コース。
しっかり前目にポジションが取れれば、大崩れはなさそう。
【結果】
道中は先団3番手の最内から、4角は4番手の最内で直線に向くが、坂の上りで伸びを欠いた。
休み明けの+8キロも少し重めが残っていたか?
22/11/20 マイルCS(G1)
阪神 芝1600m(外)良
着順:15着(1.33.7・1.2差)
騎手:坂井瑠星(57キロ)
【レース前寸評】
得意の阪神外回り。
スローではなく、そこそこのペースで逃げ、または前にいれば、面白いとは思う。
【結果】
道中は3番手追走。
4角も3番手で直線に向くが、残り200mのハロン棒のあたりで左右から挟まれる不利。
そこからズルズルと後退して行った。
展開が瞬発戦なので、この不利がなくても勝ち負けには加われなかっただろうが、ここまで大負けすることもなかっただろう。
(※ このあと根岸S(G3・ダート1400m)に出走して1.6差の12着)
23/2/26 阪急杯(G3)
阪神 芝1400m(内)良
着順:3着(1.19.9・0.4差)
騎手:国分優作(57キロ)
大外15番から道中は先団3番手の外目を追走。
4角も3番手の外目で直線に向き、直線は先に抜け出した2頭を懸命に追うが、その差は詰まらず。
この2馬身半差は力の差。
上りがもう少しかからないと勝ち負けは難しい。